第24回 雪の日。それでも競輪。

 今週は全国的な寒波で、日本国は多大な影響を受けている。と書けば、オーバーだけれど、競輪もその影響を受けている。


 1月26日(木)から明日(29日)まで、愛知県の豊橋競輪場で開設記念競輪GⅢ・『開場73周年記念ちぎり賞争奪戦』が行われている。


 昨日(27日)、仕事から帰宅後、豊橋のレースダイジェストを確認した。すると、オープニング戦(1R)の時点から、豊橋競輪場では雪の舞う中でのレースになっていた。

 現地で観ていたわけではないので、あくまでダイジェスト映像からの判断だが、27日の1レースから、8レースまで、雪が舞う中でのレースだった。


 昨日は日本中の人々が寒い思いをしただろう。そんな中、競輪選手たちは走っていた。しかも、寒さだけでなく、雪で濡れたバンクや、雪で視界が悪い中でのレース。普段よりも危険な状況下でレースするのだ。他の選手だけでなく、自然現象も競輪選手の敵だったのだ。


 そんな中、思い出すのは6年くらい前の名古屋競輪場でのレース。昨日の豊橋競輪場のように、雪の中でのレースだった。当時、私は名古屋競輪場までレースを観に行ったのだが、が目を惹いた。

 名古屋競輪場の競走路バンクを取り囲むように配管が設置され、そこからお湯が流れていた。これは雪や寒さで投票時間中に競争路バンクが凍結するのを防止するため。レースが始まるタイミングでお湯は止まり、再び投票時間になるとお湯がひっきりなしに流れていた。


 当時は、『こんな設備があるのか』と思ったが、今でも名古屋競輪場にあるのだろうか?名古屋競輪場は何度か現地まで行ったことがあるが、お湯が流れているのを見たのは、後にも先にもそのときだけ。

 確か当時、他のお客さんから同じような設備が、岐阜県の大垣競輪場と、岐阜競輪場にもあると聞いたことがあるのだが、実物を私は見ていないので、定かでない。


 因みに、福井、富山、弥彦、青森、函館の5カ所の競輪場は、この時期、全くレースが行われていない。理由は簡単。雪が降り積もるので、さすがにレースができるコンディションにないのだ。これら5カ所の競輪場は、4月頃・雪解けの時期まで本場開催ができない。


 今、この寒さが辛いのは、誰しもが同じ。でも、お客さんは財布が寒いのが

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