第17回 新山響平、おめでとう!

 今回もタイトル、そのままです。今年、最後のGI競輪祭。優勝は④新山響平選手でした。


 レースは私の読み通り、⑧①の関東コンビの後ろに⑤荒井選手が来て、打鐘ジャンを迎えます。そのタイミングで、北日本4人と、⑧①⑤の3人が並走状態。そして、②⑥の神奈川コンビが、その後ろにいる展開になりました。

 そう。並走でになったのです。しかし、その状況でも④新山選手は迷いなく先頭に躍り出てゴールへ一直線。


 ④新山選手が一人飛び出した段階で、②⑥の神奈川コンビが、すぐに捲ってきました。しかし、北日本ライン3番手の⑨守澤選手が、②郡司選手をブロック。これが効いて②郡司選手と、⑥小原選手の捲りは届きませんでした。結果は④-②-⑥。

 ④新山響平選手のGI初優勝にして、競輪GPへの最後の切符権利を勝ち取った瞬間でした。


 競輪祭・決勝戦。今年最後のGI決勝戦にふさわしい熱いレースでした。並走状態になり、その段階で、躊躇なく前へと走った新山選手の判断が素晴らしかったです。

 もし、あそこで他の選手に包まれていたなら、優勝はできなかったでしょう。

 ④新山選手は、昨年の競輪祭の決勝まで勝ち上がり、準優勝という結果でした。ちなみに、その際に優勝したのが彼の同期・吉田拓矢選手でした。


 先行選手として、これまで頑張ってきた新山響平選手。それが報われた瞬間でした。

 そうなると、今年の競輪GPには北日本地区の選手が4名出場になります。新田祐大選手(GI優勝者)、佐藤慎太郎選手(獲得賞金上位者)、守澤太志選手(獲得賞金上位者)。そして、今夜の優勝者・新山響平選手。


 こうなると、今年の競輪GPは出場者4名いる北日本地区のアドバンテージが否応なしに大きくなります。これに今年GIを2回ずつ優勝の脇本、古性、両選手の近畿コンビはどう対応するのか?今から楽しみですね。


 でも、興奮さめやらぬ状態でTVのチャンネルを変えたら、森保ジャパンが・・・。

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