第15回 ああああああああああっ!!小倉の悲劇!!

 というわけで、落ち着きましょう(;´Д`)前回(第14回)の『競輪場と選手の相性』で取り上げた脇本雄太選手が、今夜行われたGI競輪祭(開催地:小倉競輪場)の2次予選(11レース)で敗退しました。


 世間ではワールドカップで日本がドイツに勝利。『ドーハの歓喜』ないし、『ドーハの奇跡』と呼ばれているようですが、私達、競輪ガチ勢にとっては今日・11月25日は、『小倉の悲劇』です。


 前回の『競輪場と選手の相性』で、脇本選手と小倉競輪場の相性の悪さ。そして、今大会の脇本選手の調子の悪さを指摘したのですが、それが『小倉の悲劇』として具現化してしまいました。


 ちなみに、今日のレースでは昨年のGP覇者・古性優作選手も2次予選敗退です。

 脇本選手も、古性選手も今年はGIを2回ずつ優勝しているので、年末の平塚GPは確定しているのですが・・・。でも、今年の競輪界の顔と言うべき二人が、2次予選で消えてしまったのは、寂しい事実。


 しかし、『悲劇』は、これで終わりではなかったのです。


 今日のGI競輪祭・最終12レース。このレースは、『S級ダイヤモンド・レース』と呼ばれる優秀競走です。1次予選で成績上位の9名の選手が走るレース。早い話、このレースで1着でも、9ビリでも、明日の準決勝戦への切符権利は全員持っています。


 このダイヤモンド・レースでも悲劇が起きました。落車のアクシデントがあったのです。これにより、このレースを走った⑤吉田拓矢選手が落車。そして、その原因となった⑧森田優弥選手が失格になりました。


 吉田選手は落車したものの、欠場をせず、明日の準決勝を走ります。そして、準決勝への切符権利を持っていた⑧森田選手の失格により、今日の2次予選(9レース)敗退になっていた成田和也選手(福島県)が繰り上がり。明日の準決勝へ駒を進めることになりました。


 選手にとっても、お客様にとっても、今夜は『小倉の悲劇』でした。一方で、成田和也選手のように、『事実は小説よりも奇なり』という運命の巡り合わせで、勝ち上がった選手もいます。


 競輪においては、『運も実力のうち』と言う人もいますが、それでも凄いめぐり合わせ。明日の準決勝戦はどうなる?

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