第3回 オイラも『ドカント』当てたいよ

 これは今日のお話。これを読んでいただいている方の中に、競輪の『Dokanto!』という重勝式車券があるのをご存じだろうか?

 指定された開催の後半7レース分の1着選手をすべて当てる『Dokanto!7』。

 同じく、指定された開催の後半4レースで、1着と2着の選手を当てる『Dokanto!4two』。

 今日、この『Dokanto!4two』で高額当選が出た。的中数は、『1票』。そして、払戻金は『76,678,040円』だ。一口200円で買える(ただし、ネット投票のみで)のだが、200円が凡そ7600万円に化けたのだ。何とも、当たった人は羨ましい。


 この『Dokanto!4two』は、指定された開催の後半4レースで1着と2着の選手を当てるのだが、1着と2着の選手を当てる必要が無い。

 例えば、購入した買い目が、最終の12レースで『①④』という組み合わせだとする。実際にレースが行われて、結果が1着④番、2着①番だとしても、これは『当たり』扱いだ。つまり、1着と2着になる選手が誰なのかを当てるのが目的で、ピッタリ1着と2着になる選手を当てる必要はない。


 しかも、今日の場合は最終レース前の時点でリーチ目が2票存在していた。『②③』の組み合わせが1票。そして、もう一つが『②⑤』の組み合わせだ。そして、最終レースの結果は、どうであろう?ドンピシャで1着が②番。2着が⑤番。

 ちなみに、この2車単『②-⑤』の組み合わせは1番人気だった。


 最近は、この『Dokanto!』にはチャレンジしていない私。

 理由は簡単。今はこの『Dokanto!』で高額配当が期待できないからだ。以前は、記念競輪や特別競輪など『Dokanto!』の対象に指定される開催が今ほど多くなかった。

 しかし、今は通常開催(つまり、S級シリーズ)のときも、この対象になるようになった。しかも、今のS級シリーズというのは、七人の選手で行われている。記念競輪や特別競輪では、九人で戦うレースが対象なのだが、S級シリーズでは七人戦うレースが対象になる。つまり、以前よりも当たりやすい条件下で『Dokanto!』が販売されているのだ。正直、そんなのは


 私は『Dokanto!』を文字通り当てたいのだ。だが、7車立のレースまで対象にしたせいで高額配当が出なくなった。7600万円は高額配当ではないのか?と、思われる方もいるだろう。

 だが、以前は9車立のレースのみが対象で、当たりづらい側面があった。なので、この7600万円を超える1億、2億円クラスの高額配当があったのだ。だからこそ、『夢』があった。宝くじのような買う楽しさがあった。


 だが、今はどうだろう?当たり易くなったせいで、億越えの高額配当を殆ど見かけなくなった。私は町内の納涼大会の花火が見たいのではない。文字通り、『ドカンと』大きな花火が見たい。大曲おおまがり長岡ながおか長良川ながらがわのようなデカい花火大会が見たいのだ。


 主催者には、当て易い『Dokanto!』ではなく、当てづらい『Dokanto!』に戻して欲しい。

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