そうして僕はデザインされた。

今更適当な主な登場人物紹介。

◇ 柏木裕介（かしわぎ　ゆうすけ）　15歳。158㎝（30歳時　173㎝）

　 それなりの幸せを掴んでいたのに15歳にタイムリープした可哀想な主人公。

　15歳当時、長めの前髪を6：4に分けていて、常に左目が隠れていたが本人的には見えている。その長い前髪と隠れた目とイケメンの幼馴染のせいで劣と呼ばれる。眠たそうな目は奥二重。本気を出したり、夜更かししたら二重になり、顔が濃くなる。本人は知らない。だがタイムリープ以降、薄目と疲れた表情が多くなり、お隣に住む幼馴染を曇らせている。虚弱体質と本人は思っているが、そこまでではない。

◇ 円谷華（つぶらや　はな）　15歳。168㎝

　まるで清楚可憐を体現したかのような、学区一の美少女。裕介の幼馴染。

　裕介に対して即落ちハートブレイクとストマックブローを無自覚に放つ、生ける死神。

　黒髪ロングのストレート。ぱっつん気味の前髪に大きな目。長いまつ毛と少し茶色の瞳。鼻はキリッとしていて、唇は薄く儚げ。可憐に見えてその実、誰とでも仲良くなれるコミュ力の高さに、抜群のスタイルを誇る。

　開花すると、運動神経は神クラスに。

◇ 三好翔太（みよし　しょうた）　15歳。172㎝

　学校一のモテる男子。甘いマスクのサッカー部元キャプテン。勉強スポーツに長け、裕介の親友で、裕介の幼馴染。

　成績もよく、面倒見もよく、後輩に同級生にと男女問わず慕われている聞き上手。

　だがしかし、彼の名前には恐るべき秘密が隠されていたのだった…！

◇ 森田薫（もりた　かおる）　15歳。166㎝

　黒髪天パのショートボブで、太縁黒メガネで可愛い顔を隠す女の子。

　人の死角の裏に潜むことに長けており、あまりクラスメイトに近づかない。常に猫背にしながらチチバンドで押さえつけ、抜群のスタイルを隠している。

　裕介らの通う中学校の生徒先生親などのほぼ全ての人の趣味趣向や交友関係、果ては性癖などを何故か把握しており、怒らせた際には、無慈悲な鎌が振り下ろされる。たまにアンタッチャブルと呼ばれ恐れられたりすることもある。

　恋愛本気モード時は眼鏡を外し、姿勢をしゃんとする。黒髪天パのショートボブを後ろに流しておでこと耳を出し、少し垂れ目がちのクリっとした大きな目と、スッとした鼻と、ぷっくりとした唇を惜しげもなく晒し魅惑の美少女に変身する。他に特技、ラッキースケベがあるが、計算に計算を重ねた神技で彼女の研鑽の賜物。

◇越後屋（えちごや）のの　14歳　148㎝

　ちょっと癖の強い華の信者。華たんしか勝たんファンクラブ代表。可愛らしい容姿のツインテのちびっ子のメスガキ。だいたいの悪事はこいつ。それもこれも姫のためなら許される。裕介に敵意はあるが、絵を描かすためにこれでも弁えている。そして全て華の言葉が優先される。