第4話 ここ、煉獄⁈
『イテテ、頭打ったかも』
そう言った雄太郎は周りを見回すと生暖かい感じがして下を見ると、瑛士と周一の上にいた。
雄太郎はごめんといい、自分のお尻をどけた。
瑛士は周りを見回し言った。
『ここ、どこだ。学校じゃないのは確かだけど見たことないくらい暗いし、なんか暑くね』
周一はまるで王様が座るような豪華な椅子に座り、机の上や机の下の棚など色々なところを開けて見た。
机の引き出しの中にある書物が置いてあるのを見た。
そこには達筆な文字で『煉獄日記』と書かれていた。
誰の日記かわからずnameの字を見ると城山モジャと書かれていた。
他の2人にそれを見せると、開けてみようぜと好奇心が勝り日記を開いた。
すると最近書かれた7月30日のことが書かれていた。
『わしも満月の日に煉獄ではないところで王ではない身分で暮らしてみたいな』
瑛士は言った。
『なんだよこれ。ここに座ってた人って王様だったんだ。でも、今いないってどうしてなんだ。その...城山モジャさんってどこに行ったんだろな』
周一はニヤリと笑い言った。
『もしかして、俺らがいる現代にいるかもよ。ほら、俺らのクラスに転校生いたじゃん。確か城山茂邪(しろやまもじゃ)。あいつになったのかもよ』
雄太郎と瑛士は2人で顔を見合わせ言った。
『『まさか⁈』』
そのまさかです。
王様、城山モジャは現代で高校生やってます。
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