第二章 芽生える友情
第9話 互いの思い①
数日後のある休日…
私はいとこの家に来ていた。私にはいとこが二人いて、一人は文(あや)という五年生のいとこで、もう一人は雀菜(わかな)という同い年のいとこだ。
今日は文の家に来ている。
文に早速自転車をぶつけられた話をすると、文は、
「それは…翠雀お姉ちゃんも謝ったほうが良いと思うよ。そのぶつけてきた子が悪いかもしれないけど…その子は謝ってくれたんでしょ?きついこと言っちゃったんだったらそのことに関しては謝っとかないと。その子も気にしてるんじゃないかな。」
多分あの子も悪気があって自転車をぶつけてきたのではないとわかっていたし、あの時自分が言い過ぎたことも気づいていた。それなのになかなか彼女に謝れずにいた。
そして私は心に決めた。
「よし、次に会ったらしっかり謝ろう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます