ベリーハード企画より参りました。
一番最初にコメントをいただいたのにも関わらず、遅れて申し訳ありません。
さて良いところですが、やはり圧倒的な文章力が筆頭に上がってくるでしょう。
言うまでもなく、というからんた先生自身もそこは自負してらっしゃるかなとは思います。
濃厚な世界観も良いですね。
では気になる点。
①文章量だけで見るとそこまで遅くはないものの、感じる展開の遅さ。
が一つ目です。
文章量自体が濃厚故に無駄はないものの、展開が遅く感じました。ここまでに五節かけてからの、(おそらく今後出るのでしょうが)主人公の変身シーンに感慨を感じづらいです。
ある程度の背景を入れてからでも悪くないかなと思いますが、これは僕の物語の展開上好きなパターンなので万人受け、ではないかもです。
敵側で闇落ちした理由等が後からあるのは良いと思いますが、主人公が力を得る動機はある程度の入れても良いのかなと思いました。
②一話の圧倒的な固有名詞の量。
ここは気になりました。今企画の大半の方がそうでしたが、固有名詞の量が多く脳内リソースが記憶に割かれて、物語に集中できません。
らんた先生のは簡潔ではあったのでそこまで気にならなかったのですが、多少目にはつきました。
とはいえ①.②の気になる点を凌駕する文章力があるので、これは僕の好みの問題です。
上記の問題が故に僕自身、物語の大枠は捉えられましたが細かく見るとハテナが浮かぶことが多かったです。
ベリーハード企画の本懐を果たせているか、不安ではありますが、とりあえず一章で気になったのはこんなところでした。
ご参考までに。
作者からの返信
ありがとうございます!
第一章の最後まで読みました。
すらすらと読めて、それでいて1節あたりの文章量も程良いもので良かったです。
ペルシア語が書けるのは素直にすごい!と思いました。
私自身は西洋史の方が専門で、中東神話に造詣が深いわけではないので細かいことはさっぱりですが……。らんた様の文章ならしっかりと読み通せそうです。
ところで、この作品を執筆するにあたり参考にした書籍等はあるのでしょうか。
『王書』とかかしら?とは推測したのですが、どうでしょう?
もし、お時間がありましたら教えて頂けると幸いです。
長文失礼しました。これからもワクワクしながら読ませて頂きます。
作者からの返信
フェルドウスィー作 ・岡田恵美子訳『王書 -古代ペルシャの神話・伝説』(岩波文庫)1994年
フェルドウスィー作 ・ 黒柳恒男訳『王書(シャー・ナーメ) -ペルシア英雄叙事詩』(東洋文庫)1969年
ですがもちろんゾロアスター教のみの説話ではなくインド神話も仏教説話も混在してございます。この物語の深さはまだまだこれからです。。。。
アドバイス企画から参りました。
とりあえず第一章まで読んだところで感想をば。
固有名詞の量とかは、私はそれほど気にならなかったですね。
むしろ、この作風なら大衆向けに分かりやすくするより、難しく固い文章のほうが合っているんじゃないかと思います。軟派な作りにするのは作品の良さを殺してしまうとすら思います。
と、いうわけで第一章時点では、私にはアドバイスできそうなことが何もないですね。もう少し先まで読んでみようと思います。
作者からの返信
ぜひ、もっと読んだうえでご感想お待ちしております。