世界的な戦争
対ガルニア
「報告です!旧フランソワ王国軍が壊滅状態に陥りコンピエール
近くまでガルニア軍が来ています!」
「本当か!?軍の訓練は首都の兵しか終わってないぞ!
仕方ないこの際一旦訓練がすんでいないが成績の高い奴らを
正式に軍に加入させてコンビエールまで行け!」
…やばいぞ。コンピエール近くまでガルニア軍が来たのか?
これ…ヤバイぞ。コンビエールってパリアの隣でやばいな。
くそ!いつの間に奴らはやってきたのか……
ドアをノックされる
「開けてどうぞ。」
「失礼いたします。報告です!ブリティア王国が政治形態を
立憲君主制民主主義に変更され、軍事同盟を結びに来ました!」「本当か!そりゃ合衆国独立させたの申し訳ないが結んでくれ
るなら嬉しいな。で相手は何を求めている。」
「技術です。銃器や手榴弾等の平民を兵士として雇えるレベルに
してくれる技術と蒸気機関です!」
「それぐらいなら全然くれてやるよ。結べるな。」
ブリティア王国が仲間になるなら俺の負担が減るな。
そういや明日から選挙か俺は正直どこでも投票してもよいのだが
メルティが選挙出るって言ってたから投票してもいいか。
俺は軍部大臣とは言え臨時だからな。別にこの職離れても軍人
なれるしな。別にいいが。
「最近ずっと働きっぱなしですね…休んだらどうですか?」
「ガルニアが何もしなければ俺は暇なんだがな。ガルニアの
せいで寝る時間もない。さっさとゆっくりと寝ていたいから
さっさと戦争終わらすぞ。なあ。グリモワールー代わりに
代わってくれよー。」
「いいぞ。俺は暇だし。代わりに給料は全部俺にくれよ?」
「お前…そろそろギャンブル辞めたら?
そうしたら金欠になることもないぞ?お前なら俺の給料一気に
溶かしそうだな。」
「当たれば仕事しないでいいから…」
3か月前にこいつギャンブルに連れ込まなければよかった。
こいつ俺に10万フラン借金してるんだよな。
金はよ返せと思うがこいつに仕事任せるのでトントンに
してやるか。
久しぶりにパリアの街に回るか。
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ここのパン屋久しぶりだな。寄ってみるか。
入ってみるといい匂いがしたが二人の人が俺を見るや否や
驚いていた。
「!!!軍部大臣だぞ!」
「げ!土曜日だから会いたくなかったのに!」
俺を見るや否や陰口か…まあ。いいけどよ。
「こっちもせっかくの休日なのに会いたくはなかったね。」
「ここで会ったのも縁だな。俺がおごってやるよ。」
「あ。ありがとうございます!」
「確か名前はロイクとドミニエルだったな。
一番訓練で成績がよかったから覚えてるよ。まあ。
学問はひどいのだが」
「うう。」
「ああ。お前らにも後々来るだろうから教えてやるよ。」
「コンピエールまでガルニアが攻めてきてる。」
「え!?」
「噓じゃないマジだぜ?情報統制はしっかりやってるから
お前らも知らないだけで上層部は全員知ってる。」
「それでお前たちは仕事だぞ。まあ死なないように頑張りな。
戦争は甘くねーぞ。」
「え、は、はい。」
「まあ頑張りな。」
やばいなまじでガルニア帝国徹底的に防御してるつもりだが
相手の軍事力が高すぎる。
「じゃ、お金置いてくからじゃあな。」
「あ、ありがとうございます。」
あいつら成績が良いから活躍できるかもしれんが戦場だからな
どんなに良くても運が悪ければ死ぬだろうな。
後、毎日毎日ガルニアは俺に暗殺者を送り込みやがって。
毎日殺されるかとハラハラしてるんだが?
まあ。毎回首を送り返しているが。
流石にうざすぎてさっさと戦争終わらせたいわ。
…また後をつけられてるな。
ウザイ。また首を送り返そうか?
取り敢えず気付かないふりして家に帰るか。
久しぶりの休日なんだ。お前らはくんな。
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自分の家
「よっこいしょ。取り敢えず新聞でも読んどくか。」
首筋に刃を向けられる。
「おい。命が欲しければさっさと降伏勧告を飲め」
「俺は飲んでも良いが俺自身国のトップじゃない。降伏は国民
の遺志で決められているからな。新聞各社がプロパガンダ
を流してもらっているお陰でこの国の国民の戦意は上昇してる。
お前の国は国民の戦意が低下してるがそれは関係ないからな。
悔しかったらプロパガンダでも流しておけ。まあ。情報統制は
しっかりと行うがな。」
「噓をつけ!お前は事実上の王だろ!」
「何度も言うがこの国は民主主義だ。全ての国民に平等の
権力を与え、レイシストや民族主義者を排除する。多民族国家だ。俺なんかを殺してもカリスマはどんどんとこの国から
発掘されるぞ。既にgdpにおいてこの国はもうすでにお前らの3倍
だ。たった4か月でな。じゃあ。いい事教えてやったから
さっさとされ。お前もガルニアに首を届けるぞ。」
そう会話をしながら俺は暗殺者の身体を縛り上げ拳銃を
突きつける。
勿論口は縛る。これを怠ると魔法を打たれかねないので。
「ふむーーーー!!!」
俺は驚いた。奴は無詠唱で魔法を打ったのだ岩魔法を。
「な!」
俺は急いでスキルである。“硬化”を使って防ぐ。
これは肉体の殴るや斬撃を無効化してくれる代わりに
動けないし、精神的にえげつないダメージをおうのだ。
「うぐ……てめえ……」
俺は咄嗟に“身体強化”を使う。これは肉体に極度のダメージを
おう代わりに一時的に肉体が強くなる。
この二つは神に貰ったスキルだ。今すぐ捨てたいがな。
奴がどうして無詠唱で魔法を打ったかを予想したが直ぐに
分かった。というか暗殺者が自ら話した。
「この杖はなー。ガルニアで新しく出来た魔道具なんだぜ?
念じれば幾らでも魔法を打てるんだぜ?但し魔力消費が
半端ないがな。」
それを聞いた俺はすかさずその杖を折る
「なにすんだてめえええええええええええ」
そしてまた縛り上げる。バカだろこいつ自分から話しかけるとか
俺はその情報は秘匿するね。
「やっほー。ワルサー。」
「メルティか。」
「また暗殺者来てるの?」
「うん。」
「せっかくの休日なのにかわいそうだね。」
「ほんとそれ。」
「休日だし気分がいいから生きたまま送り返すか。」
「hmmmmmmmmmmmm!!!!!」
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裏話:ガルニアの内情
「皇帝閣下!フランソワ共和国は遂に平民を軍に出すように
なりました。」
「ふむ。」
「いえ……何故か平民が出た後に何故か押し返されてるので
あります。」
「なぜなのだ。」
「ルエガー、例の者を出してください。」
「分かりました。」
「なんだのだこれは。」
「銃であります。」
「銃にしては紐も火薬もないのではないか。」
「特殊な銃であります。」
「ほう。」
「銃にしては異常に精度が良く、雨に関係なく打てるようです。
」
「ふむ。でも魔法で回復すれば良いのではないか。」
「いえ。これはまだよいほうです。ルエガー。あの鹵獲品を」
「この丸いのはなんだ。」
「この中に爆薬が詰められておりそれの爆発により金属片が
飛び散り人を一回で絶命出来るようにできております。」
「恐ろしいな。これだけじゃなくまだあるだろう?」
「踏んだら起爆する兵器や、遠くから爆発物を飛ばして来たり
一部の地域では馬を使わない鉄の馬車が使われています。
恐らくこのままだと押される可能性があるかもしれません。」
「そうなのか。我々もその兵器をどうにかして作るべきだな。」
「は!皇帝陛下!」
「頼むぞ。そしてソ連の動きが怪しい。恐らくフランソワ共和国
とつながっていると見ても良い。そしてそれを見てブリティア
王国がフランソワにつく可能性がある。
我々はオズリア=ファミア帝国と和解し、軍事同盟を結ぶべき
でしょう。」
「は!」
「彼らはフランソワ王国の血族を取り込んで3重帝国を作ろうと
したのだろうがあの革命で失敗して激怒している。そこを近づ
けば同盟を結べるだろう。
北欧帝国はソ連…いや、旧ペテルブルグ大公国と何度もやりあ
っていた。そこを手伝うことにより同盟を結べるだろう。」
「は!」
「我々は人魔大戦…亜人大戦…それレベルの大規模な戦争に
発展するだろう。恐らく全種族を巻き込んで……
これは“世界大戦”なのだ。我々は勝つぞ!!!!!!」
「「は!」」
「そういえば異世界から人を呼ぶ魔法が開発できたのだよな?」
「ええ。ですが代償で術者は全員死亡します。」
「ふむ。そういえば大量に捕虜がいるよな。旧フランソワ王国
軍で。そいつらを使用しろ。」
捕虜に術式を読ませる。そうするととても光り、そこから兵士が
現れる。
「Wo ist hier?」
「おお!召喚できたぞ!」
彼は謎のマスクを被った感じで黒白赤の国旗を書かれた服を
着ていた。それはまさしくフランソワ王国の平民の軍人だった。
「彼に言語を施しなさい!」
そう言い翻訳魔法をかける。
「……?ここは?マルヌ川で戦っていたはず?」
「通じたぞ!」
「そっちの世界の技術を教えてくれ。もちろん無料とは言わない
」
話し合いの末。ある兵器の存在が分かった。毒ガス兵器と
戦争機だ。
毒ガス兵器はとんでもない兵器らしくその空気を吸うと死ぬ
らしい。
毒ガス兵器を今すぐに使うのだ!
「毒ガス兵器を作るのだ!」
「は!」
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