内戦3

教会よるか。

「おーいメルティ教会に一緒に行かない―?」

「ワルサーが協会…?暴れないよね?」

「大丈夫。勧誘されない限り聖書燃やさないから。」

「でも何しに行くの?」

「協会って色んな書物あるだろ?それで中東付近が気になって

な。」

「この世界の主要な宗教ってダリア教だろ。それ自体はメシア教

の分岐じゃん。亜人だけが救われるっていう宗教のメシア教と

全ての人種が救われるダリア教との戦争が70年前の大規模な

宗教戦争だろ?それで全世界で亜人が奴隷扱いされたし、

それで俺がダリア教徒扱いされてるだろ?ただの興味でしかな

いんだがダリア教を調べてみたくてな。」

「ふーん。」

「じゃ。教会いくぞー。」


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教会


「やっほーきたぞー」

「なんで来た!?来るな!」

「いやー聖書燃やしたのは誤ったじゃんかー。」

「うるせえ!ダリア教徒!」

「俺はダリア教徒じゃねえ!その証拠にここにダリア聖書

を用意した!それを燃やしてやるよ!火打石貸して!」

「本当なら燃やさないはずだ。やってみろよ。」


俺はダリア聖書を燃やした。


「マジかよ…」

「言ってるだろ?俺は無神論者だ。いや?違うな嫌神論者だ。」

「俺は教会の書物を調べたいんだよ。さっさと貸してくれ。」


いやいやながらも信者は本を渡す。


「あの嫌がり方なに?ほんとになにしたの?ワルサー」

「…しつこく信仰しろというから本を片っ端から燃やした。」

「ひっど。ちょっと引く。」

「やられたからやり返しただけ。」

「色々調べ終わったから軍官学校に行って訓練をさせてくる。」

「わかったけど…」


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軍官学校


「おーしお前ら、集まったな。明日から1ヶ月野外授業をするぞ

ー。」


周りはざわつく。


「まず授業内容を伝える。紙を全体で素早く回せ。」


小言でバレないように話し合ってるがバレバレだ。


「お前らうるさいぞ!まず今回の授業はアルプス山脈を登って

そこでサバイバルしてもらうぞ。それを2週間。そして平原で

魔法射撃を打ってもらわれそれを2週間生き残る。

明日からアルプス山脈に向かうからじっくり体を休ませておけ」


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デスクで書類整理をする。


「あのーワルサー軍総理。流石にきつくないですか?」

「ああ。教官か。じゃあ、お前はあの軟弱な奴らを戦争に向かわ

せたいか?精神を鍛えるための修行だ。やってもらわないと

戦争で逃亡される。軟弱物は戦争でいるだけ無駄。これ終わった後にすぐに戦争に向かわせる。成績が優秀な奴からな。」

「はい。」


「お前らは今のフランソイワの状況がわかってるか?北部が

占領されてるんだぞ?今すぐにでも軍を出さないと厳しい

状況だ。頼みの綱のソ連も俺らと同じで内戦からの復興中だ。

出すとしても1週間後だ。本来なら今すぐにでも軍を出さないと

ならない。」


「…はい。」


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裏話:軍官学校の生徒


俺だ。ロイク=コレットだ。明日から野外授業らしいが冗談じゃない!アルプス山脈でサバイバル?おかしいだろ!

死ねと言っているようなもんだろ!ハハハおかしくなりそう。


「俺はこの学校辞めるぞ!訓練なんて平民がやることだ!」


俺はボソッと小言を言う


「やめたければやめればいいじゃないか。」

「そうだ!クソ貴族!お前は邪魔でしかない!」


やっちまったなあ。まあ。正直あの貴族はウザイからうれしい

けど今までも訓練厳しいけどおかしいよ!アルプス山脈って


「おーいロイクー一緒に店に行かねー?ここらへんで美味しい

パン屋があるから教えるよ。」

「オッケードミニエル。」


パン屋


「なあ。ドミニエル。今回の野外授業やばくない?」

「マジでそれ。ほんとにきつそうよな。多分食料とか干し肉

とかだと思うし。今のうちに色んなとこで飯食いに行かない?」

「そうだな。保存がよさそうな食べ物持って行って俺たちだけ

アルプスで美味しい飯食わねえ?」

「ありかも。」


柄の悪い人たちがドミニエルに詰め寄る


「おい!亜人死ね!」

「自警団に通報するぞ?」

「うるせえ!」


俺とドミニエルは殴られる。はあ。レイシストどもはめんどく

さいな。

俺とドミニエルはレイシストと殴り縛り上げる。


「めんどくさいなあ。自警団に送るの。折角早くに下校

したのに。」

「本当だよ。」

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