取引

どうすればいいのだ。

食糧の貯蓄が後一週間分しかない…マジでどうすりゃいいんだ。

何か売るか。この国は煙草の文化がある。

そうだな。マリファナたばこ作るか。依存性が高いこのタバコは

絶対に売れる。


「ワルサー君」

「なんだ?メルティ?」

「足を直してくれてありがとう。」

「当然でしかない。女の子傷は今後生きずらくなるから最優先で直さなければいけない。俺がしっかりしてればケガはなかった」

「ですが、ワルサー君の方がけががひどいじゃん。」

「俺は大丈夫だ。右腕が動かせるから問題ない。そもそもこれは

呪いの類らしいし、自身に魔力がないと治せない。俺は魔力がないから一生残るな。

まあ、気を抜いた俺がだめでしかないんだが。」


マリファナ煙草作るには大麻が必要だ。だがこの辺りで自生して

ないんだがな。

錬金術師のところに行ったらもしかしたらあるかもしれん。

硝酸と硫酸があるぐらいだ。絶対にあるだろうな。


「メルティ一緒に錬金術師の所に行かないか?あるものを買いに行く。」

「え、分かりました。ついていきます。」


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錬金術師の店


「いらっしゃー。ワルサーじゃないか。」

「大麻ない?」

「あるぞ」


あるんか!流石にないと思ってたわ。百均以上にそろってるだろ


「あるんか。ないと思ってたわ。」

「大麻は色々使えるからな。」

「へ。へえ~。」

「何に使うんだ?」

「煙草と混ぜてマリファナ煙草作って売る。」

「ほう。大麻の依存性を使ったら売れるな...」

「だろ?」


[作成方法は現代で行うと大麻取締法に違反するので駄目です。

やり方は載せないので調べるのは自己責任で。]


ふう。出来た。所々早く終わらすために時間を早くして

間に合ったな。

商人に直談判してくるか。

念の為銃はもつか。


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商人の屋敷


ふう。着いた。


「君たち。何をしているのかな?」

「俺達は孤児院のものです。ある物品を売るためにやってきました。」

「孤児院の方たちですね。待ってください。」


俺達は屋敷の従業員に呼ばれて商人の中央に来た。


「お前ら席を外せ。」

「分かりました。」


従業員は部屋から過ぎ去って行った。


「君が治安維持隊を殺したワルサーであってるね?」

「そうですがなぜ知っているのでしょうか。」

「推測だよ。君の右肩にかかってるその銃と右腕のやけどが物語っているね」

「貴方は子供にしては考えが妙に大人っぽい。しかも経歴をたどるとオストワルトのものじゃないか。だから、だましたりすると

何されるか分からないから。適正価格で売るよ。」

「では商品の説明をいたします。」


マリファナ煙草を渡す。


「タバコかね。」

「はい」

「見た感じ普通のたばこだと思うが何か違ったりするのか?」

「ええ。タバコ草の他にイデア地域で取れる大麻を使用して

おります。」

「ブリテン連合王国の植民地からか、材料費が高そうだな。」

「そうですね。その所をどうにかすべく、この土地でも育つように品種改良したものを錬金術師からもらいましたのでこれも売ろうと思います。」

「錬金術師か…魔法士の下位互換だと思ってたがこういうこともできるのか。

だが大麻が入ってるだけなら意味がないのでは?」

「その点は心配ありません。大麻は成分に人を幸福にさせる快楽物質が含まれており、使用した人を一時的に幸福にさせます。」

「ほう。」

「そして効果が切れるとその幸福感を得るためにまたは吸おうと

するのです。」

「それだけ依存度が高いのか?」

「はい」

「売れるな。」

「ではライセンス料として売り上げの3割ほどをお願いしますね。

情報を持っているのは私とあなたです。3割払えば独占出来ます

よ。」

「それは嬉しいな。」

「私は約束を守る人ですので払ってくれればokですよ。」

「契約成立ですね。」

「はい。ありがとうございます。」

「ええこちらこそ」


ふう~種ので5ヶ月分はお金もらえたぞ~~


「凄いですね。ワルサー君」

「あれは単なる契約術だよ。」

「出かけるのは疲れた。孤児院帰ったら仮眠休憩とるか~」

「付き合ってくれたのもなんだし、何か買ってやるよ」

「ほんと!?」

「ああ。」

「じゃあ、これ行こう!」

「ええぞ。」


喫茶店か


「いらっしゃいませーお子様2名でーす。」


俺とメルティはテーブルに向かい合わせで椅子に座る。


「ご注文は何でしょうか。」

「珈琲ブラックで」

「私はパンケーキとメロンジュースで!」

「ご注文承りました。」


商品が届く


「どれどれ、俺は珈琲の味にはうるさいぞ。」


インドネシアのアラビカ種の珈琲の味に似ている。

コクが強く苦みが強い。俺の好きな感じだ。


「おいしいな。」


ここの珈琲はおいしい。いきつけにしよう。


「ワルサー君!これ一緒に食べよ!」

「ええぞ。」

「はい。口開けて。」

「美味しいな。」


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裏話:主人公の人格


主人公のワルサーは前世から歴史に名前を残すという夢をかなえ

ようとしてる。

仲間や家族にはとても優しく守ろうとするが外敵は徹底的に

叩きつぶそうとする。

アセクシャル。

極右。

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