戦闘

ふむ。。。

ここが拠点か路地裏は臭いから通りたくないんだがな。

見ると少し大きな民家である。窓を覗くと剣を持ち

ざわついているのが分かる。


「乗り込むぞ」

「はい」


ドアノブを発砲して破壊し乗り込む。

治安維持部隊が来る前に来なければいけない。彼らは魔法のスペシャリストだ。

かかわるとだめだ。治安維持部隊と闇商人はつながってそうなので

来る可能性がある。来られる前に壊滅させるぞ。


「おらあああああああ!!!!」

「いけえええ!!!!」


俺は話し合って居た男達の頭を打ち抜いてグレネード(試作機)を投げる


「隠れろ!」


敵は爆発で全滅し、カーペットが燃え出しそこから地下室への道を

見つけた。


「地下室に向かうぞ。」

「ok」

「腐敗臭がするよワルサー。ちょっと戻りたい。」

「分かった。メルティ監視しておいてくれ」

「ごめんね。」

「大丈夫だ。この匂いは耐えれなくて普通だから」

「おえっ!」

「大丈夫か?グリモワール」

「よく耐えれるな…兄貴。マルフォイ。」

「メルティの所にいっておけ」

「ああ。すまん。」


このトンデモない拒否反応が起きる腐敗臭は人間の死体だろう。

吐きそうだが我慢しなければならない。俺はこの部隊を率いている。

不安がらせてはダメだ。


「牢屋か。安否確認を始めろ。」


ひどいな。打撲傷の跡がトンデモない。息は…この子はしていない…この子もだめだ。

!この子は僅かに息をしている。


「こいつは息をしているぞ!事前に買っておいたポーションを

飲ませておけ!」

「本当かワルサー!」


とりあえず息をしているのは5人か少ない…

扉を見つけたが何か異様な雰囲気を感じ取る。


「扉を開けるぞ…」

「なんかやばい気がするぞワルサー」

「言わなくても俺も感じる。」


っ!!!

人肉だ…食肉を加工するかのように解体されてる…

魔石を使って部屋を冷やしているのか…

非人道的だ…


「やばいな…」

「どう伝えるべきだろうか…」

「わからない…」


飢饉でもないのに人肉を作るなんて…いかれてる…


「こんな事をするなんて…」


戻るか…


「往復で3回かこいつらを運ぶぞ」


-----------------------------------------------------------


民家入口 


「君たちここで何してるのかな?」


確か兄貴が言ってた。治安維持部隊と鉢合わせしたら全力で逃げろって


「逃げるぞ!メルティ!!」


太ももに打ち抜き逃げ出す。ワルサーとマルフォイあいつら大丈夫か?

治安維持部隊はやばいと聞いてるから。


「貴様らああああああああああああ!」


無詠唱で火の玉を撃ち込まれ。メルティの足に当たる


「きゃあ」

「てめえええええええ!」


俺は頭を狙って銃弾を打ち抜く。あっさりと即死するのが見えた。


「おい!餓鬼に殺されてるぞ!追いかけろ!」

「餓鬼に闇商人が殺られてる!くそが!人肉食えねえじゃねえか!」

「メルティ!背中に乗れ!全力で逃げるぞ!」

「うん…」


-----------------------------------------------------------


民家室内


「…キに殺されてるぞ!追いかけろ!」

「治安維持部隊が来てる!応援に行くぞ!」

「マルフォイ!ナイフを投げろ!」


俺は治安維持部隊を後ろから狙う

っ!!銃弾がはじかれて炎が飛んできた!よけれねえ


「ああああああああ!」


右腕を焼かれちまった。右腕がいてえ


「俺の腰のグレネードを投げろ!」

「ok!」


爆発し、治安維持部隊は全滅した。


「グリモワール!大丈夫かーー」

「俺は大丈夫だー!メルティの足が火の魔法で焼かれたぞ!」


ポーションは残り一つしかない。メルティに使ってやるか

俺は左手でメルティの足にポーションかける


「ワルサーのほうがひでえケガじゃないか!」

「俺は根性で耐えれる。」

「女の子だろ。傷は最優先で治すべきだ。

とりあえず子供達を運ぶぞ。全員手伝ってくれ。」


このやけど油断しちまったよ。


-----------------------------------------------------------


裏話:大やけど


あの戦闘の後火傷後を流石に心配されて、教会で見てもらうことに

なった。


「この火傷後何があったのですか?」

「ん…火遊び。」


殺し合いなんて言ったらどうなるかわかったもんじゃない。


「あんた治安維持部隊を殺した犯人かい?」


俺はにらみつける


「だったらなんだ」

「生きてるなんてすごいねえ。私はあいつらのやってる行動知ってるから

よくやったって思うよ。死んでもおかしくないよ?」

「うん。」

「あたしが隠しておいてあげるからね。ただあのシスターがそんな事を

していたなんてねえ。私はあんな、怪物を育ててしまったわ。」

「ふーむ」

「あんたの火傷うちじゃ治せないねえ。呪いだよ。」

「へ?」

「呪いで強化された炎の魔法だよ?」

「攻撃をはじかれてトリガー式の魔法を使われたか

刺突をはじくスキルかもしれないわね。」

「スキル?なんやそれ」

「5人に一人に1人が授かるらしい。いつ授かるかも分からないから

色々研究も進んでないらしいわね。」

「へえ。」


てかやけどは結局治らないのかよ。

雑談しただけじゃねえか!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る