第7話 パーティ(2)
「おはよう」
昨日はダンジョンの中で薄暗いし疲れてたしであんまり顔を見れてなかったが、普通に美少女で驚いた。
少しピンクがかった髪にキリッとした目、かわいらしい声。なんでこれでパーティが組めないのか本当に不思議だ。
きっと悲しい事情があるんだろう。多分。
「おう、おはよう」
「さあ、早速三階層の攻略始めるわよ!」
そうしてやってきた三階層の攻略は驚くほどスムーズだった。二体相手が来ても、マリンが後方の敵を牽制、その間に炎舞で一体倒し、その後二体目を集中砲火して倒す。魔法を使わない敵に対してはマリンが魔法で一掃するという形で余裕で突破できた。
「一度休憩にしましょう。」
「そうだな」
ギルドが、攻略した各階層に用意してある簡易休憩所で昼食を摂ることにした。
「あら、あなたお弁当なの?」
「ああ、毎日作ってくれる人がいてな」
「それは幸せ者ね」
袋を開けるとたまごや野菜などが入ったサンドイッチと果物が入ったサンドイッチが入っていた。
「マリンもお弁当じゃないか」
「ええ、私は自分で作っているけどね。」
マリンの弁当箱には色とりどりの野菜に卵焼き、ご飯が入っていて美味しそうだった。
「午後はどうする?」
「そのまま、四階層まで進みましょう。このペースで進めばいけるはずよ」
そうして俺たちは四階層まで足を進めることになった。
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