第5話 炎舞(2)

傷が癒えてからはまず街にある古びた図書館で3階層のモンスターについて勉強した。




「基本的には、3階層から連携攻撃や魔法攻撃がくるのか」




そういえばあのときも、連携攻撃や魔法攻撃で追い詰められたな




「対策としてはパーティを組んで分断して倒すことか、、。」




んーーーパーティか、あんまり好きじゃないんだよな。




いろいろ気を遣いそうで。




「あのー。そろそろ閉館時間なので、、」




「え、、、」




突然、埃っぽい本棚の隙間から声をかけられたので驚いてしまった。




「あ、すみません。もう出ます。」




そんなに時間が経ってたか。




随分と長い時間考えてたんだなぁ。




次の日、とりあえず2階層でこの前習得した炎舞を使ってみることにした。




「炎を出すイメージで振り抜く!」




「っと、ちゃんと出たな」




2階層のモンスターに対する火力は十分そうだ。




おかげでいつもよりたくさん狩ることができた。




「よしよし、これならお金も貯められそうだ。」




と思いつつ帰路に向かう。




もう危ない三階層行かなくてもいいんじゃないか。と思いつつ




「そこのあなた、少しいいですか!」




ん?俺のことか?

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