終末世界を生きる3人のお話に切なさや愛おしさや
色んな感情が混ざり合った気持ちを抱きました。
残された者と残していった者のお話が切なくも美しく、
この世界をより彩る要素になっていたなぁと思いました。
ただ、このお話を切ないだけで終わらせないのが3人の存在。
終わりに向かっていく世界で彼らの旅は始まったばかりなのでしょうね。
この度は「異種族間交流のある短編」企画にご参加いただき、ありがとうございました。素敵な作品を読めて楽しかったです。
作者からの返信
お読みくださり、ありがとうございます♪
終末世界が好きで、自分の好みをあれこれ詰め合わせたお話になりました。終わりゆく世界の中でかれら三にんの目的地はまだ見つからないままですけど、こんな調子で行けるところまで行くのだと思います^ ^
自主企画の運営もお疲れ様です!
楽しんでいただけて良かったです。コメントありがとうございました^ ^*
はえー、美しい物語を堪能させて頂きました。
これがKACの短編によく出てきた狼さんや猫さんたちの物語ですね。
やはり言葉選びのセンスが抜群で、滅んだ世界の空虚だけど、どこか美しく儚い雰囲気が素敵でした。
リレイさんとエメさんのやりとりも楽しくて微笑ましかったです!
この三人の旅をもっと読んでいたいですね。
作者からの返信
こちらお訪ねくださりありがとございます!
ですです、断片とか短編ばっかりですが、これは比較的まとまったお話になっております^ ^
詩の雰囲気を残しつつ三人の微妙な関係性を描きたいな、ということで、終末世界ですが比較的わちゃわちゃした感じになったような気がします。楽しんでいただけてよかったですー♪
一応は連載もあるのですが、今のところ完結のめども立っていないので、同じ世界観の新作を今ちょっと構想中です。上手くまとまったらまた公開しますね!
久しぶりに眞城さんの作品を読ませていただきましたが、やはり言葉のチョイスが素晴らしいと感じました!
作品の世界に一気に引きこむ力がありますよね。
終わりを迎えた世界の中に生きる彼らが、すっごく可愛らしくて!でも彼らもいつかは朽ち果てていくのかと思うと、切なさと同時にきらめきも感じます。消えていくと分かっていても、そのときを精一杯楽しめばいいというか。
瓦解ときらめきが共存した、不思議な世界。
言葉にするのが難しいのですが、不思議に満たされた読後感です。
素敵な作品ですね。
作者からの返信
お訪ねくださりありがとうございます♪
終末世界の旅物語、楽しんで頂けたようで嬉しいです。騒がしくて個性的な三にんですが、フィーは人間なので彼女を生かすためには必死さもあるのですよね。そんな雰囲気が描けていれば、と思います^ ^
自分が好きな終末の要素を詰め込んで書いたので、素敵と言っていただけて幸せな気分になりました。星評価もありがとうございました♪
この間、震災で壊れた港をそのまま残した遺構に足を運んできました。
滅んでしまったものが見せるあの独特の情緒……滅びの美、とでも言えばいいのでしょうか。
近代的な町の中で、そこだけが切り取られたような空気感を味わってきたところなので、よりこの作品の中に登場する瓦礫の楽園に思うところがありました。
いつか終わってしまう時間だとしても、それまでに過ごした時間までなくなってしまうわけではないですし、二人(二人という呼び方が正しいかは分かりませんが)が残された時間を少しでも幸福に過ごしてくれたら、と思います。
リレイくん、いつでもフィーちゃんのためを思っているのに、少し空回り気味なのがなんだかちょっと切なかった……いや微笑ましいんですけど、やはり舞台に切なさがあるので、そちらに気持ちが引っ張られたのかもしれません。
作者からの返信
私の実家が被災地域なので、いふさんの感覚わかりますよ……!
直後の風景は、本当に何とも言えない奇妙な感覚でした。特に、賑わっていた施設が廃墟化するっていうのは独特の寂寥感がありますよね。
終わりがいつかくるとしても、共に終われるなら、取り残されるよりは幸せなのかもしれません。本当の幸は、とうにんたちにしかわからないことではありますけど^ ^
リレくんは存在が切なさを煮詰めたようなものなので、仕方ないですね。元より上手に立ち回れるタイプであれば、こんな中途半端な存在にはなっていなかった、でしょうから。
そういう残念さも含めて、今の彼はそれなりに楽しくやっているようです。エメとのやりとりは微笑ましいですよね(笑)
編集済
言葉の選択が素敵で、何度も噛み締めるようになぞりました。ねじまきというのは素敵ですよね。止まっていたものを動かすことができる鍵、とても心惹かれます。
ラストシーン、クマちゃんの奏でるオルゴールと生けるキャラクターたちが荒廃した世界との対比のように思えました😊素敵です✨
作者からの返信
ラストまでの読了、ありがとうございましたー!
ねじまき、ってアイテム、概念もいいですよね。壊れた世界で壊れていないオルゴール、フィーの心にもきっと染み込んでいくはずです^ ^
こういうパターンでならいろいろ書けそうな気もするので、また何かの折に終世界舞台でお話考えてみようかな、と思いつつ……。
楽しんでいただけてよかったです!
ありがとうございましたー♪
編集済
亡くなった契約者の思い出として、ケルベロスがクリスティーヌを大事にする姿に、良かったねとホッコリする気持ちと同時に、しんみりとした寂しさを感じてしまいました。
思い出と共に生きる魔獣。
その姿とは裏腹の純真さに、きゅううううんっと来てしまいます。
ねじまきが見つかって良かったです。
オルゴールだったのかと知った時、ホッとするリレイも可愛かったです。
色々なものが壊れた世界。
そんな「ガラクタの街」で、今もちゃんと動いてくれるテディベアのオルゴールに、何か尊さを感じてしまいました。
全体的にホッコリ陽気なのに、常に廃墟のもの悲しさが根底に流れていて、それがかえって今この瞬間の大切さを強くて感じさせてくれる。
一瞬一瞬を、両手で包んで大切にしたい。
そんな気分にさせてくれる素敵なお話でした。
目的地のない帰途に、幸せがたっぷりとありますようにと、祈りたくなってしまいましたっ(・v・)
作者からの返信
魔獣といえど、人に寄り添うよう造られたものたちなので、野の獣みたいに孤高に生きることはできなかったのでしょうね。彼が消えていないこと自体、契約者の想いがこの跡地にまだ残っている、というこのなのかもしれません^ ^
クリスティーヌ人形とテディベアたちを守るように、彼はこれからもここで過ごすのでしょうね。
ねじまきも、ちゃんと同じ規格のものが見つかりました!
りれくんの危惧は杞憂に終わり、三にんは再び当てどない旅へ。壊れきった世界でも、まだ「生きている」ものはあるだと思います。
旅の先でもまた、不思議な出会い、思いがけない発見があるのかもしれません……。
過酷な世界ではありますが、孤独じゃないので幸せにも手が届くんじゃないかな、と思っております。りれくんは何だかんだ迷いつつも、今がわりと幸せのようですね^ ^
優しい気持ちをありがとうございましたー♪
やきもち焼きのリレくん、懸念していた結末にならなくて良かったですね!
荒廃して希望のない世界に見えますが、意志あるものが存在する限り、夢や幻想もそこにあるのでしょうね。
とても素敵な世界観で引き込まれました。
どう世界観の別作もあるのですね?竜クロ追い付いたらまたお邪魔します〜^^
作者からの返信
杞憂に終わってホッとして、やる気も出てきた現金な狼でした^ ^
誰かの幻想が、夢が、物語を造り世界を広げてきたのでしょうから、終わった後でもそれがすぐに消えてしまうわけではないんですね、きっと。
だからもしかしたら、神様が最初に置いたものとは違う形の希望を、見出すこともできるのかもしれません。
こちらと同じ世界観のお話は「クジラのかみさま」と「終わる世界に降る歌は」となっております。
タグの「終世界」で辿れますので、気持ちが向いた時などにぜひ♪
面白かったです。
滅びの世界のロードムービーとして情景が浮かんでくるようでした。滅びながらもまだ終わってはいない世界で、三人のやりとりが最後のきらめきのようでいて、三人のやりとりが続く限り世界はまだ終わらない希望のようにも思えて、素敵な読後感です。
この先、どこに行くのだろうと続きが読みたくなりました。
作者からの返信
お立ち寄りくださり、丁寧なコメもありがとうございます^ ^
ロードムービー、まさにそんな感じで、元々旅物語が好きなのもあって、三人のあてどもない旅はまだまだ続くのでした。
世界を救う方法など知らない三人ですが、これからも仲良く喧嘩しながらそれぞれの居場所を探していくのだろうと思います。
楽しんでいただけて嬉しいです♪
(「終わる世界に降る歌は」「クジラのかみさま」も同一の世界で綴った物語です。気持ちが向いたときなど良かったら、覗いてみてください^ ^)
終世界の三人のお話、お疲れさまでした。
前も思いましたが、この空気この風は吸えますよ! 乾いていて、でも淀んではいなくて、退廃した世界ならではのおいしさがあるんだろうなと思います。
この話で見たものは魂の残った人形と魔獣でしたが、三人はこの先もいろんなものを見ていくんでしょうね。
そしてゲームの数だけ世界があるわけで、いろいろと想像が働きます。
作者からの返信
ありがとうございますー♪
どっぐすさん、この世界の雰囲気好きって仰ってましたもんね! 終末世界といっても涸れきっているので、生々しさより荒廃感が勝るのかなと思います^ ^
きっと以前はイベントフィールドとして活用されていた場所だったのでしょう。契約者(プレイヤー)が消えても、遺るものはあるんじゃないかな、と思います。
また何か降りてきたら書きたいな、と思いつつ♪
三人組は可愛くて賑やかで、オチも素敵でした。
またこのシリーズの他の作品も読んでいこうと思います。
作者からの返信
こちらにもありがとうございます!
CWF本編とも違うリレイ君の姿でした。この三にんもわちゃわちゃしてて書いてて楽しいです^ ^
KACのせいで短編が分散しているシリーズですが、のんびり楽しんでいただけましたら幸いです。