休憩中2 ランチタイム
休憩中2
「次の階層どうしようかしら」
「もぐもぐ。ステラの弁当おいしい! 毎日つくってほしい! むしろ三食ほしい」
「もうっ。ちゃんと考えなくちゃだめじゃない」
ステラが作った手作り弁当は、お世辞にもよくできたものではない。
唯一のとりえが剣の腕なので、料理の腕は食べられるものを作る程度だった。
それでもツェルトは喜んでいるようだった。
ステラは、お腹が空いていたのだろうと推測し、空腹は最大の調味料と言う言葉を思い出した。
「あれ? なんか不本意な落ち着き方をされたような
「ツェルトは食いしんぼさんね。ほら口元に食べたものがついてるわよ」
「うわっ、そういうのされちゃうと、勘違いしちゃうぜ?」
「えっ、何が?」
「ぐっ、毎度の気づかれてないアピールが辛い」
そんな中で、視界の先で数時間前に保護した迷子犬を見かけた。
散歩させているのは、仲の良い男女だ。
あの騒動は、地元住民の目撃証言をつなげて解決に導いたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます