　休憩中1

　リフレッシュの時間をステラはどうやって過ごそうか考えていた。

　そこにツェルトが声をかけてくる。

「じゃあじゃあ、俺と一緒に遊ばね？　むしろ俺がステラと遊びたい！　ステラで遊びたい！　絶対楽しくするから」

「私で遊びたいって何？　変なこと考えてないでしょうね」

「考えてないって。な？　良いだろ？」

「まったくしょうがないわね」

　そういうわけで、二人でまちを巡る事になった。

　あちこちの店を見たり、ただ散歩するだけの時間だったが。

　ツェルトと一緒に行動する時間はとても楽しかった。

「やべっ、迷子犬にかまれたーっ！」

「あれっ、財布おとした？」

「うわっ、ステラかわいい、その帽子ちょうかわいい。買っちゃえばいいじゃん。あっ、それなら俺がプレゼントした方がいいかも」

　だいたい喋ってうるさくしているのはツェルトの方だったが。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい