登場人物紹介 その8

・ミルトン・マーレッジ(人間、三十代)


グルファスト王国の首都の城塞都市ドグマチールにそびえ立つ王城ファンガードに勤務する兵士。


男爵家の三男坊で、家督を継ぐことはできないが、武術が得意なため、強者が大好きな老王ドルコールの特別の計らいで、城の門番を勤めている。


顎鬚をはやした角刈り頭の屈強な中年男だが、意外に奥手でマリゼブ以外の女性と付き合ったことはない。といってもプロとの経験は豊富な、いわゆる五代くん状態である(原作版)。


とある持病の為、彼女といざ事に及ぶことが出来ない弱点がある。


人外の客ばっかでそういや庶民の患者さんがいなかったなーっと気づいたため、急遽登場と相成った。


職業柄、再登場はあるかも?


・マリゼブ・ランマーク(人間、三十代)


茶色いベストと緑のズボンを履いた栗色のショートボブで、標準よりもふくよかな体格ではあるが、底抜けに明るい笑みをいつも湛えている、包容力のある、太陽の様な女性。


ファンガード城の厨房で、皿洗いや食器の出し入れや片付け、掃除などの下働きをしており、街の宿屋「汗血馬の尻尾」亭の娘で、実家から王城まで通っている。


実はバツイチの子持ちで、いつも娘のネシーナに振り回されている。


持病があったり、元夫にストーキングされたりと、結構不幸な人ではあるが、是非とも幸せになってほしいものである。


しかし恋愛話はどうも若者よりも中年同士の方が書いていて筆が進みますねw



・ネシーナ・ランマーク(人間、5歳)


マリゼブの一人娘で母親と同じ栗色の髪をしている。


非常におしゃまで耳年増で活発な悪ガキで、初対面のミルトンのズボンをいきなり脱がしにかかる凶悪さを持つ。


どうやら宿屋の客や祖父からろくなことを教えてもらっていないようで、母親の頭痛の種である。


でも彼女のおかげで話がグイグイ進んだので作者としてはとてもありがたかった


作者のもう一つの連載のOBS(オヤジ武装システム)に出てくるヒロインの幼女に似ている気もするが、まあそこは大目に見てやってくださいw



・ブレオ・シュランダー(人間、四十代)


マリゼブの元夫で靴屋を営んでいるが、酒浸りのため開店休業中という噂もある。


とにかく酒癖が悪く、マリゼブやネシーナに暴力を振るったため離婚となり、その後彼女たちをこっそりつけ回している、なんとも言えないダメ男の見本のようなやつ。


でもこういう人間の方が書いていてつい感情移入しちゃうんですよね。


その能力を駆使して足音のしにくい靴を造るなど、情熱を間違った方面に向けているw


ちなみに苗字がシュランダーなのは酒乱だから!(爆)


多分近いうちに再登場するかも…?



・ソフィア・アルピニー(人間、16歳くらい)


薄絹を身に纏い、流れる川の如き瑠璃色の長髪と、大理石のように白い肌を持ち、猫に似た金色の瞳をしており、聖ファロム山山頂にある運命神のお告所のドームにただ一人孤独に暮らす至高の存在…ってどっかでほぼ同じこと書きましたよねw


要するに外見上は運命神カルフィーナにそっくりであり、何らかの関係性が示唆される。


普段は非の打ち所がないほど冷静沈着だが、一旦神がかり状態(神と交信)になると年齢以下の口調で騒ぎ出すので周囲を唖然とさせる。


多分、再登場確定している人物です。



・解読屋のババア(人間、年齢不詳)


今にも崩れそうな小屋で商売している、民族色豊かな服を着た、薄い水色の髪の老婆。


ちなみに解読屋というのは、難解なカルフィーナのお告げをわかりやすく言い直す職業のことだが、非常に凄腕だと言われたり、全く役に立たないと言われるなど、評価の分かれる人物である。


とにかく耳が遠いのは確か。


結果的にアカルボースのお告げの解読に役立ったが、テレミンがいなければ詰んでいた可能性があるw


※次の更新は四日後の大晦日です!お楽しみに!

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