第16話 親友たち

俺の親友が亡くなってかなり経っていた。

笹野あきらがいない事実と好きなやつを残して死んでしまったアイツの気持ちはどんな思いだっただろうか?


凉子を見ながら考えていたら

とても他人事とは思えなくて麻子が凉子の立場だったら他のやつと幸せになれなんて言い残せるだろうか?


自然に凉子を好きな後輩を促して凉子のところへ行かせてしまったが


自分が幸せにするなんてそんなことを言われてもし俺だったらなにも出来ない自分が許せなくてやるせない


隼人「なー麻子」

麻子「ん?」

隼人「あきらは凉子が幸せでそれであきらは後悔してないだろうか?」


麻子「隼人だったら自分が許せなくなると思うけどあきらは、凉子が1番幸せならそれでいいって言うよ」

そう笑いながら隼人に言った。


隼人は麻子に見透かされていて思わず顔が真っ赤になる。

隼人「うっせーまぁあきらがきっとそうなら俺も凉子が立ち直るのを応援しなきゃな」


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