第9話 プロフェッショナルな感じが好き

 プロフェッショナル。

 もう、その言葉の響きだけでかっこいい。

 職人肌、的な人が好みである。

 実は職場の他フロアのリーダーさんが、そのタイプ。

 隠れファンなのですよ、その方の。

 ただ、他フロアなのでめったにお会いできないのが悲しい。

 で、なぜにその方を知っているのかというと。

 数年前、我がフロアの社員不足を補う為に数ヶ月だけいらっしゃたからだ。

 その当時、今は他拠点に移動してしまったリーダーさんもいた。

 その方も素敵なオッサンだった。

 特に声!

 低くて、渋い、とにかく良い声してたんですよ!

 でも、あまり喋る方ではなかったので、そうそうその美声を聞くことはできなかったわけですが。

 顔がいいけどチャラい、とか、顔が微妙で性格悪いとかいうのもいるんですけどね……こちらは論外ですねぇ。

 生き様や考え方って、滲み出るもの。

 年をとればとるほど、それが顕著になるのかも。

 ……職人肌の人って、いいですよね?

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