第10話 ロマン大好き
私が幼稚園児だった頃、家にはカラーの百科事典があった。
その中でも好んで見ていたものは、今でもよく覚えている。
一、人体
二、恐竜
三、宇宙
この三冊である。
よくよく考えてみると、この三冊はどれもロマンに満ちている。
人体に関しては、自分の中にあるらしいが自分の目では見ることができないシロモノ。
内臓、神経、骨、細胞などなど。
恐竜に関しては、今生きているのはその子孫。
動物は動物園やペットショップで見ることができるけれど、そのご先祖様は見ることができないシロモノ。
宇宙、に関しては肉眼で見えるのはごくごくわずかなもの。
宇宙は広くて暗くて美しくて、怖い。
神、妖怪、妖精、悪魔、天使、UMA。
それらの存在は、イラストなどを見たりしたことはあるけれど肉眼で実物を見たことはない。
いや、実にロマンは身近に沢山あって、想像するのは楽しい。
我が肉体が老い衰えていくのも、楽しんでいられるうちが花だなと思う。
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