第8話 自分で作るプリズム
冬の夜は寒い。
マスクをして外を歩くと、眼鏡が自分の吐く息で曇る。
その曇った眼鏡で街灯を見ると、きれいなプリズムが見える。
辺りに人はいない。
続く街灯を見上げて歩いても、不審な目で見られないし、ぶつかりもしない。
パートの仕事から帰宅して疲れているのに、買い物なんて。
そんな後ろ向きな気持ちが、その瞬間だけは吹き飛んだ。
いいもの見つけちゃった、イヒヒ。
そんな感じでした。イヒヒ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます