第4話 ベルばら展での気づき
先日、友人四人と、六本木にある森アーツセンターギャラリーのベルサイユのばら展に行ってきた。
ベルサイユのばら、略してベルばらは、週刊マーガレットという漫画誌に連載されていた作品である。
しかし、私がこの作品に触れたのは、幼稚園児の頃、TVで放送されていた、アニメであった。
当時の私は、幼心にオスカル様やアンドレの美しさ、カッコ良さにポーッとなっていた。
そして、どのシーンが幼い私の記憶に残っていたかというと、オスカル様がアンドレと結ばれるシーン、オスカル様が銃で撃たれるシーン、この二つしかなかった。
これは、予備知識を入れておかないと、楽しめんぞ……と思い、今回一緒に行ったOちゃんにコミックス全巻を借りて読み、展示会に臨んだのである。
予定外の外気温の低さにおののきながら、無事に現場に到着し、展示の観覧をスタート。
私達は五人でベルばら展に行ったのだが、三人と二人に分かれるかたちとなった。
おそらく、それぞれ、作品を観る視点が違ったからだと思う。
後半グループの友人二人は、原画を細部までとことん観ていた。
対して、前半グループだった私は、そもそも画材などの知識がなく、関心もさほどなかった為、ストーリーや感情面に集中して観ていた。
いやはや、なんとも、人それぞれの楽しみ方ができて、やはり展示会は良いものだと思う。
後ほどコラボカフェにて、後半グループだったMちゃんの、衣装の描写についての熱いこだわりを聞いた。
そして、つくづく思う。
自分以外の感性を持った人と一緒にいくと、そのことについて、あらたな発見ができるし、知らなかった彼女の一面をも知ることができる。
それは、とても楽しいことだ。なんといっても、私自身の知識も増えるし。
いいことだらけ、である。
そして、気づきというか、再確認したのが、私は歴史や衣装よりなにより、恋愛要素大好きということ。
オスカル様&アンドレ、マリー・アントワネット&フェルゼン、このカップリング最高。
そして次は、今月末あたりから開催される、冨樫義博展に行くことを、計画している。
あのシャープな絵が、とても大好物。ふふっ。
ワクワクしながら、その日を待つ。
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