第2話 四大精霊銃物語 後記

 この作品は、スニーカー文庫の賞に応募したくて、書いた作品である。

 神、天使、精霊、妖、といった人外が登場する、実に私好みのベースだ。

 しかも、執事キャラ、巫女、イケオジ、ラブストーリー、ギャグパート、シリアスパートまで、私の大好きをぎゅうぎゅうに押詰めたような作品なのである。

 もちろん、ド素人が書いた作品なので、箸にも棒にもかからないのは明白である。だが、私の中ではピカイチの作品なのだ。

 ちなみに、私の頭の中ではフルカラーフィルムでお話が回っているので、まるでアニメを見ているような気分である。

 つまり、アニメ化されていないのに、アニメを見ている感覚なのだ。

 実に、お得な脳みそだと思う。

 ところが、あまりに楽しかった為、それが終わった反動が凄まじかった。

 なにか書きたいが、やはりレオン&緋亜のところのように、はっきりしたビジョンが浮かばないのだ。

 薄らぼんやりとした輪郭と、結末だけがはっきりしている感じ。つまり、肝心の中間が抜けている、湧いてこないのである。

 湧いてこない、フィルムが回らなければ、私は文字起こしできない。つまり、お話が進まない。

 しかし、それでもなにか書きたい、ともがいて生まれたのが、シャークサメゾウである。

 無表情、自己を貫く姿勢、ミステリアスなイケメンキャラである。

 お客様である町娘は、純で、現代にもいそうなキャラを意識した。彼女は、彼女なりにかわいいのである。

 自分が、ここまで執事キャラが好きだったとは、正直思っていなかった。

 というわけで、レオン君には、心から感謝したい。

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