第11話 フィフス エロメント 1

こうしてぼくは、ついに憧れのゆめちゃんと結ばれて童貞を卒業することができた!

ゆめちゃんはぼくが想像していたよりずっと素敵だった。ぼくはゆめちゃんの真っ白で形の良いおっぱいを思う存分、揉んで触って、舐めて揉んで、また触って……、心ゆくまで楽しんだ。おっぱいがこんなに柔らかいなんてぼくは知らなかった。

そしてぼくはゆめちゃんのおまんこにギンギンに勃起したちんちんを何度も出し入れした。そこは暖かくて、柔らかくて、ヌルヌルしていた。

ゆめちゃんの中に自分の一部が入っているなんて、なんだか信じられなかった。包み込まれ繋がっているその感覚を少しでもしっかり味わいたかったから、ぼくはゆっくり、ゆっくりとちんちんを出し入れした。大人達がエッチの時、パン、パンと激しく気持ちよさそうに腰を振っているのを知ってはいたけれど、ぼくは自分のやりたいようにした。そうすることがなぜだか正しいことに思えた。ぼくはゆっくりと奥深くまでゆめちゃん中にちんちんを差し込み、そしてゆっくりと引き抜く。ゆっくり、ゆっくり、ゆめちゃんの中を味わう。それはすごく気持ちよかった!

そしてその時に分かった。

大事なのは、何をするか、……じゃない。

どんな風に、……するかでもない。

誰と、するかなんだ!

その夜はずっと……、ずっと激しく雨が降っていて、窓の外からはゴロゴロと雷の音までしていた。それは世界が水没してしまうんじゃないかと心配になるような大雨だった。

けれどぼくはゆめちゃんにすっかり夢中だったので、外の豪雨なんてちっとも気にならなかった。むしろ破天の空がぼくの童貞卒業を盛り上げてくれているみたいだった。

そんな中、いつもぼくらのそばにいる空魚達は、もちろん大人しくしているはずもなく、ところどころでぼくらのイチャイチャの邪魔をしたけれど、空魚のお陰でぼくの不慣れなテクニックでも、ゆめちゃんは全身を震わせて感じてくれたので、まあ、……良しとしよう。空魚達はもう僕らの一部みたいなものだ。

その夜、ぼくはゆめちゃんの中に何度も射精した。コンドーム(ちなみにお父さんの部屋から勝手に拝借したコンドームをぼくはいつもお財布の奥にお守りみたいに忍ばせていた)をつけようとすると、空魚達はなぜか邪魔をしたし、ぼくがもう我慢ができないと思った時、やっぱり空魚達がゆめちゃんの中に精子を出すように誘導してきた。ゆめちゃんもそれを求めているみたいだった……。

全部で何回出したか分からないけれど……、自分でも、そんなに何度も発射できる大量の精子がどこに溜め込まれていたのか不思議だけれど……、その日のぼくのちんちんは何度射精しても一向におさまる気配がなかった。

ぼくは夢中でゆめちゃんを抱きしめて、ゆめちゃんの中を味わった。ゆめちゃんと繋がっていると、心の中が何かで満たされていくのを感じた。

これがセックスかぁ……。

生まれてきてよかった。ゆめちゃんに出会えてよかった。ゆめちゃんの中に入れて本当によかった。

その時のぼくは11年の人生の中で間違いなく最高に幸せな気分を味わっていた。ゆめちゃんと一緒にいると感じる暖かくて力強いこの感覚……。それが何なのかわからなかったけど、その暖かい何かを知って、ぼくは1段階成長した気がした。

こうしてぼくは無事に童貞を卒業した。憧れのゆめちゃんに童貞を捧げて、計画通りにぼくは大人になった。これで強くなれたはずだった。その証拠にあんなに心を支配していた両親の離婚の事だって、今ではもうあんまり気にならなくなっていた。変わりにあかねの事がいつも心の片隅にあったけれど、だからこそ、やるべきことをやらなきゃ……。メデューサの親玉を見つけてやっつける。全てに決着をつけるんだ。

……。

翌日、ぼくとゆめちゃんは夕方からメデューサ狩りを始める事にした。

ゆめちゃんは日中、学校の授業があったし、ぼくは荒れ果てた自分の部屋を片付けなければいけなかった。昨晩の雷雨で窓が割れているぼくの部屋はビショビショになってしまって、とても寝泊りできる様な状態じゃなかった。ちなみに昨晩はゆめちゃんの部屋で寝かせてもらった。まあ、ほとんど寝てはいないけどぉ!

幸い小学校はまだ授業を再開していなかったから、ぼくは1日かけて壊滅状態の部屋を掃除する事にした。

雨は昨晩の雷雨から小康状態に入り、朝から弱く降ったり止んだりを繰り返していた

ここ最近、本当にずっと雨が降り続けている。

この雨はいつからいつから降っているんだろう?

最後にお日様を見たのはいつだっけ?

立て続けに色々なビックイベントが起こったから、お天気なんて気にしていられなかったけれど……、よくよく考えて見ると太陽を長い間見ていない気がした。本当にこのまま世界が水の中に沈んじゃうんじゃないかと心配になる。

そんな事を考えながら、ぼくは荒れた部屋を見回した。

窓ガラスは派手に割れていて、床はビチョビチョで泥だらけだ。割れたガラス戸は破損が酷くて交換するしかなかったので、とりあえず引越しの時に使ったダンボールを貼り付けて穴を塞いでおく。ベットや床、天井にはメデューサが撒き散らした透明のヌルヌルした体液がこびり付いていて、雑巾でいくら拭いてもなかなか取れなかった。1号がやたら口をパクパクさせてアピールするから、試しに壁についたメデューサの体液を空魚に舐めとらせてみたら、思いのほか綺麗になった。メデューサの破片や体液の掃除は1号にまかせよう。

ゆめちゃんに借りていたスターウォーズのフィギュアは部屋の床に散乱していた。幸いにも、なんとなく見覚えのあった魚みたいな顔のベストを着た宇宙人は無傷だった。服装が立派だったのできっと重要キャラだろう。無事でよかった。でも緑色のおじいちゃんみたいな宇宙人の方は首が取れてしまっていた。まあ、緑の方はぼろ布を着ているし、なんか弱そうだし……、そんなに重要なキャラじゃないだろう。緑のしわくちゃおじいちゃんは捨てよう。あとはとりあえず直せそうな物だけ選り分けて、壊れたものはちりとりで集めて捨ててしまった。

壁や床に飛び散っていたメデューサの破片や体液は1号が綺麗に食べてくれたけど、それでも部屋の中には独特の塩の匂いが充満していた。匂いがキツくて鼻がバカになる……。

ぼくは段々頭が痛くなってきた。メデューサの食べすぎで腹をマンボーみたいに膨らませた1号も、泳ぎがフラフラしていて頼りなかった。

これでやっと半分くらい片付いた状態だった。この分だと1日かけても終わらないかも……。

お昼過ぎ、ぼくはリビングでパスタを茹でて簡単なお昼ご飯を食べた。それからお茶を飲んで休憩する。

その時、玄関のチャイムが鳴った。ぼくは1号に部屋の片づけの続きを頼んでから玄関へ向かう。

「こんにちは、守本君」

そこにはひなの先生が立っていた。

「学校が休みの間、家庭訪問してみんなの様子を見て回ってるの」

そういったひなの先生はニッコリ微笑む。

うちは小高い丘の上にあるから、急な坂道を上がってきたひなの先生の頬っぺはピンク色に染まっていた。雨は相変わらずシトシトと降り続いているのに、何故かひなの先生は傘をさしていなかった。ぼくはタオルを先生に渡し、ひなの先生は濡れた髪やジャケットを拭いた。

久しぶりに見るひなの先生はなんだか前と少し違って見えた。濡れた髪がセクシーだった。ひなの先生からは大人の色気のようなものが香り立っていた。

先生の身につけている服。メイクやちょっとしたした表情。身体つき。そして動作や佇まいの全てが、ゆめちゃんより大人の女である事を示している。

やっぱりひなの先生っていいなぁ、ゆめちゃんとは違う大人の色気やぁ……。

ぼくがボンヤリとそんな事を考えていると、ひなの先生は心配そうに言った。

「守本君……、間々宮さんの事でやっぱり落ち込んでるのね……。口を開けてバカみたいにニヤニヤしちゃって、なんだかすっかり別人みたい……。やっぱり、様子を見に来てにきて正解だったわ」

「えっ、あっ……、ち、違いますよ、ぼくは大丈夫です。その……、ちょっと最近、色々な事がありすぎて……」

「本当に大丈夫? 少しお邪魔してお話してもいいかしら? 」

一瞬、半壊したぼくの部屋はヤバイと思って選択肢が出かけたけれど、リビングなら問題無いか……、と思い直す。

「どうぞ、どうぞ」

ぼくはひなの先生をリビングに通した。

ひなの先生はすっかり濡れてしまったグレーのジャケットを脱いでソファーに座った。トップスのザックリした白いニットからは大きな胸がハッキリとわかった。

それにしても、ひなの先生の胸ってあんなに大きかったっけ……?

ぼくはなんだか緊張しながら、先生に暖かいお茶を出して正面に座った。

「学校は来週から始まる予定なんだけど、どうかな、守本君は来られそう? 」

「うん。大丈夫だと思います」

「本当はお父さんとお母さんにもお話をしておいた方がよいのだけれど……、確かご旅行中だったよね? 」

「そうなんですよ。新婚旅行でヨーロッパに1ヶ月も……。いくら新婚でラブラブだからって電話にも出ないし、音信不通で困ってるんです」

「うふふっ、ラブラブかぁ……、新婚旅行だもんね。うらやましいな。ヨーロッパなんて素敵よね。わたしはハワイだったな……」

ひなの先生はあっけらかんと前の旦那さんとの事を話すので、ぼくは単なる興味本意で気になっていた事を聞いてみる。

「先生はどうして離婚したんですか? 」

「……子供が欲しかったから。前の旦那さんは子供が出来ない人だったの。それを知ったら気持ちが急に冷めちゃった……」

「そ、そっか……」

いきなり大人の世界が飛び出してきて、ぼくは焦った。

「ふふっ……」

なぜかひなの先生は艶っぽく笑った。

よく分からないけど、今日のひなの先生はやけに機嫌がいいみたいだった。せっかくだからほかにも前から気になってた事を聞いてみようかな……。

ぼくの頭に選択肢が浮かぶ。

1 好みのタイプは?

2 彼氏はいますか?

3 おっぱいは何カップですか?

……もちろん「3」が一番聞きたい事だけど、さすがにセクハラすぎるし……、無難に「2」にしとくか。

「じ、じゃあ……、新しい彼氏はいるんですか? 」

「うん、まぁ、いるといえばいるかな……」

先生はふいにぼくから目線を外して言った。

い、いるんだ……。どんな人だろう?

それにしても……。今日のひなの先生と話していて、ぼくは何かが引っかかった。

なんだろう……?

この違和感……。あかねの事には触れないから?

いや違う。確かにあかねの死は重すぎる出来事だけれど、気を遣ってその話題を避けている訳じゃない。……というよりも、今日のひなの先生からは場にふさわしくないあっけらかんとした空気というか、何か……、心ここに在らずといった雰囲気があった。

釈然としないまま、ぼくは会話を続ける。

「そっか、先生はモテるからなぁ」

「やだぁ、やめてよね。私みたいなオバさんはそんなにモテません! 」

そう言ってぼくを見たひなの先生の表情はドキっとするほど色っぽかった。

それから先生は「ちょっとトイレをお借りしていいかしら? 朝からあんまり調子が良くなくて……」と言って立ち上がった。

先生の足取りが少しフラついていた。

雨に濡れて風邪をひいちゃったのかな……。でも……、何だろう? どうも何かがおかしい。ぼくとひなの先生のやり取りはどこか不自然な空気だった。どこがどうとは言えないのだけれど、何かがいつもと違う。

考えてみれば、ひなの先生と話をする時、ぼくの横にはいつもあかねがいた。あかねがいないから、なんだかしっくりこないのかも知れない。

それとも……、もしかしたらぼくが童貞を卒業したから、ひなの先生が今までとは違って見えるのかも……。ゆめちゃんを抱いて大人になったぼくは、いままでと違う目でひなの先生をみているのかもしれない、

そんな事を考えていたら、ふと、心がザワザワして不穏な気持ちになった。

あれ、この気持ちは一体なんだろう……?

しばらくたって、トイレから戻ってきたひなの先生はぼくの隣に座った。

隣というか……、ピッタリくっついて真横に座った。

左肩に先生の体温を感じる……。ぼくは少し赤くなる。やっぱり今日の先生は変だ。

「……」

「……」

ひなの先生は急に黙ってしまい、ぼくらの間には気まずい沈黙が続いた。

ぼくの心臓はドキドキと大きく鼓動している。

すると突然、ひなの先生は言った。

「ねぇ、守本君。……こういうことはした事ある? 」

先生は潤んだ瞳でぼくを見つめると、ぼくの股間に手を添えた。

「せ、先生!? 」

「お願い。少しだけ……、触らせて」

ひなの先生は荒い呼吸とともに艶っぽく言った。その表情はゾクッとするほど魅力的だった。

ど、どうしよう!?

肝心な時に選択肢がでなかった。こんな時にどうすればいいのか、……分からない。もう童貞じゃないのに! 大人になったはずなのに!?

ぼくが固まっていると、先生はぼくのズボンのボタンを外して、パンツの中に手を差し込んできた。

先生の手は氷みたいに冷たかった。

ぼくのちんちんはひなの先生の長い指に優しく握られているうちに、だんだん膨らんで硬くなっていった。

「……硬いね」

先生は指先でちんちんをなぞり皮を剥くと、先っちょの裏側を指の腹でこすり上げた。

「あっ……」

ゆめちゃんにはない、いやらしい手つきに思わず声が漏れる。

先生はやっぱり大人だ……。

ぼくのちんちんに触れる先生の指は、そこだけ別の生き物みたいに艶かしくうねっている。

気がついたら、ぼくは先生の緩く開いたニットの胸元に手を入れて、大きなおっぱいを揉んでいた。

や、や、柔らかい! それになんてボリューム!! ゆめちゃんよりもさらに大きいやないかぁ……。

ぼくは柔らかくて大きくて、とってもフワフワしている先生の胸に夢中になる。

おっぱいの先端の乳首はゆめちゃんより少し大きくて、すでに固く尖っていた。ぼくはそれを指の腹でこねくり回す。

「んんっ……」

ひなの先生は目を閉じて甘い溜息を漏らす。ぼくはボンヤリとピンク色に支配された頭で、先生はなぜブラジャーをつけていないんだろうと思った。

ひなの先生のニットの中はノーブラだった。

「はぁぁ……、上手よ、守本君……」

先生の唇がぼくの頬に触れた。頬っぺたにひなの先生の熱い吐息を顔に感じる。

ぼくの手は吸い込まれるように先生のマキシ丈のスカートをまくり上げて、割れ目に指を這わせていた。

ひなの先生は下にもやっぱり下着をつけていなかった。ほとんど毛が生えていない先生のおまんこは奥から溢れる蜜でヌルヌルしていた。

「ズブブッ……」

あれ……?

何かがおまんこでうねっているような気配が……!?

先生の唇がぼくの唇を探して彷徨っている。

頭がクラクラする……。

ぼくは誘われるままに口づけをしようとした。

その時、いつのまにか近くに来ていた空魚1号が、ぼくとひなの先生の唇の間に割って入った。そして1号はぼくの頬を尾びれで強く叩いた。

「バチィィン! 」

「痛っ! 」

痛みでぼくの意識は現実に引き戻された。

辺りには鼻をつく強い塩の香りが辺りに充満していた。

こ、これって!?

「メデューサ! 」

ぼくは先生を押しのけて、尻餅をつきながら叫んだ。

ひなの先生は唇に指をあてて色っぽく笑った。

「あぁ、惜しかったのになぁ……」

ぼくは目を見開く。

ひなの先生の腰のあたりがモゾモゾとひとりでに揺れ動き、トップスのニットをめくって先生の身体に巻きついていたメデューサが顔を出した。

その瞳は3つ!

そのメデューサには、人の顔と同じ位置にある2つの目とは別に、額にもう1つの目があった。ひなの先生に取り付いているメデューサは第1世代だった。

メデューサの触手が、スルスルと先生のスカートを脱がせていく。

露わになった先生のおまんことお尻の穴には太い触手が挿入されていた。

先生の腰に巻きついている第1世代のメデューサが持つ触手は、今までぼくが見たものよりもずっと太くて、半透明の表面には産毛のような金色の体毛が逆立つように生えていた。キラキラと輝く体毛はそれ自体が意思を持っているみたいに小刻みに震え、思い思いの方向に揺れていた。触手の先端はイソギンチャクのように楕円形に膨らんでいて、先っぽにはヒゲのように密集して小さな触手がうねっていた。触手はその先っちょにあるイソギンチャクみたいな膨らみで、ひなの先生の赤く充血したクリトリスを包み込んだ。

「うあぁぁぁ……、それぇぇ! 堪らないのぉぉ……」

ひなの先生はうっとりとした表情で腰を震わせる。

「先生! まさか先生が……、西野ひらめを……!? 」

「ぁぁん…….、そう、……やっぱりにぃぃぃ、あっ! やぁぁぁ、……に、西野くんは……、も、も、守本君にやられちゃ、……ぁ、はぁん……、……,ぁぁぁ、そ、そ、そのぉ……、不思議なぁぁ……、あぁん……、お魚は……、なぁに? 」

メデューサは先生の2つの穴に挿入している触手をズブズブと揺らせる。ペットボトルくらいの太さがありそうな触手を咥え込んだ先生のおまんこと肛門は、張り裂けんばかりに広がっていた。

「あはぁぁ……、あっ、ああっ……」

触手が上下するたびにひなの先生は快感に悶え、トロンとした表情でろくに喋る事も出来ていない。

けれどその姿はひどくいやらしくて……、魅力的だった。

やっぱりひなの先生は、……いいっす。

「あはぁぁぁ……、もぅ……、だめぇぇ……、も、もりもと……、君も……、こ、……っちに、……おいでよぉぉ」

ひなの先生は焦点の定まらない目でぼくを誘う。ぼくは一瞬、何もかも投げ出して先生を犯したいという衝動に駆られた。

3つ目のメデューサはさらに2本の触手で先生のニットをまくりあげると、むき出しになった胸に触手を絡みつかせる。ひなの先生の大きなおっぱいが、まるでゴムボールみたいにグニャりと歪んだ。胸に絡みついた触手の先端にあるグロテスクな膨らみは、短い筆のような触手の束で先生の尖った桜色の乳首を飲み込んだ。

「ひっ! そ、それぇぇ……、だめぇ……」

ひなの先生がビクンと痙攣して、その度に大きなおっぱいがタプン、タプンと揺れている。

おっぱいに関してはゆめちゃんよりも先生の方がすごいっす……。

触手の動きに応えるように先生の腰がいやらしくうねり震えていた。

「シュュュ……」

何かが漏れるような音……。

よく見ると先生に絡みついているメデューサの頭の裏側、傘みたいなその内側からピンク色の霧が吹き出していた。その霧は甘くて少しだけ酸っぱい匂いがした。

どうやらそれがひなの先生を……、そしてぼく狂わせているみたいだ。

ぼくは知らず知らず、自分のズボンの中に手を入れて勃起したちんちんを握る。すると痺れるような甘い快感が腰を駆け抜けた。我慢できなくなったぼくはフラフラとひなの先生に近づいていく。

いつもの選択肢がでない。

頭がうまく働かない……。

その時、空魚1号がぼくの頬をサッと掠めた。頬がぱっくりと裂けて血が噴き出す。

「痛っ!! 」

瞬間、鋭い痛みがぼくの頭の中に渦巻いていたピンクの霧を吹き飛ばした。

「ヴヴグゥゥゥ!」

ひなの先生に巻きついていたメデューサが唸り声を上げた。そこには怒りの感情が感じられる。それは西野ひらめの第2世代や、あかねに取り憑いた第3世代の声とも違っていた。その声はこの世のどんな動物にも似ていなかった。

その不気味な唸り声にぼくの背筋が凍りつく。ヤバい相手だと直感する。

戦わなきゃ! 目の前のメデューサと!!

「1号! 」

ぼくは1号へ号令をかける。頭の中で前回のように出来るだけ具体的な軌道と攻撃箇所をイメージする。1号は勢いよく飛び出した。

「シュッ! 」

「バキッ! 」

骨が砕けたような嫌な音がして、1号は鞭のようにしなる触手に弾かれ壁に激突した。

ぼくの中で何かが途切れた感覚があった。同時に膝から力が抜けてぼくは尻餅をついてしまう。

触手の動きが早すぎて、ぼくにはメデューサの攻撃が殆ど見えなかった。

1号は壁にめり込み痙攣している。

な、何あれ!? 早すぎる……、それに腰が砕けたみたいに体に力が……!?

「バチィィン! 」

「ギャァッ! 」

1号が壁に叩きつけられた直後、触手は鞭のようにしなって、尻餅をついてしゃがみ込んでいたぼくを弾き飛ばした。1号と同じようにぼくの体は宙を舞い天井に叩きつけられて床に落ちる。

「ゴキッ! 」

肩の骨が嫌な音を立てた。

体がバラバラになったような衝撃!

全身が一瞬、無感覚になり、すぐにブワッと燃えるような痛みが走る。

「ぐうぁぁぁ……」

ぼくは床に転がって呻いた。

視界が涙でボヤける。背中が焼けるように痛い! 痛い! 殺される!!

そう思ったけれど、メデューサはぼくや空魚1号には見向きもせずにひなの先生を弄んでいた。

「グポッンン! グポッンン! 」

触手がうねるたびにひなの先生のアソコからいやらしい音がする。

「いっ! いっ! あひっ!! 」

ひなの先生は髪を振り乱し悶えていた。

先生のお尻の穴に突き刺さっている触手の動きがどんどん加速していく。

「いひっ! ひぃぃぃ! あはぁぁぁぁ!! 」

激しいピストン運動にひなの先生は狂ったようにうなり、ガクガクと震えていた。

「ヴブブブブッッ!! 」

メデューサが不気味な雄たけびを上げた。

「ブシュュ、ブシュ、ブシュ 」

触手のピストン運動でひなの先生のお尻から透明の液体が漏れ出し、床に大きな水溜りができた。吐き出された液には薄っすら血が混じって、水溜りがピンク色に染まっていく。

「くふぅぅぅ! ひゃぁぁぁ!」

ひなの先生はガニ股に脚を広げて痙攣している。けれどメデューサは動きを止めず、今度はおまんこに挿入している太い触手の動きを加速させていく。

「プシャャャ……」

先生のおまんこから尿が噴き出した。先生は白目を向いて後ろに倒れる。けれど別の触手がグイッと先生の体を支えて宙に抱え上げる。

「うひぃぃぃぃ!! 」

排泄と共に感極まったひなの先生は口から泡を吹いてガックリと崩れ落ちる。

「ウブブッッゥ!! 」

メデューサの呻き声で先生のおまんことお尻に刺さった触手が同時にブルルッと震え、何かを先生の中に勢いよく解き放ったみたいだ。

「プシュ、ブシュ……、ブシュュ……」

先生のおまんことお尻の穴から銀色のネバネバした液体が溢れ出す。触手がドクドクと脈動していた。ひなの先生はあやつり人形みたいにグッタリと触手に支えられて、空中に浮かんでいる。腕はダラリと垂れ下がり、足がピーンと伸びたまま震えていた。

「ドサッ……」

やがてひなの先生は.四つん這いの格好でメデューサの前に投げ出された。お尻を高く突き上げ崩れ落ちたひなの先生は、まだ小刻みに痙攣して白目を剥いている。メデューサはお尻の穴に刺さっている触手をゆっくりと引き抜き、続いておまんこに挿入していた触手もズルズルと抜いていく。

「くぅぅ……、ふぅ、 ……ぁぁん」

か細い声でひなの先生が呻いた。

太い触手が抜けたひなの先生の膣と肛門は、ぽっかりと穴が開いたように開きり、そこからダラダラと銀色の液体を滴らせている。

メデューサはぼくや空魚を完全に無視して、悠然とひなの先生を犯しつくした。

ぼくは身体中の痛みに耐えるのが精一杯で指先一つ動かせなかった。空魚1号も壁に刺さったまま、ビクビクと痙攣している……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る