第7話 結果発表

いよいよ結果発表当日だ。

「ふう、緊張するな」

「大丈夫。お前はよくやったよ。うなじとかなんかちょっとアレなこと言っちゃってたけど、大丈夫。他のよりかはマシだ」

弾劾が彼を励ましながら校庭に入った。











生徒たちは体育館に集められた。校長先生が台の後ろに立つと、マイク前に口を出した。

「えーっいよいよ結果発表ですねぇ。どうです。緊張しますか?緊張は、頑張った証拠です。証拠は形として残らなければならないものですが、緊張に限っては違iあいたっ、舌噛んだ。………すみません、違います」

候補者の名前が書いてある大きな紙が出てきた。

「集計をここに表示します。いや、書くと言った方がいいかもしれませんねぇ」

校長先生は髪を触ると、それらをスポッと抜いた。中からは長髪が出てきた。

「あれは世を忍ぶ仮の姿。こっちが本物の髪です!!!!!!!!!!!!」

校長先生はかなり歳をとっているはずだが、かなり長い黒い髪だ。

校長先生はデカい墨汁を髪に付けると、紙に髪を押し付けた。そして、頭や髪をくねらせて数字を書いた。

「ハァァァァァァァァァ、アヨッ、ハァ!ファ、ヒャァ!aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!」

髪には、じゃねえわ紙にはこう書いてあった。


滝波真風諾:650票

鑰匙間きらと:282票

床崎麻法:1票

高島照男:1票


「「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!??????」」

高島と麻法はあまりの票数の低さに驚いた。

「校長!間違いじゃないですか⁉︎なんで、こんなにも我々とあいつらで差があるんでしょうか!!!!!!」

「そうですねえ。まず、床崎さんは、言わなくてもわかりますよね?高島さんは、録画ミスで、映像が全く撮れていませんでした。カメラの調子が悪いからだと思います」

「ハァァァァァァァァァ??????カメラのふ、ふ、不具合⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎ねえ、あんたわかっちゃいなァァァァァァァァァァァァァァァい!!!!!!」

「まぁ、僕理解力低いので別にいいですよ」

「煽られてるの理解してなさそう」

「へ?なんつった?聞こえませんでした」

「高島泣いていいぞ」

サキスが言った。

「いや怒る」

「おい高島、校長先生になんてこと言うんだ。ちょっとこっち来なさい」

「逃げるエスケープエスケープ!!!!」

「逃すか!!!!!!」

今日1日中、生徒指導室にいた高島。説教されている間、手品の力で結果を変えて、悪態デーを作ろうとめちゃくちゃ思っていたらしい。

「(手品欲しい!手品欲しい!)」

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