第6話 出番
次は麻法と
「皆さんこんにちは。不士稔公です。僕は床崎麻法さんを推薦します。やはり綺麗好きな生徒会長だと、学校も、皆さんの心も綺麗になると思うんですよ。人間は
「え⁉︎今の聞いて俺⁉︎……あ、ゴホン。えーっと、こんにちは。前回の総選挙ではありがとうございました。僕はこの学校を綺麗にし、皆さんの心も……いやっぶ、危ねぇ。あいや、なんでもありません。とにかく清き一票よろしくお願いします!!!!!!」
2人は誰よりも深く頭を下げた。
「(終わったな)」
高島はそう確信した。そして、いよいよ高島の出番だ。
「絶対取り乱すなよ!!!!!!」
「わかってるよ」
マイクの前に立つ。
「えー、弾劾金谷です。僕は高島照男さんを推薦します。皆さんご存知の通り、高島さんは勉強も運動もできm」
高島が弾劾を睨んだ。
「すみません。では、高島さんどうぞ」
高島はフウッと息を吐くと、スウッと吸ってこう言った。
「皆さんこんにちは。高島照男です。僕は厳しくない校則を作ることを提案します。最近ブラック校則がある学校がニュースで流れてますね。うなじを見せるなとか。最初僕はうなじのことを
高島らしくない、なかなか良いこと?を言った。これでようやく全員のプレゼンが終わった。
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