第13話 夕方の時間
(僕と結花の知らない人でも、相手は結花のことを知っている)
(冷静に考えれば不気味だな……)
(これで、僕が結花と異性の関係に発展したら、凄いことに成りそうだな!///)
(この地区には先ず住めなくなるから、引っ越し確定だな!!///)
僕はそんなことを感じながら、結花と一緒に近所のスーパーへ向かった。
……
☆
僕と結花はスーパーに到着して、今晩の食材で有る、鶏の唐揚げ材料とその他諸々を買って、僕と結花は自宅に戻る。
スーパーの店内や帰り道に、誰かから声を掛けられることは無かったが、敢えて声を掛けられ無かったのかも知れない?
自宅に戻った僕と結花で有るが、晩ご飯作りの時間にはまだ少し早いので、それまでの間。僕と結花はそれぞれの時間を過ごす。
「~~~♪」
『ペラッ』
僕は結花の側に居て、リビングのソファーに座りながら少年誌を読んでいる。
前世でも少年誌を読んでいたが、昔の少年誌の方が、暴力描写・エロ描写が多くて良かった気がする?
「~~~」
結花の方は、和やかな表情でスマートフォンを触っている。
多分、料理投稿をしているSNSを見ているのだろう。
僕もキッズスマートフォンを持っているから、それで時々、結花のSNSページを見ている。
昔も今も、食べ物に関する投稿以外はしていない。
呟きもしているが、他愛の無い内容ばかりで有る。
結花は自分がモテることを自覚しているから、絶対に顔は見せないし、投稿データから場所を割り出されないように工夫している。
結花は孝太郎一途で有ったから、他の異性を求めないし、異性の親友も作らない。
僕には都合が良くて助かるが……
後もう少ししたら、晩ご飯を作る時間がやって来る。
それまでの間は、僕と結花はそれぞれの時間を過ごした……
☆
晩ご飯を作る時間が来たので、僕は結花と晩ご飯を作り始める。
僕は主に週末限定で有るが、結花と昼食や晩ご飯作りを手伝う。
今晩のメインメニューは鶏の唐揚げ。千切りキャベツ添え。
副菜は、トマトの和風豆腐サラダ。
汁物は、大根と油揚げの味噌汁。
漬物は、市販品のキュウリ浅漬けで有る。
「陽向!」
「陽向には、唐揚げの味付けをお願いしようかな!!」
結花が好んで着ているワンピースはエプロンも兼ねているため、結花は料理時にエプロンを着用しない。
でも、僕の場合はエプロンを着用させられる!///
これは僕の意思では無く、結花のからの命令で有った!?
『男子でもエプロンを着ければ、前が汚れても平気だし、それに見栄えも良くなるからね!』
結花は見栄え重視で、僕にエプロンを着けさせる。
有れば確かに前が汚れても平気だが、この年代にエプロンは、結花の前でも少し恥ずかしい…///
結花が作る鶏の唐揚げは、ニンニクとショウガをしっかり利かせた鶏の唐揚げで有る。
そのため、ニンニク・ショウガを
もちろん、結花が事前に作って置いた物で有る。
「~~~♪」
これのお陰で、チューブニンニク・ショウガを使う要領で、僕は鶏の唐揚げの味付けをしていく。
ニンニク、ショウガを入れた後は、醤油、みりんを入れて、鶏もも肉に味付けをしていく……
「~~~♪」
結花の方も楽しそうな表情で、サラダの材料と成る、豆腐やトマトを切っている。
こんな感じで、僕は週末や夏休みなどの長期休暇時は、結花の料理手伝いをしている。
僕が結花の手伝いをすれば、結花の負担が減るし、結花も僕のことをもっと好意目線で見てくれる。
まさに一石二鳥だ。
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