第408話 ビールガール?
風魔法を上手く調整して
すいーーーーっとっとっと
浮島に無事到着♪
続いてヨウコさん、ニィナ、シンシアさん達も無事到着っと
素早くパラシュートを収納に回収してゴレさん達の元へ向かう
「おーいゴレさーん、元気そうで良かったよ♪、、、って何?」
俺がゴレさんの元へ向かうと何故か手を繋がれてしまった。ゴーレムなりの歓迎の挨拶なのかと思ったけど
反対側の手をルファに繋がれて、ベーやん、ガンマン、ルタ姐、イプ兄、ゼタ丸、イーさん
皆で輪になって回り出してしまった。もしかしてこれは、マイムマイム?
音楽が無いからはっきりとは分からないけど、皆楽しそうだから良いか♪
「さあ、アストレア様も皆も一緒に踊りましょう」
「あらあら♪歓迎の躍りかしら?これは参加しないといけないわね、シンシア行くわよ♪」
「はい、奥さま!」
「ヨウコさん、我々も参りましょう」
「はーい」
タッタッタラララ、タッタッタラララ
タッタッターララ、タッタッタ♪
タッタッタラララ、タッタッタラララ
ラララ、ラーラーラ♪
マイム、マイム、マイム、マイム
マイム、別嬪さん♪
マイムマイムの正式な歌詞なんて全く知らんけど、サビの部分は子供の頃から『別嬪さん』って歌っているんだよな(笑)
おっと
どうやら歓迎のマイムマイムは終わったらしい
「皆さんお疲れ様でした、、おわっ?!わぁーーー!、、ひぃーーー!、、怖いってぇーーー!、、ゴレさん怖いからぁーー(汗)」
現在俺はゴレさん達によって胴上げされている。
胴上げって初めてだしプロ野球の優勝が決まった時しか見ないけど、自分で体験するとめっちゃ怖い!
胴上げって飛びすぎないようにベルトを持ってる人が居るから、胴上げしてる人の手が離れるくらいまで投げられる事はほぼ無い
だがしかし!
俺は2メートルくらい上空に放り投げられてるんだもの、そりゃ怖いって(泣)
ふぁさっ
ほっ、終わったか
全く衝撃も無く優しく受け止めてくれているとはいえ、心臓に悪いよ(汗)
「ねぇねぇ、シンさん」
「はい、なんでしょうアストレア様」
「さっきの、私もやりたいわぁ♪」
おぅふ
マジかよアストレア様
危険は無いからやりたいって言うなら良いんだけど、女性の方が絶叫系が強いのはこちらの世界も同じだったか
「おーいゴレさん、アストレア様も胴上げして欲しいんだけど良いかな?」
俺が声をかけるとゴレさん達は足取り軽くアストレア様を囲んで、持ち上げ、そして
上空に放り投げた、、、って高過ぎぃーー!
10メートルくらい上空に放り投げちゃってるけどアストレア様は大丈夫か?!
「あはははははは♪、、、シンさぁ~ん、、、これは楽しいわねぇ~(笑)、、、あはははははは♪」
なんの問題も無いみたいだな
何度も上空に放り投げられているアストレア様は爆笑してるし、その様子を見たゴレさん達もテンションが上がったのか、放り投げる高さが増してるんだもの(笑)
あっちはアストレア様が満足するまで放置するとして、ドラゴンさんは何処に居るんだろう?
「ヨウコさんはドラゴンさんに俺達が来る事を教えたんですよね?何処にも居ないんですけど」
「確かに伝えましたけど、基本的に神獣は気まぐれなんで今ごろどこかで昼寝でもしてるのかもしれません」
まぁ誰も来ない場所で気ままに暮らしてたら、気まぐれな性格になるのも当然と言えるのかもしれんけど、連絡した時くらいは待ってて欲しいなぁ
「ナガクラ様、噂をしてたら来たみたいですよ」
ヨウコさんに言われた方を見るけどドラゴンさんの姿は見えない
ドラゴンなんて目立つ存在を見逃すはずが無いんだけど、その代わりにドイツの『ディアンドル』という民族衣装を着たドイツ人っぽい見た目の女性がこちらに歩いて来る。
『ディアンドル』を説明すると
白いパフスリーブのブラウスに、紐で絞める胴衣とロングスカート、その上にエプロンを巻いたスタイルのドイツの民族衣装なんだけど
日本だとオクトーバーフェストの時に、ビールガールと呼ばれる店員さんが着てる衣装が『ディアンドル』で、実際に見た事がある人も多いんじゃないだろうか
ドラゴンさんは人化の魔法を練習中だって言ってたし、他にこちらに歩いて来る人も居ないからあの女性がドラゴンさんなんだろうと思う。
ヨウコさんは和服を着た日本人女性の見た目で、ドラゴンさんは『ディアンドル』を着たドイツ人女性の見た目
これはもしかして
神獣が人化する時は何かインパクトのある特徴が無いと駄目とかいうルールがあるんだろうか?
そうだとするならば、南米系のエキゾチックな女性とか、東南アジア系の女性の見た目をした神獣が居れば是非会いたいものだ♪
つづく。
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