閑話 運営者達 その7
ここは神と呼ばれる存在が住む世界
神と呼ばれる者達は創る事に興味はあれど、その後の事に興味を持つ者は数少ない
そんな神達の中で、自らが創った世界に積極的に干渉し
美味しい料理やお菓子を沢山食べる為にウィンウィンな関係を作れて喜ぶ
お茶目な2神のおはなし♪
「ふふんふんふん、ふふっふ~♪」
「今日ふーちゃんがご機嫌な理由はさすがのウチにも分かるで、あの魂の人から貰ったウェディングケーキがめっちゃ美味しそうやもんな♪」
「そうなのよ!作ってる途中から美味しそうだったけれど、実際に目の前にあると大きいわねぇ~♪」
「そら3段重ねやからね、お陰で強度が足りんから食べる直前まで自動回復の魔法を解除出来へんねんけど、もし崩れても色んな味が混ざって美味しそうやから問題無しや♪」
「ねぇ、ちーちゃんはどのケーキから食べるの?」
「うーん、悩むけどここはイチゴのショートケーキかな。1番量があるし基本はやっぱり押さえとかんと!」
「ケーキの基本が何なのかよく分からないけど、異論は無いからイチゴのショートケーキから食べましょうか」
「ウェディングケーキのてっぺんに乗ってる飴で出来た人形はどうすんの?薄桃色と薄黄色の2体あるけど」
「じゃあ薄黄色がちーちゃんでしょうね、凄く元気な感じがするもの♪」
「元気かぁ、、、うん!悪くは無いかも♪」
「ふふっ、じゃあお茶入れて来るから待ってて」
「あぁー、その前に、パフェと『家』を等価交換して良かったん?」
「勿論良いけど、何か問題でもあるの?」
「ふーちゃんがそう言うならええねんけど、あの魂の人にお願いするんはあかんけど等価交換が良いっていう線引きが、ようわからんなぁと思って」
「ああ、そういう事ね。あの魂は商人だから、お互いが得をするウィンウィンな関係じゃないと駄目なのよ。その証拠にパフェ3種類にクリームソーダまで作ってくれたのよ♪これがお願いして作って貰っていたらパフェも2種類が限度だったでしょうね(笑)」
「ふーちゃんのドヤ顔が若干アレやけど、、、」
「アレって何よ、アレって!そんな事はどうでも良いわ。今回の等価交換であの魂の人も私達に頼み事をしやすくなったんじゃないかしら?」
「それはあるかもやね♪そしたら交換する物は増やしといた方がええと思うけど、あの魂の人何が欲しいんかなぁ?」
「今回は『家』だったから次はお城が良いかしら?」
「ちょっ、ちょっと待ってふーちゃん!お城って敵と戦ったりとかする為のやつやから、あの魂の人は要らんと思うで」
「へぇ~、色々と難しいのね」
「まぁ無難な所で移動手段かな、車とか船とか魔力か電気で動くようにしたやつやったら喜ぶんちゃう?」
「移動なら転位魔法の方が便利だと思うけど、それじゃ駄目なの?」
「駄目って事は無いけど、途中で寄り道して色んな発見をして貰った方が、あの世界の発展に繋がると思うで」
「じゃあ今回も地球に行って探してこないと!」
「ふーちゃんちょっと待ってぇー(汗)」
「ふふっ、焦らなくても探しに行くのはケーキ食べてからにするから大丈夫よ(笑)乗り物は地球には沢山あるから、あとは私の世界に適した物を用意するだけだしね」
はぁ~、良かったぁ
ふーちゃんに学習する意欲があってホンマに良かった!
神の中には『学習』なんて一切考えて無いのも居てるから困るんよね
さてと
あそこに居てる子に新たな使命を与えてと、これでまた楽しみが増えたなぁ♪
◆ ◆ ◆
2023年ラスト投稿です。
1年ありがとうございました。
新章も始まりますので引き続きよろしくお願い致します。
皆様、よいお年を。
永倉伊織
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。