第395話 ウェディングケーキを作ろう。
早朝自転車練習を終えて貴族の皆様と朝食を食べ、一緒にお風呂に入って汗を流し、お風呂上がりによーく冷えたフルーツ牛乳を一気飲みしている時に思い出してしまった
ここに居る貴族の皆様は、俺とメリルの結婚式に出席する為にキャラバンシティに来たという事を
急に結婚式の日程が決まったんすっかり忘れてたぁー(汗)
準備自体はオリビエさんや商会の従業員がしてくれているから大丈夫なんだけど、料理とお菓子の材料の用意は俺がやんなきゃ全く足りない!
そして何より1番大事な『ウェディングケーキ』は俺にしか作れないというか、お藤さん以外は見た事が無いから完成品の想像をするのは難しいだろう
だからハイスペック神獣のヨウコさんに任せる事も出来ない(悲)
「みんな集合!という訳で今からウェディングケーキを作ります。」
「ダンナが突然何かするのは慣れてるけどさぁ、作るのはケーキなんだろ?なら全員集めなくてもヨウコさんとカスミが居れば充分じゃん」
「今回作るのは結婚式用の特別なケーキで3段重ねの巨大なのを作る予定だから、3班に別れて作って欲しいんだ。それぞれ完成したケーキをいったん俺の収納に入れてから積み重ねる作戦だ!」
「3段?!マジかよ、食べきれるかなぁ?」
ちょいとお待ちなさいよケイト
3段重ねのケーキを1人で完食する想像は止めなさい!
「ちなみにウェディングケーキは創造神様にお供えするから食べられないんでよろしく」
「「「えぇー?!」」」
ケイトとスミレが残念がるのは分かるけど、ヨウコさんは残念がったらあきませんやん
やっぱりこの世界で結婚するならウェディングケーキは自分達の為じゃなくて、創造神様の為に作るのが正解だと思う。
まぁ材料は余るだろうから普通サイズのケーキは作る予定だけどな(笑)
ウェディングケーキの1段目を作るのは、俺、ヨウコさん、カスミの本気メンバーだ!
正方形のちっちゃいケーキを沢山作ってから並べて大きくする作戦で、真ん中にチョコレートケーキを並べてから囲むようにイチゴのショートケーキを並べて外側にホイップクリームを塗る
やっぱりウェディングケーキの見た目は純白にしたいからな。
2段目のメンバーは、お藤さん、ニィナ、コニー、フラニーの4人
純白の見た目にこだわりたいから2段目はチーズケーキにしてみた。
レアチーズケーキとかティラミスとか色々なチーズケーキを並べる予定だけど、この上にケーキを積むとなると強度が心配だから
結婚式の直前に自動回復の魔法をかける予定だ。物にも自動回復の魔法が有効なのは確認済みだから問題は無い!
3段目は、メリル、スミレ、ケイトの3人でイチゴのムースケーキを作って貰う。
ムースケーキは基本的に材料を混ぜて型に入れて冷やして固めるだけだから、この3人でも問題は無いだろう。
ここでも純白の見た目にしたいから外側はヨーグルトムースにする予定だ。
班分けをしたお陰でウェディングケーキ作りは順調だから、俺は飴で女神像を作る事にする。
ウェディングケーキを近くでちゃんと見た事が無いから、ふわっとしたイメージしか無いんだけど
ケーキのてっぺんに新郎新婦の人形が乗ってたような気がするんだよな、もしくはチョコのプレートにメッセージが書かれていたような、、、
まぁ俺の知ってる結婚式って平成の時のやつだから今は全然違うのかもしれんけど(笑)
さてと
飴で女神像を作るんだけど、結婚が決まった段階でこっそり準備していたんだ。
オリビエさんに頼んで女神像の型を2個作って貰ったから、それに飴を流し入れて固めて食紅で色を付ければ
創造神様とちーちゃんさんをイメージした飴人形が完成♪
創造神様とちーちゃんさんがどんな顔をしているのかは分からないけど、光輝く姿は何回か見てるから雰囲気は似てると思う。
あと結婚式に必要なのは、、、
引き出物?
これは酒とお菓子で良いか
これで結婚式に必要な物はほぼ揃ったから、招待客用の料理とお菓子を作りつつ、結婚式当日を待つだけだ!
つづく。
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