不倫したい!~夏子story~11

店長:そろそろ、お開きにします。2次会行きたいい人は、次は岬BARに集合。

では、これからも頑張りましょう!とりあえず、解散!


ぞろぞろと、店を後にする、夏子は飲みすぎたので帰ろうとしていた


青木:なっちゃんは、2次会行かないの?

夏子:私は、もう無理かな〜年かな〜(てへ^ ^)

青木:なっちゃん、危ないから送っていくよ

夏子:なにいってるの。2次会行くんでしょ?私は大丈夫だから

青木:いや、で(も)

田中香:青木先輩!みんな待ってますよ!

夏子:ほら、みんな待たせたらいけないよ!またね。


青木は、香に連れて行かれた。夏子は、(そんなに必死にならなくても

取ったりしないんだけどな〜。せっかく、いろんな人と仲良くなれると思ったのに

香ちゃんと仲良くなるのは、難しそうだな)


香のライバル心むき出しの態度に、少し疲れていた。

時刻は、夜の10時食べて飲んで少し苦しかったので

夏子は、酔い覚ましに少し歩いていた


駅前のコンビニでアイスを買い、一息ついた


夏子:今日は、満月か〜

アイスを食べながら、つぶやいた


青木:月が綺麗ですね

夏子は、びっくりして振り向いた

青木:あんなに食べてたのに、アイス食べてるw

夏子:なんでこんなところにいるの?

青木:夜道を女の子が歩いて帰るところみたら、危ないでしょ

夏子:女の子ってwこんなおばさん捕まえて、

それに人妻よ〜もう女の子じゃないでしょ?

青木:なっちゃんは、綺麗だよ


夏子は、持っていたアイスを落としそうになった


夏子:・・・・あは、わぁ〜ありがとう〜若い子に言われると

ちょっと恥ずかしいな〜

青木:たまに、年上ぶるけど、そんなに年変わらないよ

夏子:いや、30前だもん、遠く感じるよ。それに結婚してから

一気に、世間と離れた感じがするし

青木:結婚しても、何も変わらないでしょ?

夏子:私もそう思ってたんだけど、やっぱり違う

誰かの帰りを待って、毎日ご飯を考えて、将来のことも

考えて、旦那の家族もいて、幸せなんだけど・・・

たまに、虚しくなるの。私の人生本当にこれで良かったのかな?って


青木:旦那に不満でもあるの?

夏子:まさか!私には、勿体ないくらい良い旦那だよ!

だけど、そうじゃないの。この気持ちはそうじゃないの


青木:ふ〜ん。結婚って大変そうだね。やっぱり結婚はしたくないな〜

夏子:わぁ〜ごめん!ネガティブなこと言った。結婚は良いもんだよ!

一人じゃ、わからないことや幸せがいっぱいあるよ!

今のは、無い物ねだり!2次会行ったり、大学の若い子たち見てたら

私も昔は、あんな感じだったのにな〜って、みんながキラキラ見えたの

青木:それなら、行けばよかったじゃん

夏子:う〜ん、なんかね。気分が乗らないっていうか。なんだろね

私も、何言ってるか、わからない。でも今日は、帰るよ、家に。

青木:なっちゃんは、もうちょっと肩の力抜いて人生楽しんだら良いと思うけど

何で、そんなに真面目なの?家に旦那がいるわけでもないのに


夏子:・・・何でだろうね〜


夏子は、アイスを食べ終えた


夏子:もう駅すぐそこだから、これで本当にまたね


青木は、夏子と引き寄せ抱きしめた


夏子:えっ

青木:・・・・・


青木は、ゆっくり離れて


青木:こんなことで、顔真っ赤にしてるならまだまだ子供だね

子供は、早く帰って寝た方が良いよ。


夏子の耳元で、「おやすみ、気をつけてね」


そう言うと、青木は離れて去っていった


夏子は、ドキドキが止まらなかった


夏子:酔いが覚めた・・・


ドキドキするものの、すぐに我に返り、からかわれたのだと

そう自分に言い聞かせて、電車で家路についた

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