不倫したい! 第20話
実家から帰ってまたいつもの日常に戻っていく
夏子は、今時めずらしい専業主婦だった
哲也の稼ぎがすごく良いわけではないが、お互いに派手な趣味もなく
これと言ってお金を使う訳でもないので、夏子が専業主婦でも十分暮らしていける
哲也は、「時間を持て余して仕方ないとかならパートとかしたらいいんじゃない?」と、働いても働かなくてもどちらでもいいよっと
結婚する前に言ってくれた
夏子も結婚する前は、働いていたが、結婚後をいろいろ考えた時に、一旦辞めて主婦になり、いつでも子供が出来てもいい様にしたかった
いわゆる寿退社という手段をとった
あれから3年月日の経つのは、本当に早い
そんな買い物途中の夕方に優子からLINEが来た
『今週どこかで、お茶しない?』
夏子は、主婦なので優子の予定に合わせると返事をした
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優子:夏子~この間ぶり
夏子:ゆっこどうしたの?キャリアウーマンなゆっこが、平日にカフェなんて珍しいね
優子:有給溜まってて使ったことなかったけど、今そんなに大変な時期じゃないから取ってみた。なんだかズル休みしてる気分だわ
夏子:ゆっこは、そんなとこまで真面目だね~私、会社員の時、きっちり使ってたよ
優子:夏子のそういうところが羨ましい
夏子:で、どうしたの?わざわざ明るい時間に、いつもの招集かければ美也もきたよ?
優子:夏子と話したかったの、、、夏子は、本当に私の結婚喜んでくれてる?
夏子:当り前じゃん!何言ってんの~もしかしてマリッジブルーですか~?w
優子:そうじゃないけど、夏子にずっと黙ってたでしょ。だから、気にしてるんじゃないかな?って、、、
夏子:気にしてないよ、もしかして不倫だったからですか~?w
優子:そんなにストレートに言わないでよ!
夏子:、、、そんなに強く言わなくてもよくない。私は、そんなこと気にしてないし
優子:夏子前に不倫とか絶対に許せない!って言ってたじゃん
夏子:それは、自分がされたらで別に優子がダメってわけじゃ。いやまぁ、世間一般的には、あまりよろしくないかもだけど
優子:ほら、やっぱり思ってるんじゃん
夏子:だから、優子のことじゃないってば!!!
店員:お客様、申し訳ございませんがもう少し声を落として頂けると助かります
優子:すみません
優子/夏子:・・・・・・・・・・・
夏子:なんか優子らしくないじゃん、今日は一体なんなの?
優子:私にもよくわからない、ただあの時不倫してた。って言った時の夏子の引いた顔が忘れられなくて。別に誰に、何を言われてもいいけど、夏子には引かれたくなかった
夏子:・・・・・・・優子、それは無理だよ
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