不倫したい 番外編~優子の元カレ~ 2

優子との日々は、あの高校時代を取り戻すように、純粋な気持ちだった


真面目過ぎて、物足りなくなる時は、別の女で気を紛らわした


キスまでは出来ても、そこから先は一切許してくれなかった


大学中にもし万が一子供ができるなんて嫌だし


結婚してからの方が、長いからそれからでも遅くないと


俺は、日に日に優子をどうやって自分のものに出来るのか、そんな思いが強くなっていた


キレイな心の優子、自分がそれを汚してやりたい。でも、このきれいなものを守りたい


矛盾した心に押しつぶれそうな時は、決まって夜の街に出かけた


無関心な心と、汚れてしまった自分が許されるような、そんな甘い世界だった、そこの快楽は楽しく


でも次の日には虚しさだけが残っていた



優子は、いつもそんな自分を引き戻してくれた


ようやく手に入れられる


これからは、真面目に生きよう


優子は、子供と家を持つことを夢見ていた


今の俺なら、家を買うことも大丈夫だ


会社の内定も決まっていて、夜遊びに行って


交友関係を広めたおかげか、いい会社に運よく入れた


友人たちには、遊びだと言っていたが


自分が本気なんだとバレるのが嫌だった


プロポーズしたら、友人たちには、可哀そうだから、結婚してやるんだと


そう伝えるつもりだった


準備は万端!小さいが、指輪も用意した


人生で一番高い買い物だったが、気分は良かった


約束の時間間際に、優子からの電話が鳴った、、

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