不倫したい 番外編~優子の元カレ~

優子サイドストーリークリスマス当日

優子の彼氏は、緊張していた今日はいよいよ

プロポーズをする日だ


昨日は、緊張を少しでも和らげたいと


友人たちと飲み明かした


最初は遊びだった、でも優子の誠実さと、めげずに努力する姿にいつしか惹かれていた


自分も当初は真面目に頑張っていたが、高校時代のイジメが原因で人を信じられなくなっていた


彼は大学デビューだった


イメチェンに猛勉強、周りに合わすためにいろいろ努力をした、ちょっといきっていた。やらなければ、やられる


悪いと感じることもそうでなければ、自分が標的になる


純粋な魂たちは、こうやって自分を守るために汚れていく


でも、心の奥底には光輝くものをみんな持っている


優子との出会いは、世の中こんなもんだと


虚しさを感じながら、それでもバカにされてなるものか

と、必死に笑って日々過ごしていた時に出会った


優子は、とびっきりの美人でもなかった


だが、身長はその辺の女と比べて高かったため


大学の中にいる時は、いつも目にしていた



真っすぐに凛として歩く彼女に


目を奪われていた、いつしか彼女のことを


リサーチするようになっていた



今時珍しい昭和女で、結婚を考える人以外付き合わないというのだ

今時ありえない、女なんて褒めていい飯でも奢れば

1晩はイケる、男なんて金としかみていないだろうと


そんな女を落とすのも面白いのでは?


そう思い、優子の理想になるように振る舞い


近づいていった、最初は警戒心丸出しだったが、根気よくいけば付き合うことが出来た


まるで野良猫を手なずけるようだった


優子は、俺に何も望まなかった


何も、、、それがうれしくそして、空しくなっていた


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る