不倫したい! 第16話

夏子母:夏子、買い物いくからつきあって


夏子:えっ今きたばっかじゃん!休ませてよ~


夏子母:何言ってんの、てつくんに運転してもらって、どうせ寝てたんでしょ?


ギクッ


夏子母:家にいてもいまからすることないでしょ。はい、いくわよ~


夏子:もう~娘使い粗いよ~


哲也:お義母さん俺も行きますよ


夏子母:てつくんは、ゆっくりしてて!ほら、ブチもかまってほしいって、足元きてますよ~


夏子:ブチ!私と遊びたいよね!


夏子は手を伸ばしたが、ひょいっと交わされ、哲也の膝で丸まった


夏子:ブチ~(泣)


夏子母:ほら、ブチもこんな暑い中ベタベタされるの嫌だって、ほらいきますよ~てつくん夜は、何が食べたい?


哲也:なんでもいいですよ、あっお母さんの餃子俺好きだな


夏子母:餃子でいいの?てつくんはほんとう、いい子ね~夜は、餃子ね♪


夏子:なんで私には、聞かないの?私の家なのに~久々に来たのに~


夏子母:はいはい、行きながら聞くから行くわよ。お父さん、何かいるものある?


夏子父:もうすぐ、シャンプーとか切れそうだったぞ


夏子母:あら、いけない、買わなきゃ。じゃあ、いってきますね~はい、夏子ふてくされてないで


夏子:は~い、てっちゃんいってきます、お父さんも


夏子の母の運転で近くのスーパーにでかけた



車から見える景色、なんてことない、住宅街


橋を渡り、高校時代自転車で通った河川敷


変わらないけど、確かに変わっているその風景を見ながら



ふ~っと息を吐いた


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る