不倫したい! 第15話

哲也:なっちゃん忘れものない?


夏子:ないよ~運転ありがと~


哲也:いいよ~てか、運転できないだろ?車で寝てていいよ


夏子:てっちゃんマジ神!


今日は、夏子の実家に行く日である

夏子の実家は、車で1時間ほどの距離にある

夏子は、昨日ひさしぶりに友人と遅くまで飲んだため

まだ、完全には回復していない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

哲也:なっちゃんもうすぐ着くよ~


夏子:ふぁ~~~、まだ眠い


哲也:またお義母さんに、いろいろ言われるよ~そろそろシャキッとしときな。さっきコンビニでアイスコーヒー買っといたから


夏子:てっちゃんは、なんて気が利くのでしょう!結婚してください!


哲也:ははっ、末永く大事にしてください~


ほどなくして、夏子の実家に到着した


夏子母:てつくん、長旅ご苦労だったね。いつも連れて来てくれてありがとうね


哲也:これぐらい、いつでも大丈夫ですよ


夏子:もうお母さん駐車場まで来なくていいよ~疲れたから家に早く入らせてよ~暑い~アイスある?


夏子母:まったくあんたは!ついてそうそうなんね!運転してもらって、てつくんに感謝しなさい!


夏子:してます~いつも感謝してます~言われなくても


哲也:ははっ、お義母さんありがとうございます。なっちゃんいつも頑張ってますよ、俺の方こそ感謝です


夏子母:てつくんは、ほんと良い子だね~夏子は、人生の運を使い果たしたかもね


夏子:もう!ほんといいから!先いくよ!


「ただいま~」

にゃ~


夏子:ブチ~元気だったか?あんまり食べ過ぎると長生きできないぞ~


夏子の実家の飼い猫ブチ。顔に、ブチ模様があるため、ブチと夏子がつけた

夏子が、生れたばかりで弱っていた猫を拾ってきたのだ


夏子の母は、生き物を飼うのは反対したが、夏子がどうしてもと1週間押し問答して

譲らなかったため、しぶしぶ飼うことを認めた。今では、佐野家のアイドルだった


夏子母:玄関で止まったらてつくん、入れんでしょ!早く、ブチとリビングいきなさい~


夏子:は~い、ブチいくよ~


夏子は、リビングにはいり懐かしい香りと共に息をはき、ソファーに座る父にあいさつをした


夏子:父さん、ただいま


夏子父:ん、、、。


夏子の父は、新聞を読みながら軽い返事をした

今日は、日差しが高く最高気温36℃の猛暑

涼しい家で、父と反対のソファーに腰を掛け



愛猫ブチと戯れながら、、、

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