第4話



夏子:美也ナイスタイミング!美也来たよ!早く早く♪


美也:え〜なっちゃん先輩、せめて1杯飲ませてくださいよ〜お二人待たせてるから、走ってきたのに〜


優子:夏子、そうだよ、ちょっと待ちなって


夏子:えぇーだって、ゆっこが〜


店員:お待たせしました、生ビールとアボカドサラダです。


美也:わぁ!ゆっこ先輩でしょ!ありがとうございます♪


夏子:なんで、ゆっこだって思うのよ!


美也:なっちゃん先輩じゃないでしょ〜w


夏子:(プクー)そうだけど〜


美也:なっちゃん先輩いじけないでくださいよ〜はい、じゃあ改めて乾杯しましょ♪


カンパーイ!


美也:生き返る〜で、何なんですか?なっちゃん先輩うるさいから、ゆっこ先輩教えてください!


夏子:美也!最近、生意気だぞ〜


美也:嫌いじゃないくせに〜


夏子:もう〜美也は、先輩いじりが上手いんだから


美也:遊び人ですからねw


優子:戯れるのは、それくらいにして!では、発表しまーす。もうすぐ、結婚します


夏子、美也:きゃー♪おめでとう♪


優子:ありがとう


夏子:ってちょいまち!彼氏いたの?


優子:5年付き合ってた人がいたのよ


夏子:5、5年??!聞いてないよ!


優子:言ってないもの


夏子:なんで今まで紹介してくれなかったのー


優子:仕方ないじゃない、不倫だったんだから


・・・・・?!


夏子:え、、、


優子:まぁ、夏子はその反応するよね〜


夏子:夏子は、って美也だってはじめて聞いたでしょ?


美也:聞いたのは、はじめてですが、知ってましたよ〜ゆっこ先輩良かったですね♪


夏子:えー!わたしだけ知らなかったの!


優子:夏子うるさい!まわりの迷惑でしょ


夏子:そんなこと言われても、だってびっくりしたんだもん!なんで教えてくれなのさ〜


優子:だって、あんたは何でも旦那に話すじゃん


夏子:哲也は、ゆっこも知ってるからいいじゃん!


優子:そういうところよ、まぁ結果的に話してるからいいじゃない


夏子:よくないよ〜もう〜


美也:はいはい、もうそのくらいにして、話聞きましょうよ〜酒の肴にちょうど良じゃないですか♪


夏子:美也は、知ってたからいいかもだけど


美也:知ってるだけで、知らないですよ


夏子:どういうことよ


美也:だって、ラブホでバッタリ会ったなんて言えないじゃないですかw


夏子:((((;゜Д゜)))))))


優子:まぁまぁ、ちゃんと話すから、それにもう不倫じゃないから、時効でしょ〜


夏子:でも、なんで美也は不倫って知ったの?彼氏かもしれないじゃん!


美也:あぁー、、、、、その人の奥さん、うちの上司なので


夏子:えぇーーーーーーー!


優子:夏子うるさい!


夏子は、思考が停止した

親友だと思ってた優子に、秘密にされ、後輩の美也も知っていながら、何も言われなかったことに、寂しさと虚しさが込み上げてきた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る