第6話 お遊び

ナコとラブホに行った2週間後

ナコから社内メールが届く


(今晩空いてる?)


(空いてますけど…)


(ラブホ行かない?)


(いきなりですか。)


(嫌ならいいけど。)


いきなりかよ、この女

でも断る理由もないしな…


(分かりました)


(今晩20時下の書店前で)









19時45分


ユウキはチラチラと時計を見る


ダメだとは分かっているが

男にとってこんな美味しい話…



20時前

すかさず仕事を終わらし

会社を出るユウキ



書店につき、中に入る



本を読んでいるナコを見つける


「カジタさん」


「ああ」


「何読んでるんですか?」


「小説、」


「…情緒不安定


なんかなんとも言えない小説ですね」


「官能とサスペンスが入り混じった小説」


「あ、そうなんすか、やっぱそういうの好きなんですね」


「そういうのって。」


「官能とか」


「行きましょう」


小説を閉じてナコが書店を出る


「ちょっと待ってください」


後からユウキが追いかける












「どこのラブホ行くんですか?」


「この近く、隠れ屋的なラブホあるから」


「この近くって、会社の近くはまずいでしょう」


「大丈夫、見つかったことないから」


「見つかった事ないって…他の誰かとも」


すかすか歩いていくナコに

ユウキも早足になる


「ちょっと待ってくださいよ」










ナコはどんどんと人通りの少ない

狭い道に入っていく


「ここ」


一見普通の白の一軒家のようなラブホ前に到着する


「ここすか」


ナコは躊躇なくラブホに入る


「ちょっと」


後からユウキが続いていく


「今日は私が支払うから」


「あっありがとうございます」


ナコはお金を入れカードを受け取る















306

ガチャ


ナコが電気をつけ、カーテンを開ける
























「ちょっと、カジタさん」



ナコがいきなりユウキのチャックを開け

ユウキのモノに唇をつける




「いつも急すぎますって…」




ナコがユウキのモノを咥える






はっはっは


ユウキの呼吸が荒くなる



「どうしたの?ここ、

大きくなってるよ」




ハ…ハ…ハ





「ねえこんなに大きくして、気持ちいんだね」



ユウキは堪らなく全身の力が抜けていく






「カジタさん、俺いれたいっす」




「ダメ、入れるのは」




「それはだめなんすか…」



「気持ち良くしてあげるから、ほら」




「あっもうだめです、」




イクッ…



ユウキはナコの口の中ではてる


















「カジタさん、俺これだけじゃ嫌っす」




「じゃどうしたいの?」



「カジタさんとやりたいっす」



「じゃ私のお願い聞いて」



「遊び相手ってことすか?別に良いっすよ俺」



「ただの遊び相手じゃないわよ」



「どんな?」



「私のペットになって」


「ペットって…



俺そんな趣味ないっすよ」




「私のペットになる気ない?」



「ペットはさすがにないっすよ」



「私のペットになる気ないの?みんななってくれるよ」



「みんなって…嫌っすよ、俺」



「じゃこの話はなかったことで、帰りましょう」



「はい」



ペットはさすがに無しだな

てかどんな趣味してるんだよ…



「送ります」


「いい、ここで解散で」



「ここで解散すか」


「じゃ、」



ナコは扉を閉める




俺完全に遊ばれてるな……

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