第5話 比較

カジタさん…








ナコは事が終わると

ウガイに向かった


ユウキは暫くじっとしたまま

動けずにいた


「気持ち良かった?」

ナコがタオルで口を拭きながら

聞く


「ええ、まあ」


「こんな事して大丈夫なんすか?」


「どうして?」


「どうしてって、旦那さんいるじゃないですか」


「それとこれとは別よ、別物」


「そー言う考えなんすね」


「ねえ、私の遊び相手にならない?」


「遊び相手って…」


「退屈な日常に刺激欲しくて」


「よして下さいよ、これっきりにして下さい、」


「悪い話じゃないと思うけど」


「面倒な事に巻き込まれるのごめんですから、」


「じゃそれならいーけど、帰る?」


「帰りますよ、もう」


ユウキはティシュで拭き

ズボンを履いた


車中ずっと2人は無言のままいた


(遊び相手か、別に悪い話じゃない、確かに気持ちよかったけど…)


ただハマるとその快楽から抜けれない気がしてユウキは踏み入れるのを怖がった



いやもう一歩踏み入れたのか…









それから1週間後

ユウキはチラチラ、ナコを見つめるが

ナコは何事も無かったかの様に仕事を進める



よくそんな普通の顔で仕事出来るわ…



ユウキはあれからナコの事が気になっていた



プルプル

ミサコから連絡が入る


「もしもし」


「あーユウキ今日会いたい」


「今日仕事早く終わるから家行くよ」


「分かった、待ってる」





はあ、忘れよ、あの女の事は。

ユウキは急いで仕事を終わらせる




ピンポーン


ミサコが出る


「早かったね、ご飯作ってる」


「おお、サンキュー」


机には肉じゃがが用意されていた


ミサコは料理うまいんだよな


2人はいつもの会話をし、

ご飯を食べ終わる


洗い物をしているミサコに

ユウキが後ろから話しかける


「俺風呂入って寝るわ」


「あっ待って、そんな素っ気ない」


洗い物を終わったミサコがエプロンをしたまま

甘えにくる


「ねえ、しよ、久しぶりに」


「何急に?」


「だって全然してないしさ…」


「じゃ舐めて」


「もう、」


ミサコがユウキのチャックを外し舐め始める


ユウキはふとナコを思い出す


カジタさんはもっとこうしたのに


「ねえ気持ち良い?」


「うん」


ユウキは返事はするが物足りなさを感じた


カジタさんならこうするだろうかああするだろうか


ユウキはナコにされた事を思い出す



「ねえ気持ちい?」


「うん」


「あんまり気持ちよくなさそうだね」


「そんな事ないよ」



「ねえこれ入れて」


「じゃ後ろ向いて」


ユウキはミサコのズボンをずらし

パンツをめくる


「あっあっあっ」


ミサコは声を上げる


ユウキは激しく動かす



「あっイク」


「俺も…」



あっああああ


2人は軽くキスをした

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る