第5話 旅路へ
ゼンリ達は七年間の修業を終え魔物を倒す度に出ることにした、ゼンリの祖父が言うには、七年前よりも魔力が増しているという、だがゼンリ達の力もそれに匹敵すくらい強くなっている、もう負けることはないとゼンリ達は自信を持っていた。
「原山の火山を止めてほしいんじゃ、あそこから魔力を感じる、いつ噴火をしてもおかしくない、真っ先に原山へむかってくれ」と老女は言った、ゼンリ達の行き先は原山へ向かった、原山は老女が言う通りいつ噴火してもおかしくなく魔力も強かった。
原山にいる魔物達は七年前のゼンリ達では勝てないと思ったが今のゼンリ達は違う。七年前よりも強くなっている。
「俺とじゅんが、道を切り開くから二人は魔力を抜いていってくれ」とゼンリが言って先頭をきってゼンリたちが魔物をバッサリと切っていく。クマールとまりなは魔力を抜き天に魔力を返していく、山の上に行くほど強い魔物が出てくる、じゅんの斧と剣は魔力が溜まっていく、強くなっていっている自信はあったが山頂まで一気に登る体力はなく、魔物がすくないところにテントを設置しクマールが魔物がよぅてこない妖力をかけて一晩眠りにつくことにした、明日には頂上について噴火を止めることを四人の確定事項として眠りについた。
翌日テントの周りには魔物が群がっていたがクマールとまりなの魔力のおかげで
テントが潰されることはなかった。朝から魔物を倒すのもゼンリはめんどくさいと思い、剣を振り回して魔物を切り裂いた、マリナが作ってくれた朝ごはんを食べて頂上をに向けて歩いてい向かった。頂上には鬼みたいな魔物がいた、七年前この鬼に負けたことを思い出した、この魔物にユーコは食べられたんだ。「オ、オレを倒せると思うな」「ここはこれに任せてくないか?」とじゅんがいう「絶対にユーコを取り戻す」
というのでボスはじゅんに任せて、ゼンリ達は鬼に群がる雑魚たちを倒していった。
じゅんは鬼に斧を持ち走り出した、鬼の攻撃を避けながらじゅんは鬼の近くに近づき腕を切り裂いた「イ、イタイ」と言いながら右手を再生していく、魔物は急所を狙わないと再生していく、じゅんは飛び上がり頭から真っ二つに切り切り裂き呪文を唱えた、魔物に食べられた人間たちが蘇って行く、その中にはユーコの姿もあった。
ゼンリはユーコに飛びつき「大丈夫か?と声をかけるがユーコからの応答はない、何年も鬼の胃の中にいたら話せなくなるのも当然だ。頂上にテントを張りユーコを寝かした、まりなが治癒治療している間にクマールが火山の噴火を止める魔術をかけ始め火山は沈下をし始め沈下のタイミングでユーコや鬼に食べられていた人たちが目を覚ました。「なんでゼンリ達がいるの?」というのがユーコの第一声だった。
「俺たちはこのために七年間勇者を辞めた、ユーコが戻ってくるのを待っていたんだ」
「ありがとう、今のこの世界の現状教えてくれる?」
ゼンリが現状を話し始めた、この世界は火山が噴火しそうな場所は8箇所。火山が噴火が噴火して魔物が暴れまわっている場所が5箇所ある、魔物が暴れまわっている場所に関してはほぼ行きている人間がいない他の街にも勇者がいなかったわけではないが勇者達は全滅している王国から勇者の称号をもらった勇者、ゼンリ達と北の方にいる勇者達だけだと説明した。勇者は誰よりも強くないと勇者の称号は与えられない、その中で残っている勇者は二組という現状にユーコは頭を抱えた。
「次はどこへ行くの?」
「隣町の秋街に行く、とりあえずここで一泊して明日秋街に向かう」
「わかったわ」
ユーコに鬼の中の話を聞くと鬼に食べられたものは死ぬことはないという、みんながみんな不安を抱えて行きている状態で、自殺するものも出てくるが胃液で溶けることもなければなにがあるわけでもないと言っていた。
ゼンリは鬼に食べられたものは全員不安を抱えて生きている事がわかった。そうそうにも前全員を救出することを心に誓った。
勇者は戦わない 興梠司 @asahina0606
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