第3話 じゅんの七年間

ユーコがいなくなって半年じゅんはやる気をなくしていた、仲間が死ぬなんて思っていなかった。ユーコは本当に強かったのにそんなユーコが魔物に食われた、そんなのを見ていると自分もいつか食べれるんじゃないかと恐怖に怯えていた、仲間が七年後に供えて訓練しているのも知っていたがじゅんには動く気力が無かった。

半年引きこもったがじゅんは引きこもりに飽きて外に出ることにした、親父が「やっと出てきたか」とじゅんを抱きしめた。

「じゅんこれから修行に入る、文句は言わせない」


「斧使いなんていないでしょ、誰と修行するの?」


「俺を舐めるな、20年前の魔物大戦争の時に大一戦にいたんだ」

「この斧もってみろ」

じゅんが刺さってる斧を取ろうと思うが斧はびくとも動かなかった、親父が斧を手にとると簡単に抜けてしまった、この斧は力があるものにしか手に取れない斧だった。


「お前はまだ弱いんだ」


「わ、わかってるよ」


「この斧をもてるまで強くなれ」

「この斧は選ばれた者しか使えない斧だ、使えるようになれ」


「わかった」


じゅんと親父は河原で鍛えることにした、河原には雑魚の魔物が多数いた、親父はこの河原にいる魔物をすべて倒せと言われたのでじゅんは言われた通りに魔物を倒して行く、何匹も何匹も倒しても湧いてくる、親父は朝昼晩のご飯を持ってくるだけで魔物のことはなんにも話はしない、どんどん前に進むが魔力は変わらない、一年たってやっと魔力が強い場所まできていた、もう親父はご飯を持ってくることはなかった、自分で猪をとって食べるようになった、自分で作る料理ってこんな美味しかったっけ?と思うほど自分の料理の美味しさにびっくりした。


二年後、親父がやって来た「この先は一人じゃ無理だ」

「この斧を持ってみろ」二年前とは違う斧だったが妖力を持った斧だった。

「この斧を使えるだけで立派に成長したんだ、自信をもて」

じゅんは頷き先に進んでいく、魔力を強くなっているのはじゅんにも気づき始めた。

「親父この魔力はなんなんだ?」


「ここを収めてる魔物だ、コイツラを倒せばこの街も平和になる」


「平和になるならやってやるか」


魔物を倒しにつつ大ボスに立ち向かう、大ボスはただの猪みたいだったが魔力が強いと思っていた、「じゅんこれが大ボスだ」「いけるか?じゅんは少し悩んだがいいける」と返事をした。2年間の修行で少しは強くなれたきがしていたのでじゅんは2年前の失敗はしないと誓い親父と一緒にこの地域の大ボスを倒しに向かった。

雑魚達は覇気で倒せるようになっていた、近づくものはすべて覇気で倒していった。

ジュリアという魔物が猪を操っていた、ジュリアは人間の形をした魔物だ、じゅんは今まで動物系の魔物しかた推してこなかったじゅんには人形の魔物と対峙して日和ったが親父が「魔物は魔物だ、こいつは人間じゃない気にするな」という言葉で我に帰りジュリアに向かっていく、ジュリアは強かった。じゅんの斧では切ることもできずに傷を追ってジュリアの元を後にした、ゼンリとの約束の七年間で強くなろうとじゅんは誓った。


ジュリアに負けたじゅんはほぼ寝ずに修行に入った、親父もその修業を手伝ってくれた、親父はじゅんより強く歯が立たなかった、

「な、なんで2年間ざこばっかりたおさせたんだ?」

「最初から親父が稽古つけくれれば負けなくても済んだのに」


「馬鹿なこと言うな、雑魚と戦うことによってお前のHPとMPをあげていたんだ」お「お前は2年前、俺の斧を持ち上げることすらできなかった、多分いまでも無理だ」

親父から受け取った斧はストンとおちてしまった。親父の斧から妖力が複数感じる。じゅんが持ってる斧からも妖力を感じるが親父のと比べたら全然弱かった。

「この世界にある斧はすべて妖力が入っている。もちろん妖力に吸い取れる人間もいるから気をつけろ」

「ちなみにあの、魔物は俺の娘であり、お前の姉でもある、青の事実を聞かされたじゅんはあの魔物を倒して姉の魂を天に返すことに決めた。


三年後親父にようやく認められ魔物になった姉のとこへ挑戦をしにいった。姉は「うおぉぉぉぉ」と叫びながら雑魚の魔物を食い散らかしていた。姉の魔力は以前にもまして強くなっていたが、今の自分なら勝てるとじゅんは思った。

姉貴が「うぉぉぉぉ」と順のところに向かってくるので斧で肩から切り落としたが肩は再生し意味がなかった。「頭から真っ二つにするんだ」「そうしないと再生あいて魔物は殺せないぞ」姉貴を真っ二つにすることに罪悪感があったが魔物を倒すんだという気持ちで姉貴を真っ二つにすると親父がやってきた。

「お前に呪文を教えてやる」


「呪文?」


「そうだ、人を蘇らせる呪文だ」

「これは真っ二つなった魔物にしかつかない」と言って親父は呪文を唱えると胃の部分から何人かの人間が出てきた、その中に見覚えのある女性ぎた、姉貴だった。

姉貴はビクビクしながら親父のところへやってくる、その時ゴーグルに無線が入る、「親父厄介生物がでたらしい、ちょっと行ってくる」


「怪我だけはするなよ」と親父がいうので「わかった」だけ残しゼンリの元へ向かった

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