5ターン目
5ターン目:「城塞」盾・槍・殺
【GM】
「城塞」にて、シールダー、ランサー、アサシンが遭遇しました。
【GM】
歴史を感じる古城。しかし、今は歴史の重みによる壮大さよりも不気味さのほうが勝っていた。
古城のあちこちから剣をぶつけ合う音が聞こえてくるからだ。
【GM】
古城のあちこちで古びた剣を掲げ、骸骨たちが殺し合いを続けている。
そんな地獄絵図の中央。中庭でシールダーは何かを作っていた。
【GM】
という感じでエンカウントどうぞ
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「あれ……?サーバントだけ?マスターがいない」
【シールダー】
「あら、こんばんわ。勇敢なおねぇさん」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「なんだい…?この不気味な合戦場は」
【シールダー】
「ここの人たちは殺して、殺されて。そして蘇ってを永遠に繰り返しているの。素敵でしょう。小規模だけど、神話に謳われる戦いの再現だよ」
【アサシン】
「合戦に出たことの無い私が言うのも変ですが、西洋の合戦とはこういうものでしょうか?それとも、貴方の思う合戦が以上なのか」刀に軽く触れます
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「あ、こらこらいけないよ君。私達は出向いた側なんだから無礼はいけない。」
【アサシン】
「これは失礼しました。いやはや、一応敵地ゆえ念には念をと」
【シールダー】
「本当なら、死者の魂は回収するべきなんだけど…でも大神がそう命じたの。黄昏まで永遠に戦うようにと。だから、これが正しいの」
【ランサー】
「この状況でまだそんなことを言えるマイペースさは関心するが、アサシンの行いは間違ったものではないと思うぞ」
【シールダー】
ちなみにシールダーが作ってたのは人骨と武器で組み上げられた機織り機です
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「ハァ……全く現実とは思えない光景だわ。全く魔術ってのはなんでもアリなのかしら」
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「それで?貴女のマスターはどこ?まあ今この場においては居ない方が助かるんだけど」
【シールダー】
「えへへ…。マスターは部屋で戦況の監視中かな。あんまり部屋から出たがらないから、あたしはあたしで好き勝手で歩いてるわけだけど。ところで、あなたたちは何用かな」
【シールダー】
「英雄さんたちが集まっておしゃべりに来たわけじゃないんでしょう?」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「いいえ、おしゃべりに来ました。少なくとも戦いを目的としてここに来たわけではありません」
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「そうね。もっと正確に言うなら『力を借りに来た』が正しいかしら」
【シールダー】
「うん、そっか。セイバーとの戦いで消耗したはずなのにまだ戦いを続けるつもりなんだ。諦めない人、あたし好きだよ」
シールダーはにこにこ笑顔でぱちぱちと拍手する
【シールダー】
「カッコいい。もっとあなたたちが戦うのを見たくなっちゃった」
そう言うと、腰に下げていた剣を引き抜く。犠牲者たちの血を吸いつくしたかのように真っ黒の刀身を持つ剣。
その柄をアサシンに差し出す。
【シールダー】
「この剣をあなたに貸し出します。あたしの父の魔剣。この戦いのために有効に使ってね」
【アサシン】
「む。存外あっさりしたものなのですね。藤田殿、そしてランサー殿。事前に話した通り、私が受け取っても?」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「何ィ!?それほどのものをポンとくれるのか!?」
【ランサー】
「異存ない。マスターは少々取り乱しているようだが、打ち合わせ通りで頼む」
【アサシン】
「承知しました。主殿もよろしいでしょうか?」
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「ええ。貰えるものは貰っちゃいなさい。もっとも、まさか敵の力を借りるなんて思っていなかったけど」
【ランサー】
「正直、誰が味方で誰が敵だかわからんような状況ではあるがな」
【シールダー】
「強敵を前に死力を尽くして戦った。50英雄ポイント。手負いの状態でもまだ交戦の意思がある20英雄ポイント。危険を犯してあたしに力を借りに来るで20英雄ポイント。合計90英雄ポイント!そんなあなたに献上しちゃいます」
とニコニコ顔で剣を受け取るように促す
【アサシン】
「では。敵とは言えシールダー殿。西洋の剣は振り慣れてはおりませんが、いかなる獲物を使っても命を奪うという目的に変わりはありますまい。有難く、この剣お借り致す」深々とお辞儀をして剣を受け取ります
【シールダー】
「これからも頑張ってね。あなた達の戦いに大神の加護があらんことを」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「なぁアサシン君、後でそれ写真撮らせてくれないかな?ね?頼むよ…」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「できれば触らせてほしい!とったりしないから!」
【シールダー】
ええ!?一度手に取れば血を流さずにいられない魔剣にわざわざ触れたいと申すか!
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「……こういうの、触るはともかく撮って良いものなのかしら」
【ランサー】
「落ち着けマスター、貴様が触ったら危ないぞ」
【アサシン】
「私は問題ございません。ただ、私のような英霊の身はともかく、藤田様が触っても良いのでしょうか?」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「わかってはいる!わかってはいるが!これがサーヴァントの宝具でなければ是非コレクションに加えたい…!」
【ランサー】
「いい加減にしろ」
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「はあ。この人本当に大丈夫なのかしら……」
【アサシン】
「まあまあ。さて。シールダー殿とのるぅるによれば、私共は早々に立ち去ったほうが良いのでしょう。この方のマスターも、勝手に己がサーバントの宝具が1つ譲渡されたとなれば、無事に帰してはくれますまい」
【シールダー】
「あ!そうだね。宝具を渡したのは内緒でお願い!」
【ランサー】
「では、早々に立ち去るとしよう。行くぞマスター」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
「もっと早くに来るべきだったか?いやそれとも…」
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
「はいはい藤田さん。とっとと行きますよ。アサシンも言った通り、ここに居続けたら危ないんだから」
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
藤田はぶつぶつ言いながら一行の後を歩いている感じでお願いします
【シールダー】
「またねー」と立ち去る一向に手を振る
【藤田 正晴(ランサー陣営)】
私としてはこんなところです
【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】
同じくこんなところですね
【シールダー】
では、城塞から立ち去る一行を見届けたシールダー。
【シールダー】
「…………。」
【シールダー】
「…本当に期待していよ。この戦いをもっともっと盛り上げてくれるって」
にんまりと笑ってそう呟いた。
【シールダー】
〆
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