1ターン目

1ターン目:「教会」槍・騎

【GM】

■1ターン目

「教会」でランサーとライダーが遭遇しました


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「おや。こんなにも早く、私達以外の勢力に出会うとは」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「…おや、出会ってしまいましたか」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

(…まいったなぁ、ここなら誰もいないと思ったんだけど)


【ライダー】

『おいおいおい、こいつもマスターなのか?』


【ライダー】

『殺し合う覚悟が出来てる顔には…見えねえなあ。だからって俺のやる事は変わらねえけどよ』


【ライダー】

腰の銃を抜く。現代のそれではない、時代がかった古めかしい代物だ。


【ランサー】

『随分と喧嘩早いのだな、そちらがその気なら…』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「そこまでですよライダー。少々逸りすぎです」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「待つんだランサー、まだいい」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

(ランサーのサーヴァントか。あの容姿ならばおそらくは…いや、まだ断じるには早い)


【ライダー】

『わかっているさ神父さんよ、向こうのサーヴァントの面を拝むためにちょいとからかっただけさ』


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「えーと、そちらのサーヴァントのマスターさん

私こういうものでございます」

と名刺を渡そうとします


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

(警戒を促すようライダーに目配せしつつ)


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「これはご丁寧に」受け取る


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

名刺を読むと彼の個人情報と、彼が日本で博物館の館長を務めていることがわかります


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「博物館の館長…?極東でそのような職を持つ方が何故このような場に」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「私にマスターとしての適性があったらしく、それならばコネクションを作っていろいろと便宜が図れたらいいなぁと思いましてね、モノの所蔵とか」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「なんとまあ。日本人は極めて職務に忠実とは聞きますが、そのために自分の命を危険に晒すような真似をされるとは…」


【ライダー】

『俺ぁそういう奴は嫌いじゃねえな。ひと山当てる、のし上がる。その為に命を賭けるってのはわかりやすくて良い』


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「まぁ勿論生き延びなきゃいけないんですけどね!そうでもしなければこんなことには参加しませんよ、私自身の欲求なんてささやかなものしかありませんしね」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「そうですか。申し遅れましたが、私はガレアッツォ・ロッセリーニ。非才の身ながら、神父として神に仕える日々を送っております」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「これも何かの縁です。機会があれば、あなたの職務に便宜を図るのもやぶさかではありません。お互い生きて帰れれば、の話ですが」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「ありがとうございますロッセリーニ様

では何かありましたらご連絡ください」


【ランサー】

『こちらには交戦の意思はないようだ。そちらはどうする?』


【ライダー】

『おいおいわかるだろ、やる気があんならもう撃ってる』


【ライダー】

『命拾いしたな、どこの誰とも知れねえランサーよ。…いやそれは俺の方かな?ハハハッ』


【ライダー】

すっ、と自然な所作でランサーのすぐ目の前に踏み込む。


【ライダー】

『…お前はいったい、どこの何者なんだろうなぁ。俺でも知ってるような奴なのか、それとも…』


【ライダー】

ランサーに顔を近づけ、やや前のめりな姿勢で見上げるように睨めつけながら。


【ランサー】

『遠く異邦にまで名が渡っているというのは

悪い気はしないが、どうなんだろうな。あいにくそんなことを考えたことは無かった』


【ランサー】

ライダーの詰め寄りにも動じていません


【ライダー】

『そうか、そうか。なるほどな』


【ライダー】

姿勢を正して一歩退く。


【ライダー】

『お前さん、そういう手合いか』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「ライダー、そのくらいにしていただけますか」


【ライダー】

『ハハ、悪いなマスター。つい他人をからかっちまうのは俺の性分でよ』


【ライダー】

『いやあ面白いぜ、ランサー。この聖杯戦争って場で、お前みたいなタイプの人間にはどんな未来が待ってるんだろうな…』


【ランサー】

『どうもこうもない。すべきことをするだけだ

サーヴァントとしてならば尚の事』


【ライダー】

『そうかい。せいぜい頑張るこった』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「…すみませんね、ライダーはこういう性格なものでして」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「いえいえ、構いませんよ。

それに英霊らしくていいじゃないですか、こういうやりとりは。」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「そうかもしれませんね」


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「ははは、では我々はこの辺で」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「健闘を祈らせて頂きますよ」


【ランサー】

『失礼する』


【ライダー】

『せいぜい上手くやれよ』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「私達もそろそろここを引き払うとしましょう」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

これ以上何もなければお互いほどよく距離を取って遭遇状態を脱するって感じで良いですかね


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

そうですね、お願いします


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

じゃあそんな感じで


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

お疲れさまでした

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