聖杯戦争TRPGリプレイ ユグドラシルの杯

住吉

オープニング

【GM】

ちなみに、オープニング任せろよって方がいましたら雑談チャットででも立候補しておいてください。

では、まずは背景設定&監督役から


【GM】

北ヨーロッパのとある辺境の地で、時計塔と敵対する魔術組織『ユグドラシル』が新たな聖杯を作り出した。


【GM】

ユグドラシルの杯と呼ばれるそれは、世界の裏側へと沈んだ神話の神秘を掘り起こす機能を備えていた。

ユグドラシルの魔術師は神話の時代を今一度地上に取り戻そうとしているのだ。


【GM】

現在とはまるで異なる仕組みの世界を無理やり掘り当てる。現代魔術、科学文明への影響は未知数であり、数百万人規模の災厄及び大規模な気候変動が起こるものと予想された。


【GM】

事態を重く見た時計塔はユグドラシル勢力から聖杯を取り上げるため、聖杯戦争の開催を決定した。



――監督役――


【監督役】

「あれが、ユグドラシルの杯ですか。冬木の聖杯をモデルにしながらも、召喚システムに独自のアプローチが行われているようです」


【監督役】

「しかし、召喚枠が10騎とは…サーヴァント9騎を九つの世界に見立てて北欧神話への縁としているのでしょうか。とすると、残る1騎は観測者?」


【監督役】

「おっと。申し遅れました。此度の聖杯戦争を見届けるために聖堂教会より参りました監督役、シロウ・コトミネと申します。」


【監督役】

「本来、監督役は聖杯戦争の内容には関与しません。しかし、今回の聖杯戦争においては、ユグドラシル勢力に聖杯を渡した場合、神秘が暴かれるだけでなく、局所的な大災害の発生が予見されました。」


【監督役】

「よって、今回の聖杯戦争において、ユグドラシル勢力のサーヴァントを脱落させた陣営に対しては監督役から予備令呪の提供をいたします」


【監督役】

「みなさまのご健闘をお祈りしております」


【GM】

というわけで、監督役のセリフ終了!




■■■ バーサーカー陣営 オープニング ■■■


【GM】

バーサーカーさんが準備できているようなのでトップバッターお願いしましょうかね


【バーサーカー】

他にもみんな準備できてると思ってた…


【バーサーカー】

まあ早いに越したことはないので一番槍行かせていただきますか


【バーサーカー】

では…マスター奥義を使用します


【GM】

はい


【バーサーカー】

【奥義】「空想投影-ファンタズム・トレース」

取得時にマスタースキル枠を2つ減らす。

任意タイミングで発動可能。以下を適用する。

・マスターを退場させ、サーヴァントを[野良サーヴァント]として扱う。

・マスターの現在HPと同量だけサーヴァントの現在HPと最大HPを増加させる(マスター退場後も適用)。


【バーサーカー】

……。


【バーサーカー】

目を覚ます。


【バーサーカー】

僕はサーヴァント、聖杯戦争の為に誰かに召喚された。オーケー。


【バーサーカー】

ここがどこで、今がいつなのかといった基本的な情報が予めインストールされている。オーケー。


【バーサーカー】

ユグドラシルなる魔術組織の企みを打倒せねばならない。オーケー。


【バーサーカー】

さて、そろそろ大事なことに触れよう。


【バーサーカー】「……僕、誰だっけ」


【バーサーカー】

恐らくここは誰かの魔術工房。血で描かれた陣の上で僕は思案する。


【バーサーカー】

困ったことに『自分』に関する情報がまったく抜け落ちているのだ。


【バーサーカー】

ぎこちなく佇む僕一人。


【バーサーカー】

壁一面にズラリと並ぶ本棚。ここの持ち主は読書家だったのかな。


【バーサーカー】

「おーい、誰かいませんかー」


【バーサーカー】

返す声は無い。


【バーサーカー】

もう一度確認しよう。


【バーサーカー】

僕はサーヴァント、聖杯戦争の為に誰かに召喚された。オーケー。


マスターどこだよ。てか、誰だよ。


【バーサーカー】

そして最も重要なこと。


【バーサーカー】

「僕ってば、何をしに召喚に応じたんだ?」


【バーサーカー】

恐らく記憶を失う前の僕には喚ばれるなりの目的があったはずだ。しかしそれがどうにも思い出せない。


【バーサーカー】

分からないこと尽くしだ、と嘆息。


【バーサーカー】

そこらの本を手に取っていくらか読んでみるも、ジャンルから雑多でとっかかりがない。


【バーサーカー】

「けど、ユグドラシルってのをしばくって目的は本当っぽいよね」


【バーサーカー】

顔も名前も縁も分からないマスターだけれど、召喚に応じたからには一応の義理は果たしましょう。


【バーサーカー】

「とりあえずお腹が減ったな」


【バーサーカー】

書を捨てて街に出よう。もしかしたら、僕のことを知ってる誰かに会えるかもしれない。


【バーサーカー】

「うん、前向きでいいぞ。少なくとも僕はウジウジ悩むタイプじゃなかったみたいだ」


【バーサーカー】

ここから先はどこにも書いてない、きっと歪なパスティーシュ。

けどその結末は、読んでみなきゃ分からないでしょ?


【バーサーカー】


【GM】

おつおつ。初手で最大の弱点であるマスターを自ら消し去るとは恐れ入った


【バーサーカー】

今回はソロパ攻略を目指します


【GM】

がんばってください。応援しています



■■■ ライダー陣営 オープニング ■■■


【GM】

お次はガレアッツォ・ロッセリーニさんかな


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

はい。では軽くやっていきましょうかね


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「…抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「さて…来るのでしょうかね。この私と共に歩める英霊は」


【???】

『久方ぶりの現世の空気だな。よう、召喚の声に応じて来てやったぜ。…あんたその格好、神父か?』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「所属は少々特殊ですが、如何にも。至らぬながらも、神の信徒として日々迷える子羊たちを導かんとしております」


【???】

『おおーそうかそうか!いやぁ何よりだぜ、俺のマスターが俺と同じ神を信じてる、こりゃ素晴らしいことだ!』


【???】『神父さんよ、この俺…■■■■■■■■■があんたのサーヴァントとして召喚されたのはまさに神のお導きに違ぇねえ』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「ほう…あなたが、かの■■■■■■■■■とは。なるほど逸話に違わぬ覇気、身に纏う神秘もただならぬ物がありますね」


【???】

『神秘?…ハハハ、どうやら異教徒どもの思い込みが霊基に影響を及ぼしてるみてぇだな』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「なるほど…それは留意しておきましょうか。…さて、本題に入りましょう」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「召喚されたことである程度は承知の上かと思いますが、我々はこれから異端者共が【聖杯】と称するものを巡る戦いに身を投じることとなります」


【???】

『ああ、わかってるぜ。魔術の装置ごときを【聖杯】なんて呼ぶ恥知らずの異端者共を皆殺しにしてやりゃいいんだろ?』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「いささか乱暴な理解ではありますが、大きく間違ってはいませんね」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「最終的に【それ】を回収し、聖杯などではないと証明した上で我らの監視下に置く、それが目的です」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「その過程で他の参加者には退いてもらうことになります」


【???】

『退いてもらう、ねえ。退かせるの間違いじゃねえのか、ククク』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「フフ…極東には『言わぬが花』という言葉があるそうですよ」


【???】

『で、だ。召喚には応じてやったし令呪がある以上従わざるを得ねえが、それだけで俺がやる気いっぱいになるわけはねえ、ってのはわかるか?』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「まあ、あなたのような方に対して無償で協力せよというのも無理があるのは事実」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「【それ】を回収するにあたって…多少の役得があっても良いでしょう。どうせ、回収後は死蔵するだけなのですから」


【???】

『ほう…意外に話がわかるじゃねえか、神父さんよ』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「フフフ。同じ信徒として、先達に敬意を払うくらいの柔軟性はありますとも」


【???】

『どうやら上手くやれそうだな、安心したぜ。異端者も異教徒も、俺が潰してやろうじゃねえか』


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「それは何より。よろしく頼みますよ」


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

「(本当に頼みますよ。ようやく私の願いが叶う機会が訪れたのですから…)」



【GM】お疲れ様でした。悪人コンビっぽい組み合わせ


【GM】あとそうだ、OP終わったのでサーバントクラスの開示もお願いします


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

アッハイ


【ライダー】

オレ ライダー オレサマ オマエ マルカジリ


【ガレアッツォ・ロッセリーニ(ライダー陣営)】

というわけでライダーです


【GM】

まだエクストラクラス出てない




■■■ アサシン陣営 オープニング ■■■


【GM】さてお次は、朝比奈さん?


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

はーい。サクッとやっちゃいますね


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

ここにたどり着くまででも、十分な奇跡と言えるだろう。


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

魔術の家系に生まれたわけでもなく、なんなら一年ほど前にはその存在すら知らなかった自分が、今こうして聖杯戦争に参加しようとしているのだから。


【アサシン】

『問いましょう。貴女が此度の主になるのでしょうか』


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

召喚陣から現れた和装の男が、淡々と問いかける。緊張と、ほんの少しの高揚感で心臓の鼓動がうるさいけれど、なんとかそれが顔に出ないようにして、質問に答えた。


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

「ええ、私が貴女のマスターよ」


【アサシン】

『承知致しました。いかんせん出来損ないの身ではありますが、この刀、主の為に振るいましょう』


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

男は、そう言って深々とお辞儀をする。サーヴァントというものは、皆一様に礼儀正しいものなのかと思ったけれど、言葉の中に聞き捨てならないモノがあった。


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

「ちょっと待って。出来損ないってどういうこと?」


【アサシン】

『おや。これは失礼致しました。実は――』


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

「――なるほど。そういうことか……」


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

サーヴァントの事情を聞いて大いに納得した。と、同時に彼を知ることで、安堵もした。


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

「でも良いわ。少なくとも、私とアナタの行動指針は同じようだし


【アサシン】

『はい。私も安心致しました。少なくとも、我が主は仕えるに値するお人だったようですので。仮にも悪人とでも言うものなら、切り捨てておりました』


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

「冗談じゃない。私は、私の正義をなすためにここへ来たんだから。存分に働いてもらうわよ。アサシン」


【アサシン】

『承知致しました。我が主の正義、そして私の正義の為に、参りましょう』


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

おわりでーす


【GM】

お疲れ様でしたー!正義執行マン来たる


【おサブGM】

正義マン…つまりここは…団地…!?


【GM】

団地の空を飛びまわったり素手で壁を破壊する人妻と一緒にするのは流石に失礼でしょ


【GM】

朝比奈さんは…人妻じゃないよね…?


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

未婚!!!!


【GM】

よかった!!!!


【おサブGM】

人妻が結婚してるとは限らないでしょ!!!(?)


【朝比奈・B・薫(アサシン陣営)】

バツもついてないから……




■■■ キャスター陣営 オープニング ■■■


【GM】よし、では次の方


【???&マスター】

はい!


【???&マスター】

~城下町の料理屋にて~


【???】

「ハハハッ!美味いな!これも美味い!」


【???】

ほんの少し前まで彩り豊かな食事が盛られていた皿を食卓に大量に積み重ねながらも

なおも食べる手を止めようとしない男がいた。


【マスター(キャスター陣営)】

そして食卓に男がもう一人。


【マスター(キャスター陣営)】

正面で料理をかき込む男とは対照的に、もう一人の男の前にはコーヒーの入ったカップが一つあるだけだった。


【マスター(キャスター陣営)】

「それにしてもよく食べるなキャスター」


【マスター(キャスター陣営)】

「お前たちは基本的に霊体だろ?食事の必要なんて無いんじゃないか?」


【キャスター】

キャスター。そう呼ばれた男はそこで食べる手を止め、掴んでいたフォークの先を質問を投げかけた男、小宮山光也(こみやま こうや)に向けた。


【キャスター】

「他の奴らがどうかは知らねぇがなコウヤ、俺から言わせりゃあ目の前に美味そうなメシがあって、それを味わえる体があるってのに食わねぇ方がおかしいぜ!」


【キャスター】

「メシだけじゃねぇ、文化も!娯楽も!芸術も!この俺の知らねぇ物が目の前にいくらだって広がっている!」


【キャスター】

「俺はな・・・その全てが “欲しい” から呼ばれてやったのさ」


【キャスター】

そう言ってキャスターはニヤリとした笑みを浮かべる。


【小宮山光也(キャスター陣営)】

(こっちは呼びたくて呼んでないけどな・・・)

光也はキャスターの言葉に内心苦笑いをする。


【小宮山光也(キャスター陣営)】

しかし、『世界の全て』という大それた願いを堂々と口にするこの男。


【小宮山光也(キャスター陣営)】

ユグドラシルなる連中がどんな崇高な考えを持ってるのか知らないが

そんな奴らに滅茶苦茶にされるくらいなら、目の前のこの男にでもくれてやった方がいくらか胸がすくような思いもする。


【小宮山光也(キャスター陣営)】

「そうだな・・・俺も出来るだけのことはするさ」


【小宮山光也(キャスター陣営)】

「それでこの後はどうする・・・?ユグドラシルや他のマスターがどう動くかまだ分からないが、日の出る間の散策もこれ以上は得策じゃない」


【キャスター】

「ふん・・・ならあれだ!根城に戻ってあれを見せろ!映画!」


【小宮山光也(キャスター陣営)】

「映画ねぇ・・・前の続きでいいか?」


【キャスター】「いや、ダメだ!前のは俺が出てるってから見てやったのにあの気味の悪ぃ見た目がどうも気に入らねぇ」


【小宮山光也(キャスター陣営)】

「はいはい、分かったよ」


【キャスター&マスター】

全てを欲する者と何もかもを投げ出した者。

その手が掴むのは・・・



【GM】

お疲れ様でした。思ったよりキャスターがコミカルな立ち回りしてた




■■■ フォーリナー陣営 オープニング ■■■


【GM】

さて、お次はどなたが行きます?


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

はい


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

今日も今日とてアメリカ某所


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「くーたーばーれーよっと」


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「こんだけお偉い学者さん殺したんだ、目当ての物でてくれよー」


【???】

『サーヴァント、■■■■■。ここは些か熱いな』


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「お、女ぁ?本当にお前が■■■か?」


【???】

『いかにも、私を私のまま呼び出す人間がいるとは驚きだ。フォーリナーという枠に入れられているのが少々不快だが』


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「へへへッ、まぁそう言うなよ。この方が楽しめるってもんさ」


【???】

『そもそも【これ】は私とは関係ないものなのだが…』


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「いや、関係あるね。俺は信じている。」


【???】

『人の子の考えることはわからないものだな…このような妄想を抱いているなどとは』


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

「いいんだいいんだ。さぁ行こうぜ!これからは妄想じゃなくなる世界になるさ。」


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】


【GM】

お疲れ様でした。今後が気になる組み合わせですね


【GM】

さて、お次はいかがいたしましょ




■■■ ランサー陣営 オープニング ■■■


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

誰もいないなら私が


【GM】

残り2枠ですしやりたい方からでいいかなと


【シア(セイバー陣営)】もう少しで書き終わるので先おねがいします


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

了解しました。といっても短いのですぐ終わっちゃうんですよね


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

では


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「…さて、これで前準備は終わったかな。

あとは開戦を待つだけだ、お疲れ様ランサー。

悪いね、手伝って貰って」


【ランサー】

『俺はサーヴァントだ、好きに使ってくれても構わない。

…しかしだな、予定より大分遅れているようだが

これで大丈夫なのか?』


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「いやぁ、聖杯戦争のために仕事を前倒しにして消化してたら思いの外ギリギリになってしまったね。

まぁ所詮外部の人間に出来る準備なんてたかが知れてるんだからこれでいいのさ。

さて、準備も終わった事だしメシでも食いに行こうか。」



【ランサー】

『これからこの地で殺し合うと言うのに外を出歩くのか?』


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「これから死ぬかもしれないんだ。やれることはやっておきたいだろう?」


【ランサー】

『そういうものか…?まぁいい、ならとっとと済ませよう』


【藤田 正晴(ランサー陣営)】

「いやぁ悪いね、食事が必要無い君に付き合わせちゃって!

一人で食べるとどうも味気なくてさぁ!」



【藤田 正晴(ランサー陣営)】


【GM】

お疲れ様でした。いい感じのおじ様だった




■■■ セイバー陣営 オープニング ■■■


【GM】

さて、セイバー陣営の準備どうです?ダメなら先にエネミーやりますが


【シア(セイバー陣営)】

いけます


【GM】

おっ、ではお願いしようかな


【シア(セイバー陣営)】

では


【シア(セイバー陣営)】

・・・・・・


【シア(セイバー陣営)】

幼い頃、ママが読んでくれた絵本のことをまだ覚えている。

白馬に乗った王子様、お姫様の元にやってくる運命の人。


【シア(セイバー陣営)】

「おおきくなったらシアのところにもきっと、運命の人がやってくるわよ」


【シア(セイバー陣営)】

「ママにとってのパパみたいなひと?」


【シア(セイバー陣営)】

「そうね、きっと素敵な人。あなたを幸せにしてくれる人よ」


【シア(セイバー陣営)】

私はその言葉を信じて、白馬の王子様を探し続けた。探しにいったの。待ってるだけじゃいつ出会えるかわからないもの!


【シア(セイバー陣営)】

その中でいろんな人と出会ったわ。どの人も魅力的で優しかったけど…………

運命の人、白馬の王子様とは違ったみたい……そう簡単に出会えるものではないとは思っていなかったから、辛くはなかったわ。むしろ面白かったぐらい!まるでお姫様の冒険譚みたいね!


【シア(セイバー陣営)】

そんな日々の中で、出会った人から不思議なお話を聞いたの。


【シア(セイバー陣営)】

何でも願い事を叶えてくれる素敵なものがあって、それを手に入れるには他にも欲しがってる人と取り合うことになる、っていうの。


【シア(セイバー陣営)】

……素敵だわ!まるでおとぎ話みたい!


【シア(セイバー陣営)】

私はそのお話を信じてみることにしたの。世界には不思議なことがたくさんある、私はそれを知っているもの。


【シア(セイバー陣営)】

何度も何度も旅をして、いろんな人からお話を聞いて、難しい本も読んで……

そして私は、聖杯戦争というものに参加する方法、サーヴァントというパートナーを呼び出す方法を知り、実際にやってみたの。


【シア(セイバー陣営)】

……その時のことは、よく覚えていないようで忘れられない、夢のような瞬間だった。

だって、だって!あんなことが起きるなんて思ってなかったんだもの!


【シア(セイバー陣営)】

私の目の前に「白馬の王子様」がいきなり現れるだなんて!


【シア(セイバー陣営)】

シルクのような金色の髪に輝く王冠。絵本で見た王子様のような素敵なお洋服に綺麗な装飾の付いたマント。横には本当に白馬がいるの!びっくりしたわ!

何より素敵なのはいつ見ても優しく微笑んでいる口元に、私だけを見つめている綺麗な瞳……


【シア(セイバー陣営)】

「……ああ、夢みたいだわ」


【???】

「夢なんかじゃないさ、私のお姫様」


【シア(セイバー陣営)】

「ええ、そうね、夢じゃないわね。あなたはここにいるんですもの!」


【???】

「そう、私はここにいるよ。君のため、私のお姫様に出会うためにここにいるんだよ」


【シア(セイバー陣営)】

「……お姫様!素敵な響き、ずっと夢に見ていた響きだけど……今は違う呼び方がいいわ」


【???】

「おや、そうかい。それじゃあ……シア、と呼べばいいかな」


【シア(セイバー陣営)】

「それも素敵!パパとママから貰った大好きな名前!何度だって呼んで欲しい、聴かせてほしいけど……それも違うの。ごめんなさい。わがままな女の子は嫌い?」


【???】

「嫌いだなんてありえないよ。そんなところも可愛いなって思ってしまうぐらいさ」


【???】

「……それで、そんな愛しいキミのことを、私は何と呼べばいいのかな」


【シア(セイバー陣営)】

「それはね……マスター!今の私はそう呼ばれるんだって教えてもらったの!」


【???】

「わかったよ、マスター。私のマスター」

「さあ、マスター。マスターは私に何をしてほしい?」


【シア(セイバー陣営)】

「そうね……白馬の王子様に出会うって願いはもう叶ってしまったものね。どうしようかしら?

……そうね、マスターらしく聖杯?を手に入れるとして…………そこは手に入れてから考えましょう!」


【シア(セイバー陣営)】

「その前に私、白馬の王子様に会ったらやってほしかったことがたくさんあるの!どれからやろうかしら……いざ願いが叶ってしまうと少し困ってしまうわ」


【???】

「それなら私と一緒に考えよう。時間はたくさんある。ひとつずつ、君のやりたい事を楽しもうじゃないか」


【シア(セイバー陣営)】

「……そうね!時間はたくさんあるわ!たくさんあるものね!それじゃあね……最初はここを見て回りましょう!ここも絵本に出て来るみたいな素敵な景色だもの!」


【シア(セイバー陣営)】

「それじゃあ、連れて行ってくださる?わたしの王子様。わたしのセイバー」


【セイバー】

「わかった、それじゃあ行こうか」


【シア(セイバー陣営)】

セイバーは私の手を優しく取り、白馬の背中に乗せてくれた。

夢みたい。わたしの元に本当に白馬の王子様がやって来て、わたしはまるでお姫様みたい。


【シア(セイバー陣営)】

でも夢じゃないの。身体に感じる風も、抱きしめたセイバーの温かい背中も、これが夢じゃないって教えてくれる。


【シア(セイバー陣営)】

……聖杯戦争、って名前は少しぶっそうだけど。

わたしには、私の王子様がいるもの。

きっと、きっと大丈夫。


【セイバー】

「大丈夫だよ。」


【セイバー】

「マスターには私がいるからね。」


【シア(セイバー陣営)】

「……ありがとう、セイバー」


【シア(セイバー陣営)】

ながながしつれいしました


【GM】

すごく、すごいです!


【GM】

OPだけで各自のキャラが立っていて面白かったですね


【GM】

では最後にエネミー側をやらせていただこうかな。


【GM】

エネミー①とエネミー②は自分が作りました。真名隠す気がないOPやりますので、みんな真名当てクイズやってね




■■■ シールダー陣営 オープニング ■■■


【GM】―エネミー①―


【ユリウス(シールダー陣営)】

「魔術協会が魔術師たちをよこしてきたか。予定外ではあったが、結果的に10騎すべての枠を埋めることができたのだ。計画の上では問題はないか」


【ユリウス(シールダー陣営)】

古城の片隅で老紳士が呟いた


【シールダー】

「んー?どうしたの、マスター」


【ユリウス(シールダー陣営)】

能天気に聞こえる声がすぐ横から響いた。無垢な少女の声。だが、そう聞こえてしまうのは彼女を知らないからだろう。数多の戦士を終わらない戦いに巻き込んだ魔女を。


【ユリウス(シールダー陣営)】

「ユグドラシルの杯の召喚権が全て分配された。これより、ユグドラシルの杯を起動する。シールダー、アレを」


【シールダー】

「はーいっ」


【シールダー】

シールダーはルーン文字の刻まれた円盾を掲げる。


【シールダー】

「この戦争に呪いあれ。大神命令・死廻舞勇(ヒャズニング・トーテンターツ)!」


【シールダー】

円盾から赤黒い雫が地面に垂れる。

それは波紋のように広がっていき…大地に眠る戦争の記憶を呼び起こした。


【シールダー】

城塞のあちこちから骨の軋む音がする。遥か地下深くに眠っていたヴァイキングたち…もはや骸骨と化したそれらが石畳を剥がして出現し、互いにボロボロになった剣をぶつけ合う。

それは地獄がこの世に顕現したかのような光景だった。


【シールダー】

「準備できたよ。それで?あたしはどうすればいい?」


【ユリウス(シールダー陣営)】

「お前はこの戦争にいるだけで意味がある。前に出る必要はない」


【ユリウス(シールダー陣営)】

神話に由来する北欧の地で聖杯戦争を開催するだけでは神話の世界を呼び起こすほどの"縁"は結べない。だからこそ、このサーヴァントが必要だった。


【ユリウス(シールダー陣営)】

生者と死者が入り乱れる戦場、そしてその場に"シールダーがいる"ことによって、ラグナロクまで続いた戦争の再現とするのだ。


【シールダー】

「おっけー。まあ、"この姿のあたし"は戦うより後ろにいたほうが似合ってるよね」


【ユリウス(シールダー陣営)】

「…お前を侮っての発言ではない。」


【シールダー】

「ん?気にしてないよ?それに、"英雄を殺す"のも、"英雄たちが争うのを見る"のも同じくらい好きだから」


【シールダー】

数多の英雄の命を奪った死神はそう言って笑った。



【GM】

というわけで、エネミー①はシールダーでした。


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エネミー紹介文

シールダー(楯の乙女)

ユグドラシルの杯という聖杯戦争を成立させるために召喚された特殊なサーヴァント。

ルーンが刻まれた円盾と光の槍"大神宣言"を持つ半神半人の乙女。


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【GM】

ちなみにですが、大神命令・死廻舞勇(ヒャズニング・トーテンターツ)はスキル名で、大神宣言(グングニル)は宝具の真名解放ではないので、これらで真名看破はできないということでよろしおす


【おサブGM】

ヒントにしてね。


【GM】

エネミーはRPの機会少なそうだったからオープニングでネタバレかましました。頑張って当ててね


【GM】

ではお次行きます



■■■ チェイサー陣営 オープニング ■■■


【GM】―エネミー②―


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

「………。」


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

いったい、どこで歯車が狂ったのか。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

あのサーヴァントを呼び出してからというもの、常に不安と焦りが付きまとう


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

これまで私はユグドラシルの構成員として上手くやってきたはずだ。物品の情報を読み取る魔眼で聖遺物収集に尽力したし、聖杯の作成にも力を尽くした。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

だからこそ、令呪を与えられてマスターとなった。全てはうまくいくはずだったのに。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

「一体どうしてあんな化け物を召喚してしまったのよっ…!」


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

召喚術式に問題はなかった。触媒だって「世界最古の毛皮の化石」という神秘につながるにふさわしいものを用意していた。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

それなのに、呼び出されたのは燃え上がる瞳をした悪臭をまき散らす怪物だった。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

それからというもの、安心して眠ることさえできない。常にあの怪物に狙われている気がして。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

ああ、今もそうだ。部屋の隅からあの怪物が出現するんじゃないかと怯えている。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

「早く…この聖杯戦争を終わらせる」


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】

どこかであの怪物が笑った気がした。


【紅咲憐火(チェイサー陣営)】〆



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エネミー紹介文

チェイサー(追跡者)

次元も世界も超えて獲物を仕留めるまで追跡し続ける怪物。

腐臭を漂わせた肉体は絶えず変化し続ける。

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【GM】

エネミー②はこのわんこです。


【GM】

エクストラクラスとしてチェイサーを得ています。

データ的にはバーサーカーのエクストラクラス版と思っていただければ


【GM】

というわけで、エネミー2種の紹介でした



■■■ アルターエゴ陣営 オープニング ■■■


【GM】

トリはエネミー③だ。任せた


【おサブGM】

イェ


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「退屈だわ。退屈だわ!お留守番なんて嫌よ、私。」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「ええ、そうよ。こんな面白そうなことに私が参加しないなんて、そんなつまらないこと、我慢できないもの。やるったらやるのよ。おじさまが何と言おうと、今回ばっかりは我慢ならないわ。」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「……そうよ。私は魔術師じゃないもの。でも関係ないわ。聖杯なんて、ちょっと弄ってやれば…」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

───魔術組織ユグドラシル。その本拠地の一室で、場違いな少女が駄々を捏ねている。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

一見すれば微笑ましくも見えるその光景は、しかしながら部屋を満たす異様な雰囲気で異質な空間を作り出していた。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

少女の他には誰もいない。しかし部屋には何かの気配がひしめいている。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

喚く少女の他に音を立てる者は誰も居ない。しかし、ざわざわ、くすくすと囁くような笑い声が部屋を満たす。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

そして何より───この部屋には人の気配が無かった。魔術に精通する者なら即座に感じ取れるであろう。この少女の存在、その霊基は明らかに人間のものではない。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

現に今も、虚空に手を伸ばし、魔力を伸ばし、世界の理そのものを書き換えている。


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「さぁ、もう私だけの友達じゃないわ。貴方に姿を与えてあげる。私が歩みを進めていくにつれて忘れて行った彼等のように、貴方を消えさせたりはしないわ。」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「私を護るひと。私のただひとりの、大事な大事な友達。愛おしい獣。ひとごろしき竜。貴方をここに呼ぶわ─────」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

魔力が部屋に満ちる。世界が裏返り、元に戻り、そして、部屋にはもう一つの霊基、もう一人の少女が居た。


【オルム・ラーヴァ(アルターエゴ)】

「────問うわ。」


【オルム・ラーヴァ(アルターエゴ)】

「あなたが、私のマスター?いいえ、違うわ。お友達。あなたは私のお友達。」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

「そう!私たちはお友達!遊びましょう!悪戯をしましょう!きっと楽しいわ!」


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

部屋に満ちる気配が呼応するようにざわめく。新たな災厄が待ちきれないと囃し立てるように────


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】


【世界樹の『アリス』(アルターエゴ陣営)】

長くなりましたが、エネミー⓷はアルターエゴのクラスです。


【GM】

というわけでオープニング終了ですね。やり残したことはない??


【神代 真昼(フォーリナー陣営)】

大丈夫っす


【GM】

大丈夫そうですね。では本編のほうを始めていきましょう。


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