第15話氷結トド(前編)

ビョウマ日本支部は緊張した。

「日本支部の皆のもの、出来ないヤツはどんどん粛正していく」


「おぉ、ホワイト将軍。お待ちしておりましたぞ!」

「ははっ、17世さん、私、南極支部長の手を借りるとは、タイヘンジャーも強者だ」


「嫌、タイヘンジャーはどうでも良いが、改造した怪人が、バカ怪人ばかりで、皇帝ダリアンは自爆するし。困ってんのよ」

「私のIQは2億。先ずは、挨拶代かわりに氷結トドを紹介しよう、出てこい!氷結トド」

煙が立ち、その中央に鋭い牙をもつ怪人が現れた。


そこへ、3人の大神官が現れた。

「ホワイト将軍、お目にかかれて光栄ですが、氷結トドが強く見えないのですが!」

「生意気なガキだ。氷結トド、相手してやれ」


日本支部内で、大神官ガロと氷結トドとのチカラ試しが始まった。


先ずはガロが、口から10万ボルトの光線を放つと、それ氷結トドの胴体が反射板に変わり、ガロが光線を食らってしまった。

ヨロヨロのガロに、向いマイナス300℃の冷凍光線を放つとガロはこちこちに凍り付いてしまった。

氷結トドは、どどめに自慢の牙でガロの頭部に噛みつこうとしたが、ホワイト将軍が止めた。

残された、大神官はビビりまくっていた。


「どうです、ビョウマ17世」

「見事だ!氷結トドよ!タイヘンジャーを倒してこい!」

「任せろ17世。タイヘンジャーの肉で焼き肉だ!アハハハ」


煙が立ち込み、氷結ガロは消えた。

ガロは、まだ、凍りついていたため大神官ミケがガロを助けた。

「はぁはぁ、死ぬ所だった。ホワイト将軍はまだまだ怪人を作っている。アノ気難しい将軍の下では働きたくない」

「ま、ホワイト将軍の怪人のアホさで分かるわ」


タイヘンジャーVS氷結トドは次回。


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