第8話皇帝ダリアン、マサカリ大僧正
「サボテン軍曹を暗殺させてしまうのは何事か!なぜ、毒味をしない。バカ者」
3人の大神官は、ビョウマ17世にこってり絞られている。
「サボテン軍曹はな、地球防衛軍を全滅させた英雄だぞ!毒殺って、なんだ!」
「我々も酒を飲んでいましたがゆえに」
「バカ者!接待で酔うとは何事だ!世界中のビョウマ幹部から抗議の電話がなりやまんぞ!」
「我々に死ねと?」
「お前らの命だけでは済ませれん」
「あの、憎き天馬博士めっ」
「間も無く、ロシア支部から皇帝ダリアン殿が日本に到着される。この基地に、無事に案内しろ!付き添いにビョウマ日本支部最高顧問マサカリ大僧正がいらっしゃる」
ゾラは、
「あの大僧正が……」
「大神官のうち、マサカリ大僧正の顔を知っているのは。最高大神官ゾラだけじゃの。ミケ、ガロ粗相のないように」
「今日は寒いのう」
「ま、マサカリ大僧正。わざわざすみません」
「ゾラよ、お前のせいではない。こちらのお嬢ちゃんは?」
「大神官の、ミケと申します」
「美しいのう。君は誰かの?」
「大神官のガロと申します」
「いい、筋肉質じゃ」
「マサカリ大僧正殿、あなたのような大幹部をお呼びだしし申し訳ない。ロシア支部長の皇帝ダリアン様がタイヘンジャーを倒すと志願されまして。昨日、サボテン軍曹を暗殺されもうした故に」
「任せて下さい、ビョウマ17世様。必ずこちらに皇帝ダリアン殿をお連れします」
「頼みましたぞ」
「ははっ」
4人はがらガロが、運転する黒いアルファードで皇帝ダリアンを迎えに向かった。
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