第4話鏡道化師
大神官ガロは酒を飲んでいた。既に2体の怪人を倒され、怒りの酒だった。
「お~、鏡道化師殿。一緒に一献いかがな?」
「ガロ様喜んで」
「君の能力は鏡に映した人間の魂を抜くことであったな?」
「そうです」
「その魂を天婦羅にして食べるんだよな」
「よだれがでますな~」
翌日。天馬博士の研究所へ荷物が届いた。
マーキュリーコーポレーションからだ。
箱の中身はモダンな姿見であった。
『さあぁ~、タイヘンジャーの頭脳。天馬博士よ、この私を見つめろ!』
天馬博士は姿見を立てて、鏡から背を向けて
、ズボンをおろした。
『天馬博士、一体何をするんだ!』
天馬博士はパンツも脱ぎ、肛門を鏡に、イボ痔の薬を塗った。
『うぇ~、気持ちが悪い』
ボンッ
姿見は鏡道化師の姿になったが、よろめいている。
「お前は、鏡道化師!ナゼ、弱っている?」
ふらふらな怪人は、
「貴様の肛門を見たからだ、オエッ」
天馬博士は鏡道化師の腹の鏡にゲートボールの玉を見ると投げつけた。
「うぎゃゃゃ」
「鏡道化師は逃げた」
そこに、タイヘンジャーが現れた。
「博士大丈夫ですか?」
「問題ない」
「怪人の後を追いますか?」
「その必要はない。鏡道化師の鏡を割ったからな」
大神官ガロ
「大丈夫か?鏡道化師殿」
「ガロ殿、もう私は長くはない。あなたとの酒は旨かった。ガロ殿。一思いに殺してく
れっ、頼む!」
「分かった」
大神官ガロは、口から殺人口臭を吐き、鏡道化師は眠るように死んだ。
そこへ、もう1人の大神官ミケがやってきた。3人の大神官の唯一の女大神官ミケは笑いながら、
「ガロさん。情けないですね。自分で怪人の息の根を止めるなんて」
「お前に何が分かる」
「次は私の番よ!おいで、アネモネ法師」
「お呼びで」
「明日、タイヘンジャーを倒しなさい」
そこへ、最高大神官ゾラがやってきた。
「まーまー、ミケよ。タイヘンジャー甘く見るなよ!」
「分かりました」
「この、アネモネ法師に任せろ」
アネモネ法師は、オオガマを
片手で持ち、
「これで、タイヘンジャーの首を落とす」
「期待してるわよ、アネモネ法師よ」
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