第三章 世界で一番、最低なキス その六
「驚いた……」
半月は唖然とする。
なんとイヴは以前クビにされ、追い出された近所の花屋で再び働き始めたのだ。イヴは何もなかったかのように商店街の花屋の店主から花を受け取った。そして半月の目の前で、出会ったあの時と同じように花の入った駕籠を持って商店街の路上に立っている。「お花売ります」と書かれた看板を首にぶら下げて、売り込みの準備を完了させたところだ。
しかし労働内容は以前と同じでも、一度見捨てられた過去は消えない。イヴの中で店主との信頼関係はもうない筈だ。
「な、なぜだ……?」
半月はイヴに何があったのかを問い詰めた。
イヴの話によると、イヴの方から店主に再び働かせて欲しいとお願いしたらしい。そこで店主は条件を三つ出したそうだ。衣食住の世話はしない。賃金は最低限しか出さない。厳しいノルマを設ける。
「はっきり言う。お前は店主に足元を見られ、労働力を都合よく買い叩かれているぞ。別に嫌な思いをしてまで働くことはないのだぞ?」
『お・か・ね・だ・い・じ』
「他の仕事を探せば良い」
『お・は・な・が・す・き』
「いやしかし……」
「……(じっ……)」
イヴが純粋な琥珀色の眼の視線を半月にぶつけて来る。
「たちが悪い……」
半月は深い溜息を吐く。
これは「納得しろ」の視線だ。半月はイヴとはまだ数か月の付き合いだが、さすがにそろそろ学習せざるを得ない。イヴは生粋の頑固者で、本気で一度こうと決めたらもう説得は不可能だ。こういう風に見つめてきたら最後、自分の方が折れるしかないと半月は知っている。
「ではイヴ、しばらくお前の仕事ぶりを見学させて貰う」
「(こくり)」
イヴは口が利けないのだ。半月にはイヴが路上の売り込みが満足に出来るとは思えなかった。半月はイヴを監視するため、近所の公園で焼き芋とコーラを大量購入して、商店街に設置されたベンチに座り込み、陣を敷いた。
…………。
……………………。
…………………………………………。
「意外と客が来るな……」
半月は七本目の焼き芋を頬張り、八本目のコーラを口に流し込みながら、そんな感想を漏らした。
半月は知らなかったが、愛想の良いイヴには常連がそれなりに付いていたようだった。時折、見知らぬお爺さんお婆さんが足を止めては久々のイヴとの再会を喜ぶ。そしてその常連はイヴに他愛もない世間話を一方的に話し、微笑みながら聞いてくれるイヴの対応に満足すると花を数本買っていった。
またイヴは常連以外の商店街を往来する人にも、邪魔にならない程度に近づいては身振り手振りで「お花売ります」の看板を掲げ、不器用だが積極的に売り込みをしている。何人かはイヴが声を出せないことが分かると同情して、花を買ってくれる人もいた。また何人かはイヴの美貌に見惚れて花を買う者もいた。
一本花が売れる度にイヴはニコニコして頭をペコペコ下げた。
イヴは初めて出会った時は死んだような目をしていたが、今では立派に客商売が出来ている。何かイヴを突き動かすものがあるようで、イヴはやる気いっぱいだった。
「ふぅむ……」
半月は何かあったらすぐ自分もイヴを手伝ってやろうと考えていたが、この調子ならその心配はなさそうだった。むしろ仕事を卒無くこなすイヴに対し、少し残念がる自分がいることに半月は気が付いた。
「ヤキモチか?」
半月は自分の仕様もない感情にがっかりする。
そうして半月が最後の十本目の焼き芋を焼け食いし終える頃には、とっくに日は沈んで辺りは真っ暗になっていた。もう夜の九時を少し回ったところで、街灯が点き、商店街の店も閉まって、往来する人もいなくなった。
おおよそ九時間の立ちっ放しの過酷な肉体労働をイヴは見事やり遂げた。イヴの努力の甲斐もあって駕籠に入った花はほとんど空になっていた。
イヴがごそごそと帰り支度を始める。
「今日はもうお終いか?」
「ん!」
「一緒に花屋まで行こうか」
半月は空になった駕籠を持ってやる。そして「頑張ったな、お疲れ様」とイヴを労い、イヴの頭を撫でた。
「ん……」
イヴは気持ち良さそうに目を細めた。そしてイヴが半月の手をおそるおそる触る。半月が「別に良いぞ」と言うとイヴは喜んで指と指を絡めて手を繋ぐ。
『あ・し・た・が・た・の・し・み』
二人で暮らし始めてまだ数か月だが、色んな事があった。人の温もりを知って、夢が出来て、人の役に立つことを覚えた。毎日少しずつ良い方向に進んでいる。だから明日が楽しみだとイヴはタブレットをゆっくりと懸命に操作して語った。
イヴらしい真っ直ぐな感想だった。
「俺だって……」
半月は自分だってイヴから沢山のものを貰っていると話したかったが、口下手でどう伝えて良いのかわからなかった。
「こんな日が続けば良いな」
「ん!」
そうして二人の終わりは突然訪れた。
半月の視界の先、まだ遠く、花屋の方角に一台の車と奇妙な人間がいた。
その車は監視や尾行に使えそうなほど車高が高く、夜の闇に溶けそうな黒塗りのワンボックスカー車であった。そしてその人間は車の手前に立っており、車の放つ強烈なヘッドライトに照らされて逆光で視認しづらかったが、何かしている様子だった。
この商店街は昼から夕方の間、歩行者天国で車両の通行は原則禁止されている。今は時間外であるが、それでも車を見かけることはあまりない。珍しかった。それにその奇妙な人間は車の前で何やら大きく蠢いていた。
半月はこの時点で訝しんでいた。
「ッっぁ……」
握ったイヴの手が震えていた。
「どうした……?」
半月は直ぐイヴの異常に気付いた。半月達は丁度街灯の真下、照らし出されたイヴの顔色は病人のように蒼ざめていて、歯をがくがく鳴らし、目を驚くほど大きく見開いて、怯えていた。
半月は視線を車と男に戻す。
距離が近づいて分かった。強い逆光であったが、光を輪郭にした闇のシルエットと僅かに街灯に照らし出された容貌が浮かび上がっていた。
ピエロのようだった。囚人の着るような黒と白の縦縞の薄汚れた服をダブダブのまま着こんでいる。片手に色取り取りの風船を沢山持っている。
ピエロはサーカスでそうするように踊っていた。観客もいない、バックグラウンドミュージックもないこの寂れた空間で、車のヘッドライトを舞台照明の代わりにしてバレリーナのように舞っていたのだ。
半月が不気味さ故に足を止めるが、向こうの奇妙な男の方から踊りながら素早く距離を詰めてくる。
この時、半月は強烈な悪意のようなものを感じていた。イヴを自身の後ろに来るようにして隠し、両拳を上げて臨戦態勢に入った。
「っゃ……!(フルフル)」
イヴが必死に首を横に振り、半月の腕を持って逃げ出そうとする。どういう理由かは知らないが、察するにイヴの悪意ある関係者で、イヴに危害を及ぼす可能性が高い。
半月は迷わない。
「イヴ、駄目だ。距離が近すぎる。逃げ切れない」
ピエロと半月が相対する。
その奇妙なピエロは白い部分がない真っ黒な眼球を持つ白人で巨漢だった。
オールバックにされたブロンドの髪は、毛が傷んでチリチリになっていてみすぼらしい。顔全体を雑に真っ白に塗り、両の瞼をトランプの模様になぞって緑色や青色に塗っている。真っ赤な裂けた口を思わせるペイントが唇から頬、両の耳へ伸びており、尖った銀色の総入れ歯を剥き出しにして嗤っていた。そして冗談のような赤い付け鼻が酷く目立っていた。
「僕とお友達になろう!」
ピエロが半月を手招きして、渋い低い声でそう言い放つ。そうして手に持っていた風船を放すと、ヘリウムか水素の入った風船が高く高く空に舞い上がっていく。ピエロはそのままヨーロッパ貴族の伝統的なお辞儀をした。ボウ・アンド・スクレープと呼ばれる右足を引き、右手をピエロ自身の胸に添え、左手を水平横方向に差し出すものだ。
それが合図となった。ピエロの背後、六人乗りと思われるワンボックスカーから二人の男達が出てきた。そして背後に控えていたのか、半月とイヴの後ろからも二人ほど走って接近してくる気配を感じる。
「話し合う余地はなさそうだ……。イヴ、俺から離れるな」
イヴは何とか呼吸を整え、心を平静に保ちながら、頷く。
半月はイヴを守りながら合計五人の相手をする必要があった。半月はまず距離の近い、前方からの二人に相対した。
「何者だ!?」
半月は今が非常事態であることをしっかり認識している。冷静で吃音は全くない。
半月が大声で叫ぶように問うが当然返答はない。
代わりに一人目の左に位置していた若い大柄な男が、半月の肌が露出しているジャンパーとマフラーの上、顔の頬辺りを狙って、バチバチと高圧電流の青白い火花を散らすスタンガンを押し当てようとする。
半月は頭を振って攻撃を躱すヘッドスリップというボクシング技術で、スタンガンを躱す。そして半月はスタンガンを持つ相手の右腕の服の袖を、自身の対角線上にある右手で掴む。
「寝ていろ」
「アガっ」
そして半月は掴んだ袖をグイっと引っ張り、大柄の男を半月の右側に引き摺り込んだ所で、空いた後頭部に左フックを叩き込む。次に相手がよろめいた所を背後に回り、相手の左側肋骨下にある脾臓と右側肋骨下にある肝臓を狙い、両拳を二連続で打ち込んだ。
大柄な男が悶絶して崩れ落ちる。
そうして半月が一人の相手をしている間に半月の真横から、今度は二人目の中年の引き締まった体を持つ中肉の男が金属バットを渾身の力で容赦なく振り下ろして来る。そこらのチンピラが振るう怪我で済ませるような甘い暴力とは違う、訓練された殺意ある攻撃だった。
半月は辛うじて両腕を上げて頭部と脊髄だけは避けて守っていたが、右肩に金属バット一度、二度、三度受ける。
「糞野郎っ……!」
半月の右肩から背中にかけて、鋭く重い衝撃。鎖骨が折れて右腕が脱臼したようであった。鎖骨、肩甲骨、右腕全体に激痛が走る。半月は四度目のバットを受けないよう何とか怯まず、全体重を乗せた後ろ蹴りで、中肉の男の腹を蹴り後方へ吹っ飛ばす。
「デフッ」
相手が地面へ仰向けに倒れ込んだところで、半月はその男の首を全体重を乗せて喉が潰れるまで三度も足刀で踏みつけた。
後方から更に二人来ている筈。敵のスタンガンや金属バットを拾う余裕もなく、半月は背後を振り返り、そのまま走って突っ込む。
三人目抜き身の痩せた老漢と、四人目の全頭マスクをした小柄な男が直ぐ傍まで来ていた。
「次は刀か……」
手前の三人目の老漢は一見して杖のように見える暗器の鍔のない刀を持っていた。そして奥の四人目の全頭マスクをした男は両手に大きめのナイフを二本持っていた。
半月が逆襲して先に走って襲ってくる気配を、今頃察知したようであった。全頭マスクをした男は二本のナイフの刃を正面に向け、それらを逆手に構える。手前の老漢は間に合わないと踏んで体勢を低く居合に構える。
半月は居合の構えを見ても臆さなかった。負傷した右腕のことなどなかったかのように、全く減速せず駆け抜けた。
抜刀術攻略の理想形は直前で減速し、刀を横に空振りさせることである。抜刀術に二の太刀はない。
しかし半月は減速せず、むしろ戦闘により高揚したであろう爆発的な感情の昂りで増した脚力と瞬発力で加速した。そして地面を蹴って跳んだ。
「ちえぃイイイイイ!」
「邪ァァァアアア!」
一閃、半月の飛び蹴りと老漢の居合が交錯する。
命運を分けたのは半月の加速という判断だった。
減速すると踏んでいた相手の刀は振りが若干遅くなり、刀の刃の根元で半月のジャンパーの上から脇腹を浅く切るだけ。一方半月の飛び蹴りは老漢の胸に刺さり、胸骨を完全に陥没させて、戦闘不能させる破壊力があった。
半月はこの一撃で勝負を決めた。半月が走り出してから僅か十数秒間の出来事であった。
その半月を見ていた全頭マスクの男は分が悪いと判断したのか、体を反転させ、携帯電話を取り出しながら逃亡した。
「イヴ! 無事か!?」
半月はイヴの安否を確認しようとイヴを探して辺りを見回すが、そのイヴがいない。悪寒が背筋を流れた。半月は左手で負傷した右肩と脇腹を押さえながら急いで道を戻る。
イヴは先ほどとそう遠くない路上に座り込んでいた。そして恐怖で腰が上がらないのか、尻餅を突いてわなわな震えていた。
そしてイヴの目の前には奴がいた。顔を近づけて抱え膝の姿勢でイヴの恐怖を楽しむかのように、また恐怖に慄くイヴを不思議がるように、一本の真っ赤な薔薇をイヴに差し出す巨漢のピエロがいた。
「どけ!」
ピエロは仲間が返り討ちにあった事など意に介さないようで、半月を無視してニコニコとイヴと薔薇の花を凝視している。
上等だ、そんな気持ちで半月は抱え膝の姿勢のピエロの首後ろに、後ろから左肘を打ち下ろした。首後ろにある頸椎は運動神経が集中する急所である。並の男なら昏倒して、前のめりに倒れる筈である。だがそうはならなかった。ピエロの首は太く、明らかに鍛えられていた。半月の左肘はピエロの首を打ち抜けなかった。
ピエロがぬるりと振り返り、その白い部分のない漆黒の瞳で半月を睨む。そして立ち上がる。ヘビー級の半月よりも縦も横も大きかった。恐らく身長は二メートル近く、体重は一二〇キログラム近くあるだろう。
そんな巨体のピエロが何をするかと思えば、大きなズボン中に手を突っ込み、左右のポケットからゴソゴソと何かを探す。キャンディ、ハンカチ、紙幣、その他ゴミを取り出しては捨てていく。そして最後のものはずっしり重そうだが、手の平に収まる大きさの黒い鋼の塊。
「拳銃だとッ!?」
よもやこの日本でそれを使う気か? そう半月は戦慄する。
半月は間髪入れず、ピエロの金的目掛け蹴りを放つ。ピエロの睾丸を潰すだけではない。その奥の恥骨までをも砕くつもりで放った蹴りだった。イヴと自分の自衛のため、殺すつもりで放った蹴りだった。
「チッチッチ」
しかしこの殺意ある一撃を、ピエロは片手を股の下に添えて簡単に受ける。
そしてピエロは適切な距離を取るために足で半月を突き飛ばした。三、四歩後退する半月に対し、落ち着いて拳銃を構え、半月に向けて五発発砲した。
一発は外れたが、半月は弾丸を胸部と脇腹、左腕、右腿に合計四発受けた。
「――ッッッ!」
半月は叫んだ。
半月は呻いた。
「やはり銃という物は嫌いだ。素手の方が良い」
銃弾は半月の体に衝撃の稲妻を走らせ、肉と内臓を、その内側の血管や神経を食い散らす。半月は口からマグマのような熱を感じられる血を吐き出し、そして糸の切れたマリオネットのように全身の力が抜け、その場に倒れ込む。
穴の空いた体から湧き水のようにどくどく出血する。半月は自分の作った血の水溜まりに沈む。
酷い眩暈を伴う真っ赤に染まった視界の中で、絶望に顔を歪めるイヴを見た。
「ぁ……っっ……ぁ……」
イヴは腰が抜けてしまっていたようだが、這いながら懸命に半月の体に覆い被さるようにして半月を更なる銃撃から守り、血みどろになりながら必死に出血している部分を強く押さえていた。
自分よりもずっと小さな体の少女に守られている。半月は胸を締め付けられるようだった。だが今の半月は何も出来ない。動こうと体に指令を出すも、吐き気を催す激しい頭痛が全ての行動を拒否した。
あまりに無力。ただただ無念だった。
「ハッハッハー! 今日は良い夜だね。僕達の愛の巣に帰ろうか子猫ちゃーん!」
ピエロは半月の上に覆い被さるイヴの前までやって来ると、イヴの首に手刀を入れて、イヴをあっさり気絶させる。するとイヴを肩に担ぎ、車に運ぼうとする。
満身創痍、あぁ……これは命に関わる。このまま気絶した振りをしてやり過ごそう。運が良ければ見逃されて、救急車を呼べて助かるかもしれない。そういう思いが半月の脳裏を過ぎる。
「待テ…………」
だが、魂が生存本能を容易に覆した。
「ん?」
ピエロは振り返る。
「彼女、ヲ、…………置イて行け」
今動かなければ、何ものにも代え難い大切な人を失う。その人は心の中の怪物に手を差し伸べてくれた。その人は一人ぼっちだった俺に寄り添ってくれた。その人は俺を愛してくれた。
ここで立たねば母を殺めた時のように、永遠に後悔する。
死んだって構わない。半月はそう念じる。
脳のリミッターを解除する。全身に最後かもしれない命令を出し、最期の力を振り絞る。虚勢を吐き、全身を震わせ、大量に出血し、消えゆく意識の中で、半月は辛うじて立ち上がった。
「ふふふ…………はははは、…………フハーハッッハッッハァァアアあああああああああああああああ!」
誰もいない夜の街の中で、ピエロの歪んだ高笑いが木霊する。
ピエロはイヴを優しくその場に降ろし、拳銃をそこら辺にポイっと投げ捨てた。そして余裕を持って半月の元まで歩いて来ると、犬歯を剥き出しにして邪悪に微笑みかけ、空いた両手を広げ、半月の背に手を回し半月を正面から優しく友好的に抱擁する。
「はッ、はッ、はッ」
半月はただ立ち続けるためだけに荒い呼吸を繰り返す。ピエロの格好、行動、発言、どれを取っても胡散臭い。だが、半月にこの抱擁を振り払う力はないのだ。
「孤独に死ね」
ピエロは半月の耳元でそう囁く。
「はッ――――――」
それとピエロは同時に半月を抱擁したまま、その背に回した両手同士をがっちり掴み合わせ、半月を抱えて持ち上げた。そのままブリッジして半月を後方に、頭から地面に落ちるよう投げた。フロント・スープレックスと呼ばれる技だった。
「救えねぇ……」
半月はここで意識を失った。
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