第6話 そこにあったはずの何か

「どうも~!!○○です。」


みたいな自己紹介はない。


そもそも芸人でもなければ、


芸でもない。


そこに


あったはずで


当然、


そこにあり続けているはずの、


何か


は、失われてしまった。


桜隠は、ものすごい喪失感とともに、


一人、病気と闘っている


孤独の


闘士だ。


ザ・サヴァイヴァー。


シヴァリスを通り越したところに見える


一筋の光・・・。


であればいいのであるが。


まったく


こんなとりとめのない話


誰が聞いてくださるというのか。


そんなこんなで


空白の


日常が


流れてゆく。


流されてゆく・・・。


桜隠もまた、例外ではない。


つづく・・・。

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